今日の一冊バックナンバー

  • Oct

    01

    『デッドエンドの思い出』よしもとばなな(文春文庫)

    『デッドエンドの思い出』よしもとばなな(文春文庫)

    悲しく、つらく、切ない思い出の奥に輝く、幸福な瞬間を描いた物語。5篇からなる短篇集。単行本発売のとき、入荷して店頭に出す前に、表紙のイチョウ並木に惹かれて何気なくある一篇の一部を読んだら泣けてきてしまったという思い出の一冊。秋の気分に良く合います。

    (埼玉県さいたま市 三省堂書店大宮店 神原美菜さん)

  • Oct

    02

    『誠実な詐欺師』トーベ・ヤンソン(ちくま文庫)

    『誠実な詐欺師』トーベ・ヤンソン(ちくま文庫)

    ムーミンの作者による大人のための物語です。娘は数字の誠実さを信じ、老画家は裕福に育ったため他人は自分を裏切らないと信じている。正反対の境遇だけれど、共に孤独なふたりの女性。ふたりの心理戦は読むのが辛いけど、お互いが頑なに信じていたものが揺らぎ、新しい景色が広がるような展開に、しんどかったけど読んでよかったと思いました。こんなぶつかり合いの経験が、人を大人にするのかも?

    (埼玉県さいたま市 三省堂書店大宮店 神原美菜さん)

  • Oct

    03

    『黄色い水着の謎 ――桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2』奥泉光(文藝春秋)

    『黄色い水着の謎 ――桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2』奥泉光(文藝春秋)

    超下流大学准教授「クワコー」。お金も運もない情けない男という点では「寅さん」並みだけれど、クワコーはとくに誰からも愛されず、顧問である文芸部員たちには尊敬されず、ロマンスもなく、気の利いた名言を残したりはしない。彼の真骨頂はといえば、人生を諦めきった性格、薄給のための慎ましすぎる生活、そして自滅的不貞腐れモードに入ったところで延々とつづく自虐の歌・・・。痛々しさの度を越えていて可笑しすぎるし、個人的には心が共振します(笑)。未読の方は1巻2巻どこでもいいので数ページ読んでみて笑っちゃったら買い! です。

    (埼玉県さいたま市 三省堂書店大宮店 神原美菜さん)

  • Oct

    04

    『あのころのデパート』長野まゆみ(新潮社)

    『あのころのデパート』長野まゆみ(新潮社)

    昭和に子ども時代を過ごした人には、デパートに行くことが日曜日のおでかけの定番という感覚がすごくわかるのではないかと思います。デパートの舞台裏の秘密もさることながら、ノスタルジックにさせてくれるのは著者の子ども時代の思い出話で、デザインのすてきな包装紙をコレクションしていたり、洋服のボタンが好きでジャム瓶に入れてとっておいたり・・・、という乙女らしいエピソードの数々。読めば女子力がアップするかもしれません。

    (埼玉県さいたま市 三省堂書店大宮店 神原美菜さん )

  • Oct

    05

    『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間文庫)

    『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間文庫)

    舞台は山奥、神去村。ここで林業に挑む都会育ちの若者を描きます。物語にはゆるい時間が流れ、清々しい空気を深呼吸したかのような清涼感が味わえます。主人公勇気も戸惑いながら参加する、男衆総出のお祭りの爽快感あふれるクライマックスも見どころ。読めば心にマイナスイオンが湧き上がる(かも)!

    (埼玉県さいたま市 三省堂書店大宮店 神原美菜さん )

  • Oct

    08

    『のばらの村のものがたり』シリーズ  ジル・バークレム/作 岸田衿子/訳(講談社)

    『のばらの村のものがたり』シリーズ  ジル・バークレム/作 岸田衿子/訳(講談社)

    大人になっても忘れない絵本というのは、素敵です。子ども時代に初めて「のばらの村」を訪れたときの胸のときめきを、いまだに忘れる事ができません。イギリスの田園地方では生垣が土地の境界を定める役割を担うのと同時に、昆虫や小動物のよき棲みかとなっていました。「のばらの村」はそんな茂みの中にある小さな村。そこでは、服を着たねずみたちがターシャ・テューダーも真っ青になるような(!)愛と工夫に満ちた暮らしをしています。ぱちぱちはぜる暖炉、ずらっと並んだジャムの瓶、屋根裏部屋――どこかに帰りたくなったら「のばらの村」を訪れてみるのもいいかもしれません。

    (大阪府豊中市 大垣書店豊中緑丘店 竹田亜也子さん)

  • Oct

    09

    『おくりものはナンニモナイ』パトリック・マクドネル/作 谷川俊太郎/訳(あすなろ書房)

