今日の一冊バックナンバー

  • Sep

    01

    『人間ゾルゲ 』石井花子(角川文庫)

    『人間ゾルゲ 』石井花子(角川文庫)

    今絶賛公開中の映画『風立ちぬ』を観に行ったときに、突然この本を思い出しました。本を読むことが楽しくて楽しくて仕方なかった中学生の頃、こんなにも「何が正しくて何が間違っているのか」を考えさせられた本は宗田理著『13歳の黙示録』と本書の二冊だけでした。当時、戦争が二人を引き合わせ、二人の日々を引き裂いたのもまた戦争であることを思うと、なんとも難しい気持ちになったことを思い出します。20世紀最大のスパイ事件といわれる「ゾルゲ事件」の主犯リヒャルト・ゾルゲ。彼を愛した日本人女性による二人の出会いから彼の処刑、その後の力強い彼女の生き様に胸を打たれる作品です。

    (ミシマ社デッチ 臼井菜摘)

  • Sep

    02

    『屍者の帝国』伊藤計劃・円城塔(河出書房新社)

    『屍者の帝国』伊藤計劃・円城塔(河出書房新社)

    伊藤計劃さんを『虐殺器官』で知り、他にももっと読んでみたいと思った頃にはすでに他界されていて衝撃を受けたのを覚えています。刊行された作品を読んでしまうと、もう読めないのかと残念に思いました。その後円城さんが芥川賞受賞会見でこの本の企画を発表され、また伊藤さんの作品が読めると歓喜しました。
    プロローグを除いてほぼ円城さんが書かれたそうですが、そういった経緯を知らずとも十分に楽しめます。期待以上の面白さで、贅沢に投入されるアイデアやガジェットはSF好きにはたまりません。

    (大阪府高槻市 大垣書店高槻店 有本純さん)

  • Sep

    03

    『空飛ぶ馬』北村薫(創元推理文庫)

    『空飛ぶ馬』北村薫(創元推理文庫)

    『私と円紫さん』シリーズの第一作にして北村さんのデビュー作。大学時代に読めたことを本当に良かったと思えるシリーズです。
    日常ミステリと呼ばれるジャンルの元祖で、謎解きは楽しく驚きに満ちています。しかし何より魅力的なのは、謎や人々との出会いを通して主人公の女子大生が成長していく姿だと思います。自分が同年代の時に読んだからこそ、そこから感じられるものがありました。ブラックな結末も多くありますが、それでもまっすぐ前を向く主人公に惹かれます。

    (大阪府高槻市 大垣書店高槻店 有本純さん)

  • Sep

    04

    『虫と歌』市川春子(アフタヌーンKCコミックス)

    『虫と歌』市川春子(アフタヌーンKCコミックス)

    正直絵は苦手です。しかし一話目を読んだときに食わず嫌いしなくてよかったと心から感じました。ユーモラスに語られるすこし不思議な物語。予想外の生命との出会いを自然に受け入れ触れ合っていく過程に、著者ならではの温かさがあります。どの話もラストが切なくはありますが、心地よい読後感と大きな感動が待っています。

    (大阪府高槻市 大垣書店高槻店 有本純さん)

  • Sep

    05

    『ブラフマンの埋葬』小川洋子(講談社文庫)

    『ブラフマンの埋葬』小川洋子(講談社文庫)

    個人的な意見ですが、一番美しい日本語の文章は小川洋子さんの文章だと思っています。童話のような文体、「異なる」ものへの愛おしさが感じられる描写、喪失感さえも美しいと思わせるストーリー・・・・・・。本書は特に謎の生き物「ブラフマン」の描写が素敵です。美しい文章で活き活きと描かれるブラフマンが可愛らしくて仕方ありません。それだけにタイトル通りのラストが非常に辛いです。

    (大阪府高槻市 大垣書店高槻店 有本純さん)

  • Sep

    06

    『パンダ銭湯』tupera tupera(絵本館)

    『パンダ銭湯』tupera tupera(絵本館)

    当店の児童書担当のイチオシ絵本。日頃絵本を読むことはほとんどありませんが、改めて大人が読んでも絵本は面白いなと思いました。内容はまさにタイトル通りですが、まさかの展開につい笑ってしまいました。いつか子どもができたら読んであげたい一冊です。きっと爆笑してくれると思います。

