今日の一冊バックナンバー

  • Apr

    01

    『聖老人』山尾三省(野草社)

    『聖老人』山尾三省(野草社)

    社員旅行があった。行き先は黒潮に浮かぶ人口50人の島、諏訪之瀬島。泊まった小屋の棚に差さっていたのが、山尾三省『聖老人』。安保闘争も、中央政権のピラミッドに入ることも放棄した若者たちは「部族」をつくる。雷赤鴉族。エメラルド色のそよ風族。ガジュマルの夢族。新宿の雑踏で配る「部族新聞」。ビート。アナーキー。ひりひりとした空気が活版の頁から伝わる。もし自分があの時代に生きていたら、青春を何に懸けていたのだろう。

    (鹿児島県 燦燦舎 代表 鮫島亮二さん)

  • Apr

    02

    『生きさせろ! 難民化する若者たち』雨宮処凛(太田出版)

    『生きさせろ! 難民化する若者たち』雨宮処凛(太田出版)

    出版社で働き始める前は、ちょっとした事情を抱えて、愛知県の某自動車絶望工場で車の左ドアの部品をつける仕事をしていた。同じ工場で、名も知らない工員がプレス機に挟まれて死んだ。鹿児島に帰ってきたら、友人が派遣社員としてそこに行くという。そいつが働いていた書店が、突如として倒産したのだ。即座に、これを読め! と渡した。次に会ったとき、友人は「行くのやめました!」と笑ってた。ひとりの若者を救ったかもしれない本。

    (鹿児島県 燦燦舎 代表 鮫島亮二さん)

  • Apr

    03

    『計画と無計画のあいだ』三島邦弘(河出書房新社)

    『計画と無計画のあいだ』三島邦弘(河出書房新社)

    「会社を辞めよう」と決めたとき、同僚からもらった本。同僚は、「ずっとあげようと思っていたが、なかなか渡せなかった」という。「会社を辞めようとする背中を、押してしまうことになる」と思ったそうだ。社長に退職の意志を告げた日、朝まで街で酒を飲んだ。始発のバスで家に帰る途中、前書きを読んだだけで、ぼろぼろに泣いてしまった。帯には、「ミシマ君の真似して出版社始めたらダメだよ」とあるが、ぼくも出版社をつくることにした。

    (鹿児島県 燦燦舎 代表 鮫島亮二さん)

  • Apr

    04

    『桜島!まるごと絵本』NPO法人桜島ミュージアム、さめしまことえ(燦燦舎)

    『桜島!まるごと絵本』NPO法人桜島ミュージアム、さめしまことえ(燦燦舎)

    100年前、大正の大噴火で溶岩におおわれた火山の島・桜島。大噴火は再び、確実に起きる。著者の福島大輔さんに「大正噴火級の噴火が起きたら、どうします?」とたずねたら、「噴火したときは逃げるけど、すぐ帰ってきて災害救助ボランティアを結成するね!」と言い切った。桜島愛、あふれまくってます。災害と共に生きる人びとの知恵とたくましさと、自然の凄まじさとやさしさを詰め込みました。『桜島!まるごと絵本』、できました!

    (鹿児島県 燦燦舎 代表 鮫島亮二さん)

  • Apr

    05

    『ゼツメツ少年』重松清(新潮社)

    『ゼツメツ少年』重松清(新潮社)

    この物語は小説家であるセンセイのもとに少年からの手紙が届くところから始まります。「センセイ、僕たちを助けてください」「僕たちはゼツメツしてしまいます」こういう物語があればゼツメツしそうな少年も救えるかもしれない。そう感じさせてくれる力のある物語です。

    (ミシマガジンサポーター 上田勢津子さん)

  • Apr

    06

    『那覇の市場で古本屋――ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』宇田智子(ボーダーインク)

    『那覇の市場で古本屋――ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』宇田智子(ボーダーインク)