    『おくりものはナンニモナイ』パトリック・マクドネル/作 谷川俊太郎/訳(あすなろ書房)

    たいせつなひとに贈りものをするのに、頭を悩ませたこと、ありませんか? お誕生日、クリスマス、あなたと相手にとって特別な日、特別でもナンデモナイ日。何を贈ったら喜んでもらえるだろう、このチョイスはありきたりじゃないかな・・・などなど、相手の顔を思い浮かべながら、ああでもないこうでもないと悩む時間こそ、プレゼントの醍醐味かもしれません。この本の主人公であるネコのムーチも同じに、たいせつなあの子に贈りものをするのに、ああでもないこうでもないと悩んでいます。ムーチは結局どうしたんでしょう。その答えと一緒に、たいせつなあのひとに、この本を贈るのはいかがでしょうか。

    (大阪府豊中市 大垣書店豊中緑丘店 竹田亜也子さん)

  • Oct

    10

    『河童が覗いたヨーロッパ』妹尾河童(新潮文庫)

    『河童が覗いたヨーロッパ』妹尾河童(新潮文庫)

    いわゆる「表紙買い」というやつで、この表紙が目に飛び込んできた瞬間、レジに直行していました。妹尾河童による味のある図(イラストではなく、あえて図と言いたい)、愛嬌たっぷりな書き文字。旅行記というのは、なかなかどうしてチャーミングな本が多いものですが、なかでもこの本には不思議な吸引力があるようです。ホテルの部屋から車掌さんの制服、ドアにまつわるエチケット、北から南へいくにつれて様式が変わる窓の面白さなどなど、河童さんが心に留めた物事を、彼の手記をこっそり覗き見るかのようにして、読者もまた心に留めます。旅とは、世界を覗き見することなのかも。本と旅はよく似ているからこそ、旅行記はいっそう魅力的なのでしょう。

    (大阪府豊中市 大垣書店豊中緑丘店 竹田亜也子さん)

  • Oct

    11

    『新星座巡礼』野尻抱影(中公文庫)

    『新星座巡礼』野尻抱影(中公文庫)

    「星はすばる」とは、かの有名な枕草子の一文ですが、星について語った文章には名文が多いように思います。その筆頭として挙げたいのは、野尻抱影。島村抱月が名づけた抱影という筆名もさることながら、星々への思いの丈を綴った彼の文章の詩的なことといったら、赤面もの。さながらラブレターのようでもあります。読み終わったら、きっと星のとりこになっているはず。秋の夜長は、本を読むのと星座を探すのにはうってつけです。

    (大阪府豊中市 大垣書店豊中緑丘店 竹田亜也子さん)

  • Oct

    12

    『忘れられた日本人』宮本常一(岩波文庫)

    『忘れられた日本人』宮本常一(岩波文庫)

    旅する民俗学者・宮本常一のフィールドワークの集大成ともいえる名著。民俗学ってこんなに面白いのか、と気付かせてくれた一冊です。歴史という分厚い地層の中で埋もれてしまいがちな、あるいは埋もれることを余儀なくされた人びとの声が、語りの勢いそのままに活写されています。「世間師」という言葉に興味をそそられたら是非。こんな日本があったし、こんな日本が今も続いているのです。

    (大阪府豊中市 大垣書店豊中緑丘店 竹田亜也子さん)

  • Oct

    15

    『作家の酒』池部良 小松左京 吉田暁子ほか(平凡社コロナブックス)

    『作家の酒』池部良 小松左京 吉田暁子ほか(平凡社コロナブックス)

    文士26人の"呑み"が写真と文で綴られています。真似して呑みたい酒、食べたい肴がいっぱい。何より、酔う表情が良し。ちょっとダメで、何かバカで、可愛くて。

    (神奈川県横須賀市 平坂書房MORE'S店 森田春子さん )

  • Oct

    16

    『いしいしんじのごはん日記』いしいしんじ(新潮文庫)

    『いしいしんじのごはん日記』いしいしんじ(新潮文庫)

    食事日記好きで、『富士日記』や沢村貞子、飛田和緖などもっていますが、地元からすぐ、三崎でのごはんとっても美味しそう! ここモアーズにいらしたらしい記述あり。

    (神奈川県横須賀市 平坂書房MORE'S店 森田春子さん)

  • Oct

    17

    『スーパー英文法』スーパー・イングリッシュ・ラボ編(あすなろ書房)

    『スーパー英文法』スーパー・イングリッシュ・ラボ編(あすなろ書房)

    初学者が"挑戦する気になる"構成。見開きで1ステップ計120ステップを、中学レベルから学習します。左頁の問題を解いて、右頁で確認。地味に53冊売れました。

    (神奈川県横須賀市 平坂書房MORE'S店 森田春子さん)

  • Oct

    18

    『豪快さんだっ! 完全版』泉昌之(河出文庫)

    『豪快さんだっ! 完全版』泉昌之(河出文庫)

    19時の時に『かっこいいスキヤキ』を求めて以来、著者のファンです。濃いキャラたちの中でも「豪快さん」は型破り! 日本男子はこうであれ! キッチョメンや新さんや、ダンドリくんにも会ってほしいけど、品切かな? 誰か、パソコン!