    (大阪府高槻市 大垣書店高槻店 有本純さん)

  • Sep

    07

    『人生の地図』高橋歩(サンクチュアリ出版)

    『人生の地図』高橋歩(サンクチュアリ出版)

    これは中学・高校と本から遠ざかっていた私が、改めて本に興味を持つきっかけになった本です。ただのヴィジュアル本じゃない。読むぞーって構えずに開くと、写真と言葉がリンクしてストンと心に響いてくる。時には耳の痛い言葉もあるけど、頑張ってみようと素直に思える。いろんな人の言葉がまとめて紹介されているページの中の普通の人の言葉にハッとしたりもします。就活で自分の人生について悩んでいた時期に出会えてよかった本です。

    (仙台×ミシマ社プロジェクト 大沼 真理奈 )

  • Sep

    08

    『紙の月』角田光代(角川春樹事務所)

    『紙の月』角田光代(角川春樹事務所)

    夜中にうっかり読み始めてしまい、一気読みでした。・・・怖かった。同著者の『八日目の蝉』もそうでしたが、登場人物の頭の中で現実と妄想の境がなくなっていく感じがリアルすぎます! 結末はわかっているのに、横領がばれそうになるシーンはドキドキして何度も中断し、胸をおさえながら読みました。

    (ミシマガジンサポーター 石原徳子さん)

  • Sep

    09

    『赤毛のアン』ルーシー・M・モンゴメリ著 村岡花子訳(新潮文庫)

    『赤毛のアン』ルーシー・M・モンゴメリ著 村岡花子訳(新潮文庫)

    定番なのであらすじ紹介抜きで。赤毛でやせっぽちのアン、腹心の友のダイアナ、頑固だけどアンを誰より愛するマリラ、無口でやさしいマシュー、人のよいリンド夫人、ハンサムなギルバート、全部大好きです。泣けるポイントは随所にありますが、アンが手違いで引き取られたことがわかるシーンは何度読んでも胸が痛くなります。訳出からすでに60年経ち、日本語としては古くなってしまいましたが、最初に出会った訳ゆえにこの訳が一番ぴったりきます。

    (本の絆 浅川まどかさん)

  • Sep

    10

    『二度殺せるなら』リンダ・ハワード著 加藤洋子訳(二見文庫)

    『二度殺せるなら』リンダ・ハワード著 加藤洋子訳(二見文庫)

    ロマンチック・サスペンスの巨匠としての名声のきっかけとなった、記念すべき作品です。父に捨てられて母と二人でひっそりと生きてきたヒロインと、ニューオリンズの没落した名家出身のヒーローが、運命によって引き寄せられます。ヒーローは有能な刑事で、ヒロインの父を殺した犯人を追ううちに政治家の陰謀に気づき、二人は絶体絶命の危機に......。サスペンスの魅力はもちろん、ヒーローがとにかくステキです。

    (本の絆 浅川まどかさん)

  • Sep

    11

    『塩の街』有川浩(角川文庫)

    『塩の街』有川浩(角川文庫)

    超売れっ子作家のデビュー作にして傑作です。「塩害」によってすべてが塩で埋め尽くされようとした世界に住む男と少女の恋愛物語。電撃ゲーム小説大賞受賞作で、ジャンルはライトノベルですが、「ライトノベルはちょっとねぇ」とお考えの方にもぜひぜひ読んでいただきたい作品です。少女は愛する男性が世界を救うために命がけの作戦に参加することを知り、「あなたのいない世界なんていらない!」と必死で引き留めようとします。なんとストレートな愛の告白でしょう。たとえ世界が終ろうとも人は恋をするのです。

    (本の絆 浅川まどかさん)

  • Sep

    12

    『働くためのコミュニケーション力』山田ズーニー(ちくま文庫)

    『働くためのコミュニケーション力』山田ズーニー(ちくま文庫)

    コミュニケーションの本は多々あれど、本書ほど「腑に落ちる」本はありません。就職したての若者向けに書かれていますが、中高年も読まなきゃもったいないと思うほど内容が充実しています。自分の意見がなぜ通らないのか、人の話を本気で聞くとはどんなことか、原点に立ち返って考えさせてくれます。単なるハウツーではなく、読んだあと時間をかけて体にしみとおっていくタイプの本。文章のうまさに何度読んでも脱帽です!