    「那覇の台所」こと牧志公設市場。下町情緒あふれる商店街を歩いていると、ひょっこりと小さな古本屋が現れる。その名も〈ウララ〉。「え、こんなところで本屋さん?」 ――驚くべき立地。店内は3人も入ったらもういっぱい。でも、ものすごく街に馴染んでいる。本書は店主・宇田智子さんが古本屋の日常を綴ったエッセイである。絶妙な文体で描かれる沖縄の生活。街の表情、本屋の喜怒哀楽がここに詰まっている。

    (ミシマ社営業チーム 池畑索季)

  • Apr

    07

    『ロンドンで学んだ女性の向上心』井形慶子(朝日文庫)

    『ロンドンで学んだ女性の向上心』井形慶子(朝日文庫)

    食、暮らし、文化など、イギリスについての幅広い著書を持つ井形さんが、これまでのロンドン体験と自身の歩みを照らし合わせて書かれています。ロンドンの女性というよりも、井形慶子さん流の向上心の保ち方を紹介した本。若かりし頃の井形さんの突拍子のない行動に目を丸くする場面もありますが、ちょっと気力をなくしかけた時に読むと「こんな無茶して成功する人もいるんだ!」と彼女のバイタリティーに元気をもらえます。

    (ライター 宮本さおりさん)

  • Apr

    08

    『ナガオカケンメイの考え』ナガオカケンメイ(新潮文庫)

    『ナガオカケンメイの考え』ナガオカケンメイ(新潮文庫)

    良いデザインをリサイクルさせる。新しいものを生み出すことこそデザイナーと思われがちの世界の中で、古くならないデザインの良さを語り、カリモクソファーの復刻を成功させたD&DEPARTMENT PROJECT 代表のナガオカケンメイさんの著書。「ミーティングは車に乗れる人数が最適」など、ナガオカケンメイさんの仕事の進め方、仕事論が彼のメモ書きと共に綴られています。これから社会に繰り出す新入社員の方にもおすすめです。

    (ライター 宮本さおりさん)

  • Apr

    09

    『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子(幻冬舎)

    『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子(幻冬舎)

    夫の東京転勤が決まった時、福岡での仕事を断らなければならなくなり、心にぽっかり穴が開いたようでした。書店で偶然出会ったのがこちらです。159ページの薄い本ですが、一気に読むのではなく、毎日1項目づつ読んでは自分の心と向き合うということを繰り返したくなる一冊。1日3分だけ、この本を読んでその日の事、自分自身のことを振り返る時を持ったら、引っ越しの不安や、手放すことの怖さから解放されていきました。

    (ライター 宮本さおりさん)

  • Apr

    10

    『明太子LOVE 博多っ子流ピリカラつぶうま! 新レシピ集』金澤聡子+梅森妙(双葉社)

    『明太子LOVE 博多っ子流ピリカラつぶうま! 新レシピ集』金澤聡子+梅森妙(双葉社)

    博多生活4年で驚いたことの一つが明太子の種類の多さ!博多に住まなければこんなにバラエティーに富んだめんたいワールドがあることを、私は知らずに一生を終えていたことでしょう。この本は日本の明太子の生みの親ともいえる「ふくや」監修のオリジナルレシピ93品が紹介されている他、博多で手に入る様々な明太子、関連商品が掲載されていて、まるで明太子図鑑のよう!これを見て博多に行けば、お土産選びにも困らないはずです。

    (ライター 宮本さおりさん)

  • Apr

    11

    『楽しく暮らすための共通のことば 犬語の教科書』監修/矢島信一 写真/藤代冥砂(池田書店)

    『楽しく暮らすための共通のことば 犬語の教科書』監修/矢島信一 写真/藤代冥砂(池田書店)

    実は、自由が丘を子どもと散歩中に犬の譲渡会なるものと出くわしました。そこで出会った生後9か月のワンコ。福島の多頭飼育崩壊から生後2か月で引き取られたワンコでした。犬を飼ったことはなかったのですが、娘が保護犬の状況を聞き、どうしても飼いたいと言いだし、我が家に迎えることに。犬の知識を持たねば!と思い数冊購入したうちの一冊。獣医さんの監修で内容も濃いです。飾らない、温かみのある写真も気に入っています。

