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『池田澄子 シリーズ自句自解1 ベスト100』池田澄子(ふらんす堂)
「ピーマン切って中を明るくしてあげた」という句を新聞で見たとき、うぉーと脳みそが裏返りそうになったことを思い出します。あと2句引用します。「砂糖醤油しみて鰈はさびしかろ」「春日遅々男結びの場合は切る」
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『知の編集術 発想・思考を生み出す技法』松岡正剛(講談社現代新書)
この本を読んでいるとすべては、編集次第なんだと教えられる。編集で一番大事なことはそれぞれの事柄を別々にほっておかずに、それらの『あいだ』にひそむ関係を発見し、つなげていくことだと。読書にも同じことが言えるなあと深くうなずいてしまった。(ますく堂にございます)
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Feb
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『象は世界最大の昆虫である ガレッティ先生失言録』池内紀 編訳(白水社)
18世紀末~19世紀初頭にドイツで高校教師をしていた著者の数々の失言が、ただただ羅列されている迷言録。生徒達のノートから不幸にも復元されてしまうことになったのだが、これだけの失言をする方もする方だと思わせるその内容は、タイトルを見ただけでは想像がつかないレベルである。
当時の教育システムは知らないが、ありとあらゆる学問で失言をしているところを見ると、現代日本の小学校のように担任がすべての授業を受け持つのだろう。しかし、専門的に学んできた地理学・歴史学ぐらいは間違わないであろうに、本当に学んできたのかわからないぐらい言い間違えている。
こんな先生が教育現場にいると危機感から自主的に学ぶ生徒も増えて、結果的に頭がよくなるんじゃなかろうかと思ってしまうのは、ゆとり教育を受けた部下・後輩が増えて1から10まで説明しないといけないわが身を思う故だろうか・・・。
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Feb
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『鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活』ハラルト・シュテュンプケ/日高敏隆 羽田節子翻訳(平凡社ライブラリー)
『地下核実験による地殻変動で消滅したハイアイアイ群島で独自の進化を遂げた絶滅哺乳類―鼻行類。鼻を使って歩くという奇妙な進化に動物学者を驚愕させ、世間を騒がせた彼らの観察記録・・・』という触れ込みで書かれているが、もちろんそんな動物は実際にはいない。袋を持った動物が現実にいるのだから、鼻で歩く動物がいたって構わないわけだが・・・。
非常に科学的に思考実験がなされており、もしかしたらいるんじゃないかと思わせてくれるだけの説得力がある、言うなれば科学的なウソのつき方の見本といってもいい一冊。UFOやら幽霊やらをあることにしたいのであれば、これぐらいのレベルで説得してほしいものである。まぁ、何でも「プラ○マ」で片づけるのを科学的と思っている科学者も説得力では同じようなもんだが・・・。普段読むことのない学術論文の体裁を取ったパロディであることが素人の私には説得力を感じさせるだけかもしれない。まずは図版からでも見ていただければ。 -
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『サマー/タイム/トラベラー(1・2)』新城カズマ(早川文庫JA)
タイムトラベルを扱ったSF小説。古今のタイムトラベルSFが紹介・採点され、時間を跳躍する少女の能力開発はプロジェクトという名のお遊びとなり、事件は起こり、ツール・ド・フランスは同じシーンを繰り返し、喫茶店では馬鹿話をしながらお茶を飲む。
青春小説とタイムトラベルは、何でこんなにも相性がいいのか。そんなことが気になってしまう。
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『G戦場ヘヴンズドア(1・2・3)』日本橋ヨヲコ(IKKIコミックス)
古くは『まんが道』に始まり、今なら『バクマン。』が売れているマンガ業界を舞台にしたコミック作品のひとつ。業界の真実というものがここに描かれているかはわかりませんが・・・。身近にいようが、言葉にしようが、思いを伝えることは難しいのだと痛感させられる、そんな物語。それでも伝える以外ないんです。みんなテレパシーも読心術も使えないのだから。
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