    (本の絆 浅川まどかさん)

  • Sep

    13

    『源氏物語(全10巻)』紫式部 瀬戸内寂聴訳(講談社文庫)

    『源氏物語(全10巻)』紫式部 瀬戸内寂聴訳(講談社文庫)

    高校時代古典の授業で原文を少し読まされた時は「長くて退屈」と思っていましたが、瀬戸内先生の名訳でスイスイ読めて感激しました。まさしく、日本が誇る世界の宝物です! 光源氏のダメ男ぶりに腹を立ててみたり、雅な女性たちの確執にびっくりしたり、プレイボーイの自慢話にあきれたり、宮仕えの愚痴に妙に納得したり。1000年前に書かれたとは思えないほど面白いです。

    (本の絆 浅川まどかさん)

  • Sep

    14

    『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』小山田咲子(海鳥社)

    『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』小山田咲子(海鳥社)

    生きている一瞬一瞬をキラキラさせながら、あっという間に人生を駆け抜けた一人の女性のブログ日記をまとめた1冊です。彼女が大学のレポートに悪戦苦闘している姿、恋人とケンカしたこと、旅先での出会い、そうしたささやかなひとつひとつが彼女の綴る文章からいきいきと浮かんできます。読み終わる頃には、まるで彼女と友達になったような気さえしてきて、彼女が最後の旅に出かける直前に書いた文章を読むと、胸が「きゅーっと」締め付けられる思いがします。読んだあとに、本をぎゅっと抱きしめたくなる1冊です。

    (ミシマ社デッチ 東江夏海)

  • Sep

    15

    『BILLY BAT ⑫』浦沢直樹(モーニングKC)

    『BILLY BAT ⑫』浦沢直樹(モーニングKC)

    下山事件、ケネディ暗殺、フランシスコザビエル、キリスト・・・日本の戦後最大の闇と言われる事件から西洋史の転換点まで、壮大なスケールのもと、時空を超えて展開する本作。なんと、12巻にはヒトラーまで登場・・・。一匹のコウモリが私たちを一体どこまで連れていくのでしょう? 世界史そのものを塗り替えてしまいかねない本作品は危険。ゆえに必読です!

    (三島邦弘)

  • Sep

    16

    『自由が丘の贈り物』ミシマ社編(ミシマ社)

    『自由が丘の贈り物』ミシマ社編(ミシマ社)

    自由が丘で働くようになって半年、これまで自由が丘という街にまったく無縁だった私は、「街を知りたい」一心で、仕事が休みの日には街を散策するのが癖になっていました。ある日、本屋の店頭に積まれていた一冊の本、「自由が丘の贈り物」が目に留まり、手にとってペラペラと捲るや否や、レジに並んだことを記憶しています。この本は、自由が丘という「街」を愛する人たちがどんな気持ちで働いているか、どんな志が心底にあるのか、そんな「人」たちが創っている「街の空気」をもっと好きになる一冊です。

    (あおぞら銀行 フィナンシャルオアシス自由が丘 楠田佳嗣さん)

  • Sep

    17

    『海賊とよばれた男(上)』百田尚樹(講談社)

    『海賊とよばれた男(上)』百田尚樹(講談社)

    サラリーマン生活が17年目を迎えた今、「何のために働くのか」、「私は●●●のために働きたい」、そんな熱い言葉を並べて就職活動していた自分を思い出し、もう一度初心を思い起こさせていただきました。常に、「本気」でありつづけた主人公だからこそ、発する言葉、行動の多くに、「今、目の前で自分が見聞きしている」と錯覚するような臨場感を感じたのだと思います。何度読んでも、背筋がピンとなる感覚が今も忘れられません。

    (あおぞら銀行 フィナンシャルオアシス自由が丘 楠田佳嗣さん)

  • Sep

    18

    『上方のをんな』片岡秀太郎(アールズ出版)

    『上方のをんな』片岡秀太郎(アールズ出版)