    (ライター 宮本さおりさん)

  • Apr

    12

    『つながる図書館─コミュニティの核をめざす試み』猪谷千香(ちくま新書)

    『つながる図書館─コミュニティの核をめざす試み』猪谷千香(ちくま新書)

    団塊の世代の朝のたまり場となりつつある図書館。こんなに同世代の人が来てるのに、でも、みんなひとりひとりバラバラ・・・。そんな姿に少し不安を感じていたら、全国で図書館が変わりはじめている・・・こんなおどろきのレポートです。

    (ミシマガジンサポーター EishiNさん)

  • Apr

    13

    『ママだって、人間』田房永子(河出書房新社)

    『ママだって、人間』田房永子(河出書房新社)

    わたしは結婚もしていなければ、子どももいません。結婚する予定も、子どもを産む予定もいまのところ遠い未来ですが、このタイトルを見てビビビビときました。『ママだって、人間』。うん、そうだよなあ、と。「母性」という言葉で括られたり、「母親」という言葉に何かを押しつけられたり、そういうこと、きっと自分の母親にもあったんだろうなあ。とにかく、すべての子持ち父親、読むべきだと思います。「母親にはかなわない」だなんて、これを読んだらそんな言葉、とうてい言えない!

    (ミシマ社 新居未希)

  • Apr

    14

    『冷静と情熱のあいだ』江國香織・辻仁成(角川文庫)

    『冷静と情熱のあいだ』江國香織・辻仁成(角川文庫)

    男性視点(Blu)、女性視点(Rosso)の二冊で構成されているこの本は、当時、男女で交換して読むのが流行った。なぜ男女がすれ違ってしまったのか、あの時どう相手は考えていたのか。異性側のほうを読むと答えがわかるので「バカバカ違うよ〜」と、とにかく独り言が増える。交換後に相手に「あの時こう思ってたんだね〜」と、なんかごめんね的なよくわからない謝罪の気持ちを抱いてしまう。もし、喧嘩しているカップルがいれば今一度交換しながら読んでみては?

    (株式会社アンアンドアン 蓑原大祐さん)

  • Apr

    15

    『きょうのできごと』柴崎友香(河出文庫)

    『きょうのできごと』柴崎友香(河出文庫)

    ある大学生たちの一日を切り取った本。のんびりとした日常が描かれていて、自分の若い頃とリンクすることが多い。別に派手なことが起こるわけでもないのに友人とバカなことをしたり、無計画な行動をとったり。ただそれだけなのに、歳をとった今読むと、それは今ではできないことばかり。計画や目的がないと動かなかったり、つまらない大人になったのかなと若い頃の自分と会話している気持ちになれます。

    (株式会社アンアンドアン 蓑原大祐さん)

  • Apr

    16

    『カラスの親指』道尾秀介(講談社文庫)

    『カラスの親指』道尾秀介(講談社文庫)

    ある2人の詐欺師の話。みなさんウソをついたことがありますか? って残念ながらつかない人は少ないと思います。ウソをつくことはいけないことですが、人を幸せにするためのウソもある。それなら私はありだと思います。人は表面だけではなく中身を見て判断しないといけないと改めて気づかされる作品です。なぜ5人は集まったのか。詐欺師が正義のためにウソを突き通す姿に胸をうたれます。

    (株式会社アンアンドアン 蓑原大祐さん)

  • Apr

    17

    『流星ワゴン』重松清(講談社文庫)

    『流星ワゴン』重松清(講談社文庫)

    3世代の父子の物語で、過去をやり直すために過去現在を行き来するシチュエーションは、SFのようにあり得ないのだが、なぜかすんなりとこの世界に入り込める。父と息子の中にある、プライド、愛情、葛藤、すべてが絶妙に描かれている。親子はあまりにも近過ぎて、大事な大事な何かを伝え忘れて生きているのかもしれない。特に同性の親子は。親子の愛情、向き合うこと、そして許すことの大切さを教えてくれる作品。

