THE 仙台 BOOK(仮)通信

第17回 リトルプレスを販売します

2015.05.24更新

 この度、リトルプレスを発行することになりました。今回は近況報告のレポートとして、仙台BOOK通信(仮)の臨時特別号を掲載します!


来たら打つのリトルプレス制作

 今、まさに今。
 28ページの冊子の産みの苦しみを味わっているところで、この原稿を書いています。

 制作秘話であれば、リトルプレスの発行後に掲載すればよいのだけれど、今しか伝えられないこともあると思い、また仕事を自分で増やしてしまいました。

 当プロジェクトでは、これまでもフリーペーパーやリトルプレスを発行していたけれど、今回はじっくり腰を据えてつくっています。
 できれば宣伝も打ちたい。あれもこれもしたいと欲張った結果、ミシマガジンも外せまいと打診。そして、今に至るわけです。

 販売する日は六月六日。仙台のブックイベントの一つ「一箱古本市」がある日。
もう一カ月を切っています。 

 この二カ月、編集、レイアウト、取材、原稿書き、メンバーの原稿確認、宣伝・・・ともう、がむしゃらにわけもわからずやってきました。今の状態はボールが来たら打つ。とにかく来たら打つ状態なので、わたしは今、バッティングセンターにいるんだと思うことにしています。ほとんどが勝手に自分で投げたボールなわけだけど・・・。

 さて、自分の原稿はほぼ完成なので、今はメンバーから上がってくる原稿の確認作業が山場です。読者により伝わるように、文章をどう直せばよいのかなど、伝え方もむずかしく頭を悩ませることもあって・・・うまくいかないことも。

 原稿の締め切り日を過ぎたら、音沙汰のないメンバーに進捗を聞いたり、今回は原稿の取り立て屋もはじめました。待っていても、原稿はあがってこないので、やはりここは心を鬼にして。(阿修羅像のように脳みそと手をいくつか持つのも良いですが・・・)

 今回は私以外の二人のメンバーと三人で制作していますが、みんな仕事をしながらなので、話をしたくてもタイミングが合わず苦労しています。行き違いも多い。

 でも、時間がないからといって、「取りあえずつくりました」という一冊にはしたくありせん。下手なりに、今の自分ができることを存分に注ぎたい。なので今回は、「やると決めたからやる」の気持ちでやっています。


 今回はチャレンジとしてリトルプレスの宣伝をしています。たくさんの方に手に取っていただきたいのと、活動継続のためには製作費を回収する必要があって、そのためには宣伝が必要と考えたからです。

 フライヤーをつくり、本屋さんや取材先のお店などに置かせていただきました。配布のお願いにあがるとき、会話の一つ一つが励みになりありがたいです。お忙しい中、はなしを聞いてくださってありがとうございます。

 欲張れば、メンバーがそういう自分の姿を見ることで奮闘、原稿に取り組んでくれれば何よりと思います。

 以前、出したリトルプレスは、メンバーが思い思いに書いた原稿をまとめたもの。あとがきは書けても、まえがきを書こうとしても書けない・・・。それはそれで面白い反面、読み返すとまとまりに欠けていたのが心残りでした。

 なので今回は、なるべく全体を統一することを目標にしました。原稿を読んで感じたことは避けずにメンバーに伝えています。一冊の本をつくるためには何が必要なのか、なんのためにつくるのか、考えさせられる出来事もありました。


ひさしぶりのフリーペーパー

 この冬、名取在住のセリ農家の三浦隆弘さんのフリーペーパーをつくしました。三浦さんはあたらしい仙台名物として定着しつつある、「仙台セリ鍋」を仕掛けた方です。(取材は2013年。編集に手間取り、恥ずかしながら二年後の発表になりました。)


 たくさんの方に三浦さんのセリ鍋を仕掛ける思いを知ってほしく、フリーペーパーは仙台市内数か所のお店で合計二百部配布しました。(内容は今回のリトルプレスに収録しているので、そちらをご覧ください。

 今回は、三浦さんのセリをつかった料理を提供するお店の方にもご協力いただけました。後日、お店にうかがい読んだ方の反応を聞かせていただくと、「やってよかった」と思いました。いちばん知ってほしい方々に伝えられたことは励みになります。

 なかなか知ることができない、仙台の街で商いをする方の声を届けること。企画としてはシンプルなテーマ。でも、取材したときに感じた驚きを受け取ってもらえたならうれしいです。
 取材を受ける人、声を伝える人、受け取る人の関係性をつくること。それができて初めて取材を受けた方も喜んでくださる。今回のリトルプレスでもそのうれしさを味わいたいと思います。


むずかしくてもチャレンジ

 これまでは、当プロジェクトで活動する人の顔が見えるようにと、インタビューはQ&A形式の構成で掲載していました。

 今回は話し手と聞き手の関係が強く出すぎないよう、一人称の語り口で構成。そのほうが、読み手が語り手の世界に入りやすいと感じたから。聞き手は見えない存在であればいいやと、編集後記に登場するくらいに留めています。

 正直、この構成には苦労しました。話し手と聞き手が同調していないと、なんだかつながらない文節も出てくるし、うまく伝わらない。言葉の過不足を切り貼りして、原稿の確認をしてもらう流れはいつになくドキドキ。きっと、できているように思えても、拙い部分もまだまだ、ある。でも、今できることを目いっぱい、やらせてもらおう。

 ここに来ていろいろとトラブルも起きていますが、焦らず対処して残りの二週間でつくりあげるつもりです。

 そして、このリトルプレスが語り手と読者の出会う場になれば嬉しく思います。ほんの少しでも街を見る目が変わり生活が楽しくなることを願っています。


■お知らせ

リトルプレス「Little piece The Sendai Books ~仙台で商いをする人のはなし~」仙台×ミシマ社プロジェクト編  

仙台の街で手にするものや、起きている出来事は、どんなの人の手によって生み出されるのだろう。
今回、発行するリトルプレスでは、仙台で商いをする人のインタビューを収録しました。
仙台の街の奥行きをつくる人たちの声に耳を傾けてください。
 
発売日 2015年6月6日(土) 下記のブックイベントで部数限定販売
モノクロ A5版 28ページ(予定) 価格400円(予価)
※一部内容に変更がある場合がございますのでご了承ください。

Book!Book!Sendai主催
Sendai Book Market 2015 Final

■日時:2015年6月6日(土) 11:00~16:00  ■場所:サンモール一番町商店街
詳細はこちらをご覧ください HP http://bookbooksendai.com/

今年は仙台の一箱古本市に参加いたします。屋号は「仙台×ミシマ社プロジェクト」。
今回は古本とリトルプレス、グッズを販売いたします。みなさまのお越しを楽しみにお待ちしております!


お便りはこちら

みんなのミシマガジンはサポーターの皆さんと運営しております。

仙台×ミシマ社プロジェクト

読めば仙台に住みたくなる本を、地元に暮らす私たちで作ってみる。

ノープラン、ノービジョン、でもノープロブレム!

バックナンバー