    私が仕事の関係で京都に赴任していた短い間に多くの「情」との出会いがありました。そんななかでも片岡秀太郎さんとの出会いは印象的でした。上方歌舞伎には、人助けたり、人のために犠牲になったり、「情」をテーマにした話が数多くあります。血ではなく芸で繋がっているという上方歌舞伎の伝統、魅力、そして筆者の強い思いが、話の紹介、解説を通して、歌舞伎が初心者の私でも、京都・南座に行って、生で見てみたいと思わせてくれた一冊です。

    (あおぞら銀行 フィナンシャルオアシス自由が丘 楠田佳嗣さん)

  • Sep

    19

    『育てたように子は育つ』あいだみつお(小学館文庫)

    『育てたように子は育つ』あいだみつお(小学館文庫)

    古本屋では見つからないと評判の本。大手から個人経営の古本屋を歩き回りましたが、確かに私には見つけられませんでした。タイトルだけで判断すると子育てのハウツー本のように思いがちですが、人間としての心もち、心のあり方を通して、自分という軸を持つことの大切さを強く感じ、大人にも子供にも共通のテーマである「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉が心に響きました。出会ったら、手放せない一冊です。

    (あおぞら銀行 フィナンシャルオアシス自由が丘 楠田佳嗣さん)

  • Sep

    20

    『愛しの座敷わらし』荻原浩(朝日新聞社出版)

    『愛しの座敷わらし』荻原浩(朝日新聞社出版)

    水谷豊さんが主演された映画を見てから、私は本を読みました。主人公の家族を想う心がどのように家族に広がっていくのか、家族が主人公の心にどう気づき、それぞれに悩みを抱えているなかでどう応えていくのか、座敷わらしを介して広がっていく家族の心のつながりに心温まる作品です。毎日、あわただしい生活を送っていますが、週末にふと読み直すとまた、頑張れる、そんな愛読書のひとつです。

    (あおぞら銀行 フィナンシャルオアシス自由が丘 楠田佳嗣さん)

  • Sep

    21

    『時間の比較社会学』真木悠介(岩波現代文庫)

    『時間の比較社会学』真木悠介(岩波現代文庫)

    明日のために今日がある!! ふーん、それならさ、人間最後は死んじゃうんだから結局人生なんて無意味ってこと? なんて思ったことはないですか? ぼくはけっこうそんな面倒くさいこと考えてしまうタイプです...。でもこの本を読んで「人生ははかない」とか「時間はすべてを無にする」とか誰もがそう思うんじゃないっていうことが、案外客観的な事実ではないと気づかされました。真木先生の作品はどれも明晰な分析の行間ににじむ先生の人間らしさ、生に対する真摯な向き合い方がうかがえて、うぉ〜かっけーってなります。大好きです!!

    (ミシマ社の本屋さん 渡辺久也)

  • Sep

    22

    『昨日うまれた切ない恋は』益田ミリ (ダ・ヴィンチ・ブックス)

    『昨日うまれた切ない恋は』益田ミリ (ダ・ヴィンチ・ブックス)

    「そう、そう、わかる~!」の連続。ワンシーン数ページの、どんどん読めちゃう本です。いつもの益田ミリさんのほのぼのした雰囲気からはビックリ、大人の魅力たっぷりの、素敵な女性が出てきます。切ないけれど「また恋したいなぁ」と、ひさびさに女心をときめかせ読ませてくれた1冊です。

    (図書館勤務 下林由佳さん)

  • Sep

    23

    『森へ ダリウス・キンゼイ写真集』D.ボーン&R.ベチェック(アボック社)

    『森へ ダリウス・キンゼイ写真集』D.ボーン&R.ベチェック(アボック社)

    この写真集は、19世紀末のアメリカ北西部、ワシントン州にあった開拓基地の町シードローウーリーを足場に活躍した巡回写真師ダリウス・キンゼイの写真集です。
    この本の中には、思わず目を疑いたくなるような、ありえないスケールの巨木の森を、開拓民が伐り開いている光景が広がっています。森好きとしては目の痛い光景がページをめくる度に展開されていますが、写っている人々の姿がとても誇らしげで、僕に何かを語りかけてくるようです。自然破壊の記録以上に、人間讃歌の記録だと思いました。

    (森のガイド 三浦豊さん)

  • Sep

    24

    『カリコリせんとや生まれけむ』会田誠(幻冬舎文庫)