    (神奈川県横須賀市 平坂書房MORE'S店 森田春子さん)

  • Oct

    19

    『まなざしの地獄』見田宗介(河出書房新社)

    『まなざしの地獄』見田宗介(河出書房新社)

    初出は1973年。永山事件を手がかりに、現代社会の負の構造を分析しています。内容が、少しも古くないことが恐ろしい。自分と他者の理解のために、傍線を引きながら読みたい本です。

    (神奈川県横須賀市 平坂書房MORE'S店 森田春子さん)

  • Oct

    22

    『超常現象の科学――なぜ人は幽霊が見えるのか』 リチャード・ワイズマン(文藝春秋)

    『超常現象の科学――なぜ人は幽霊が見えるのか』 リチャード・ワイズマン(文藝春秋)

    白い表紙に大きく両腕をひろげた少女の黒いシルエット。なんだ? と思い、手にとって帯コメントにしたがって、進めていくこと数十秒。裏表紙に幽霊が浮かび上がっている?! とひとりでテンション高くなってしまいました。内容は、最先端科学実験を用いて、占い師のバケの皮をはいだり、念力やマインドコントロールのトリックをあばいたりとガッチリとして読みごたえあります。超常現象をテーマにヒトの認知の盲点をわかりやすく解説していますので、意外とマジシャンを目指す方にもオススメです(著者は元プロマジシャン)。まずは、実物の表紙を30秒間見つめてください。

    (福岡県北九州市 ブックセンタークエスト小倉本店  道免信男さん)

  • Oct

    23

    『コンビニたそがれ堂』村山早紀(ポプラ文庫ピュアフル)

    『コンビニたそがれ堂』村山早紀(ポプラ文庫ピュアフル)

    あなたには、何か大事な探し物はありませんか? それが手に入るお店があったら・・・。「コンビニたそがれ堂」はそんな願いを叶えてくれるお店の物語。短編でどれも読むと優しい気持ちになれ、心の疲れをほぐしてくれる作品ばかりです。最近疲れたな、ほんわかしたいな、と思われる方は、ぜひご一読ください。

    (福岡県北九州市 ブックセンタークエスト小倉本店  道免信男さん)

  • Oct

    24

    『乙嫁語り』森薫(エンターブレイン)

    『乙嫁語り』森薫(エンターブレイン)

    「エマ」で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作は、19世紀後半のユーラシアが舞台の作品。山を越えて嫁いできた花嫁アミルと、その夫カルルクを中心に「家族」を描いた物語です。2人が少しずつ夫婦に、家族になっていく様子に心が温まります。また、アジアとヨーロッパが混ざり合う、独特の文化や風俗の描写の濃やかさと美しさも見どころです。

    (福岡県北九州市 ブックセンタークエスト小倉本店  道免信男さん)

  • Oct

    25

    『アーモンド入りチョコレートのワルツ』森絵都(角川文庫)

    『アーモンド入りチョコレートのワルツ』森絵都(角川文庫)

    クラシック音楽が素材として織り込まれている物語が3作品収録された短編集。どの作品も、主人公は思春期の少年少女。"ささいな変化の訪れにより、いつまでも続いていくと思っていたものが、自分の意思とは関係なく突然終わりを告げてしまう"そういった切なさの先に新しい成長を見出そうとする少年少女の心の揺らぎや悩みを描いた「切なく」も心温まる作品です。

    (福岡県北九州市 ブックセンタークエスト小倉本店  道免信男さん)

  • Oct

    26

    『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』相澤理(中経出版)

    『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』相澤理(中経出版)

    「『東大日本史』の面白さを一言で言えば、自明に思える歴史の見方、考え方に揺さぶりをかけられると、ということにあります。」前書きの言葉通り、単に知識を書かせるのではなく、歴史像を考えさせる東大日本史の入試問題を、時代別に解説しています。読んでいると自分でも解けそうな気がしてくる説明が面白く、とても読みやすい本です。

    (福岡県北九州市 ブックセンタークエスト小倉本店  道免信男さん)

  • Oct

    29

    『日本の路地を旅する』上原善広(文春文庫)

    『日本の路地を旅する』上原善広(文春文庫)

