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『村の家 おじさんの話 歌のわかれ』中野重治(講談社文芸文庫)
明治の学生小説の白眉が『三四郎』なら、大正は『歌のわかれ』。氷山の水面上だけ描きながら、清秋の焦燥感を描く。火はわが胸中にあり、されど鬱屈。再評価すべし。
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『黒い時計の旅』スティーヴ・エリクソン著/柴田元幸訳(白水社)
もし第二次大戦でドイツが敗けず、ヒトラーも死んでいなかったら・・・。
こう書くとよくある歴史改変小説かと思われるかも知れません。しかし、実際に読んで見るとこれは脳内トリップ小説と言って良い程の強烈なインパクトを持った幻想小説です! 作者の凄まじい幻視力によって読み手は、引きずり廻されこねくり廻され、どこかみ知らぬ所へ・・・。しかし、圧倒的なリアリティが「ウソ」を本当に変えてしまいます。
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『私塾のすすめ─ここから創造が生まれる』齋藤孝・梅田望夫(ちくま新書)
強くゆらがない志を持ちながら、表情が柔らかく穏やかな研究者・探究者でありたい。自分の人生をどうデザインしてゆくか、現代を生きるものとして分かりやすい言葉で書かれており、一気に読み込める。
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『自然の実りがわかる本―完全有機農法で育てる菜園づくりの12カ月』新田穂高・城ノ内まつ子・中村顕治(山と渓谷社)
『自然の暮らしがわかる本』と合わせて、暮らしていくために必要な基本が明確に記されている。経済や環境がどう変化しようとも、生きてゆくために必要なのは「慌てず騒がずなんとか出来る自分と、地面の確保」だと思う。
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『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』内沼晋太郎(朝日新聞出版)
本の面白さを伝えるため、さまざまな試みを繰り返す内沼氏の活動がわかる一冊。本の中には、いろんな世界があり、人がある。感情があって、歴史がある。本について考え行動することで、私は未来を作っているのだと、書店員は未来をつくる仕事なのだと毎日噛み締めて働いています。

