    (株式会社アンアンドアン 蓑原大祐さん)

  • Apr

    18

    『ふくらはぎをもみなさい』槙孝子(アスコム)

    『ふくらはぎをもみなさい』槙孝子(アスコム)

    私は療法師でもあるのですが、ふくらはぎは体にとってとても大事な部分です。地球には重力があるので血液はどうしても下半身に溜まります。その溜まった血液を心臓に戻すのがふくらはぎで、ポンプの役割を果たしています。本書ではとてもわかりやすくふくらはぎのマッサージ方法や、どのような症状が起こるのかが書かれています。ふくらはぎに反応がでる症状は多くありますが、たとえば脚がむくんで悩んでいる人は、ふくらはぎを効果的にマッサージすると改善することが多いので、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか?

    (株式会社アンアンドアン 蓑原大祐さん)

  • Apr

    19

    『異界を旅する能』安田登(ちくま文庫)

    『異界を旅する能』安田登(ちくま文庫)

    掛詞や歌枕、歌語を駆使することで、能は思ってもみなかった場所までイメージを展開して連れていってしまう。主語をはっきりさせなさい、とか、日本語は主語があいまいで論理的でない、とか言われるけれど、そうであるからこそ発揮される力があるんだなあ、と日本語の力や特色にドキドキしました。この日本語の蓄積こそが私たちの財産なのでは、と思います。

    (ミシマガサポーター 佐藤朝子さん)

  • Apr

    20

    『教養としてのプログラミング講座』清水亮(中公新書ラクレ)

    『教養としてのプログラミング講座』清水亮(中公新書ラクレ)

    私は数学に苦手意識を持ついわゆる「文系人間」ですが、本書のおかげで、コンピューターを操るための「プログラミング」というものが、いったいどのような理路のもとで書かれるのか、ということに少しはイメージがつくようになった。果たして周囲を見回すと、著者が第一章で書いているように、この社会にはプログラミング的にアプローチされたことが多く観察できる。ササッと読んだだけなのに、なんだか世の中を見る際の「解像度」がより高まった気がするから不思議なものだ。とりわけ第二章と第三章には、実際にプログラマーが使う思考法やテクニックが書かれており、仕事の実務面における不具合改善に役立ちそうなヒントもいくつかあった。本書は難しくなく、新書らしい面白さを持った一冊なのでぜひオススメしたい。

    (ミシマ社営業チーム 渡辺佑一)

  • Apr

    21

    『ゆくえふめいのミルクやさん』ロジャー・デュボアザン/作・絵、山下明生/訳(童話館出版)

    『ゆくえふめいのミルクやさん』ロジャー・デュボアザン/作・絵、山下明生/訳(童話館出版)

    これは大人の方にも楽しめる作品ですが、ぜひ子どものうちに読んでおいてほしいと思います。ミルクやさんが配達をサボってふらふら~と気ままにショートトリップしちゃうお話なんですが、社会からはみ出すわけではなく適度な距離感を保つことの大事さを教えてくれます。

    (はてなブロガー masahusaさん)

  • Apr

    22

    『ぼくを探しに』シェル・シルヴァスタイン/著、倉橋由美子/訳(講談社)

    『ぼくを探しに』シェル・シルヴァスタイン/著、倉橋由美子/訳(講談社)

    シェル・シルヴァスタイン氏はその強面からは想像できないような繊細な作品を書かれます。こちらはタイトルの通りシンプルなラインで描かれた「ビッグオー」が自分探しの旅をするお話なのですが、読後感はまさに「なるほどね」です。人生におけるもっとも重要な気づきのひとつであろうと私が思っている「そういう問題じゃなかったんだ」という部分を鮮やかに描き出している名作です。また、その手抜きとも思える独特な描画スタイルから「私も絵本を書いてみようかな」という危険な誘惑をしてくる作品でもあります。でも実際やってみるとこういう絵のほうがセンスの差が出て悲しいんですよね~。