    つい先日、某週刊誌で某大阪市長のデリケートな出自に触れた記事が物議を醸しました。通常号より早く完売してからも、この号のお問い合わせは多く関心の高さが伺えます。何の? いわゆる「被差別部落問題」ですね。西日本出身の方とこの手の話をすると強く感じますけど、非常に根深い社会問題だと思います。同和利権とか逆差別とか、ポルシェ中川の事件とか、高山文彦著『どん底』のような部落差別自作自演事件とか、こういった負の印象を与えかねない事件も確かにありますが、宮崎学著『突破者』や、本田靖春著『疵』辺りから引用しまして、「人にはそれぞれ背景があり、なかには個人で負いかねる背景もある。時代は個人の選択によるものではない」という現実から目を逸らしてはいけない気もします。美達大和著『人を殺すとはどういうことか』ではありませんが、幼少期から環境的な負荷によって矯正された人格は本人の資質とは違う問題と捉える事ができるかもしれません。上原善広さんのツイッターによれば、11月17日発売の『新潮45』で、「橋下vs朝日新聞出版」について上原さんが記事を執筆されるそうですね。被差別部落出身の方が迫る被差別部落問題ですから、非常に興味深いと思います。部落問題の取っ掛かりとしては角岡伸彦著『はじめての部落問題』も本当におすすめですが、今回はこちらをオススメします!

    (東京都豊島区 山下書店大塚店 出沖慶太さん)

  • Oct

    30

    『鑑識捜査三十五年』岩田政義(中公文庫)

    『鑑識捜査三十五年』岩田政義(中公文庫)

    独断と偏見で選ぶ「事実は小説よりも奇なり」部門ナンバー1の本がこちら。客観的な物的証拠を丹念に拾っていく職業柄でしょうか、鑑識の神様とうたわれた著者が淡々と丁寧に語る、現場に残された小さな痕跡の積み重ねがジワジワと事件の核心へ接近していく様子に、いつしか引き込まれてしまうこと、請け合い。

    (東京都豊島区 山下書店大塚店 出沖慶太さん)

  • Oct

    31

    『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子(幻冬舎)

    『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子(幻冬舎)

    先日、悪質な万引き常習犯を捕まえましたところ、被害者代表、兼、参考人として、僕まで巣鴨警察署にしょっ引かれ、デカたちに囲まれて4時間以上、狭い取調べ室に拘束されました。おかげさまで、シャバの空気のうまさに気がつく事ができましたね。いや、僕は何も悪いことしてないのですが。結果オーライ。
    さて、4時間も狭い取調べ室で刑事さんとお互い顔を向かい合わせていれば多少なりとも打ち解けますから世間話のひとつやふたつ交わしつつ、色々質問してみましたところ『ふしぎな110番』(彩図社)みたいなことって日常茶飯事らしいですね。この本、随所で笑える面白い本なのでオススメですが、いっそのこと「あるあるネタ」隆盛の時流に乗っかって、「110番あるある」というタイトルに改題すれば、もっと売れるのではないでしょうか。なんちゃって(笑)
    ちなみに、僕が捕まえた万引き犯は累犯者らしく、刑務所から出てきたばかりだったそうです。「最近、刑務所に戻りたくて罪を重ねる犯罪者が多いんですよね」と、刑事さんがやり切れない表情で語っておりましたが、山本譲司著『累犯障害者』にて下関駅放火事件の犯人が著者に打ち明けた犯行動機も「火をつければ刑務所に戻れると思った」でしたね。
    刑務所といえば、坂本敏夫著『元刑務官が明かす死刑のすべて』では、前科者に社会の受皿が少なすぎる問題が指摘されていました。平成24年度の有効求人倍率(求職者1人に対してどのくらいの求人があるかを示したもの)は、大体0.7〜0.8辺りで推移していますから、前科者に限らず、一度失職した人が、再度職にありつくことはとても困難な経済環境であると言えそうです(ちなみにこの有効求人倍率は、アルバイトやパートなど、非正規雇用を含めた数字で、正社員だけの有効求人倍率は0.3〜0.4辺りらしいですね)。
    で、2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンの『さっさと不況を終わらせろ』では、失業者の技能や労働市場での価値の低下はその害が一時的なものではなく、「将来を失う」と書かれていました。浅学な僕は、こういった公な場で経済学について一席ぶてるほどの知識を備えておりませんが、「この本、結構おもしろいですよ・・・」と、そっと囁く程度にはオススメさせていただきたく思います。
    というわけでオススメしたい本は色々ありつつ(うーん、困った)、でも「今日の一冊」は、『置かれた場所で咲きなさい』にします。人はどんな境遇でも輝ける。と、信じたいから。僕が捕まえた悲しい万引き犯に捧げたい、そんな一冊だから。

    (東京都豊島区 山下書店大塚店 出沖慶太さん)