    『カリコリせんとや生まれけむ』会田誠(幻冬舎文庫)

    大学時代の時に彼の作品を知り、たちまち僕のヒーローになった現代アーティスト、会田誠さんのエッセイ集です。世間の波風を立てようと表現をしつづけているアーティストの核心部分へお邪魔をしている気分になります。湧きつづける衝動、鋭敏でいて冷静な観察眼、そしていたって正論に思える倫理観と素直さ。是非、手に取って読んでいただきたいです。現代社会への見方が、多かれ少なかれ変わるかもしれません。

    (森のガイド 三浦豊さん)

  • Sep

    25

    『明暗』夏目漱石(新潮文庫)

    『明暗』夏目漱石(新潮文庫)

    夏目漱石先生の絶作となった作品です。作品と書きましたが、この本はその領域を離れ、もはや本の中に独立した社会が形成されているような、圧倒的な読書感を僕に与えてくれました。登場人物たちはお互いを身近な存在として日常生活を送っているものの、彼らは各々に孤立した思惑を持ち、話が進んでも互いの内面が混じり合う事もなく、日常がただ続きます。
    夏目先生には、近代的自我に目覚めた人々が形成する社会の未来がどのようになるのか、見えていたような気がします。

    (森のガイド 三浦豊さん)

  • Sep

    26

    『作家の値うち』福田和也(飛鳥新社)

    『作家の値うち』福田和也(飛鳥新社)

    文芸批評家の福田和也さんが、今も健在の作家さんの作品を対象に、点数(100点満点式)を付けて批評をするという、あえて嘲笑の矢面に立たされることを想定したとしか思えない本です。
    しかし単にその場限りの受けを狙って批評されているわけではありません。
    端的ですが言葉を尽くして批評されていて、読んで面白く、まるで隣のおじさんの世間話に聴き入ったような気分になります。あなたの好きな作家さんの作品は、はたして何点でしょうか・・・。

    (森のガイド 三浦豊さん)

  • Sep

    27

    『聖なる地球のつどいかな』ゲーリー・スナイダー、山尾三省(新泉社)

    『聖なる地球のつどいかな』ゲーリー・スナイダー、山尾三省(新泉社)

    すごい人だと思ってその人の本を読んでみても、高尚すぎて理解できなかった事はないでしょうか。僕にとっては、このお二方がまさにそうでした。そんな時にこの対談が出版されて、「代々受け継がれてきた人類の宝」とも讃えるべき深い智慧が、とてつもなく分かりやすく読めるという、まさに夢のような一冊だと思います。
    この本を読んだ直後、僕は感動のあまり、図書館を出てから夜通し街を歩きつづけました。
    身体を動かさないと感動が冷めなくてどうしようもないという読書経験をしたのは、後にも先にもこの本だけです。

    (森のガイド 三浦豊さん)

  • Sep

    28

    『「孤独の力」を抱きしめて』落合恵子(小学館)

    『「孤独の力」を抱きしめて』落合恵子(小学館)

    常にまわりの目を気にしたり、同調したりで疲れている人って、多いと思います。この本は孤独を恐れ、よくないものだと思っている人が読んだら少しラクに生きられるのではないかなと思っています。孤立と孤独は、違うのですから。

    (ミシマガジンサポーター 三宅沙弥さん)

  • Sep

    29

    『 ミドリさんとカラクリ屋敷』鈴木遥(集英社)

    『 ミドリさんとカラクリ屋敷』鈴木遥(集英社)

    建築好きなミドリさんが建てた、不思議なカラクリ屋敷に出合った作者。ミドリさんという、こんな素敵で不思議な女性との交流が作者の人生を開いていきます。とてもしあわせな出会いだなあ、と思います。

    (ミシマガジンサポーター 芦田惠美さん)

  • Sep

    30

    『そのうちプラン』ヨシタケシンスケ(遊タイム出版)

    『そのうちプラン』ヨシタケシンスケ(遊タイム出版)

    どこから開いても読んでいただけます。日常の中の「あぁあるある」ってなことから「なんだこれは?」なことまで、ヨシタケシンスケさんのゆるいスケッチ集。気持ちがくさくさしたときなどにオススメです。

    (新潟県新潟市 ジュンク堂書店新潟店 手嶋涼さん)