    (はてなブロガー masahusaさん)

  • Apr

    23

    『おちゃのじかんにきた とら』ジュディス・カー/作・絵、晴海耕平/訳(童話館出版)

    『おちゃのじかんにきた とら』ジュディス・カー/作・絵、晴海耕平/訳(童話館出版)

    圧倒的なストレンジャー、虎がティータイムに訪れます。とんでもない話だけどなぜか穏やかな非日常感をゆったりと描写しています。真の刺激は日常にあることを教えてくれる作品。

    (はてなブロガー masahusaさん)

  • Apr

    24

    『ジャスミン』ロジャー・デュボアザン/作・絵、さがの弥生/訳(童話館出版)

    『ジャスミン』ロジャー・デュボアザン/作・絵、さがの弥生/訳(童話館出版)

    ジャケット画像でお分かりのとおり、めうしのジャスミンは帽子をかぶります。それもかなりステキな帽子です。先駆者であることの苦悩と選択。大衆心理の恐ろしさとそれとの立ち回り方を考えさせてくれます。

    (はてなブロガー masahusaさん)

  • Apr

    25

    『ちいさな島』ゴールデン・マクドナルド/作、レナード・ワイスガード/絵、谷川俊太郎/訳(童話館出版)

    『ちいさな島』ゴールデン・マクドナルド/作、レナード・ワイスガード/絵、谷川俊太郎/訳(童話館出版)

    主人公の猫が新たな世界の存在に気づくお話。猫がちいさな島で出会う魚との会話が禅問答のようで秀逸です。訳はあの谷川俊太郎さんです。読み終わったときちょっと震えがきました。

    (はてなブロガー masahusaさん)

  • Apr

    26

    『強く生きるために読む古典』 岡敦(集英社新書)

    『強く生きるために読む古典』 岡敦(集英社新書)

    マルクス『資本論』に始まり、『野生の思考』『異邦人』など、こんな読み方もあるんだ、こう解釈して許されるんだ、と気づかせてくれる一冊です。強く生きるために、いいとこどりしてもいいじゃないかと。

    (ミシマガサポーターさん)

  • Apr

    27

    『名作はいつもアイマイ』西川美和編著(講談社)

    『名作はいつもアイマイ』西川美和編著(講談社)

    最近、西川美和さんの小説やエッセイにはまっています。映画監督であり脚本家でもある西川さんの文章は、匂いや見た目の描写、人のちょっとした機微への眼差しが独特で、ぐっとくる言葉遣いにたくさん出会えます。この本は、志賀直哉、向田邦子、井上ひさし、太宰治・・・といったそうそうたる作家たちの10作品のブックレビューと、それらの作品の全編または一部を収録。ひとつひとつが魅力的であるのはもちろん、私は最後に収録されている書き下ろしエッセイ、「もう夢は見ないけど」を読んでしびれました。読書の幸せをかみしめられる一冊です。

    (ミシマ社 星野友里)

  • Apr

    28

    『おおきなひとみ』谷川俊太郎/詩、宇野亜喜良/絵(芸術新聞社)

    『おおきなひとみ』谷川俊太郎/詩、宇野亜喜良/絵(芸術新聞社)

    谷川さんの言葉、宇野さんの絵は、それぞれ魅力的で大好きだ。そのお2人から生まれたこの絵本は、ページをめくるとドキドキしてしまう。美しさと妖しさと力強さと儚さと・・・
    圧倒されてしまい、手放してしまおうかとも思ったこともある。けれど今回見直してみて、やっぱり手元に残しておいてよかったなぁと思うのだった。

    (はてなブロガー ジローさん)

  • Apr

    29

    『こねこのチョコレート』B・K・ウィルソン/作、大社玲子/絵(こぐま社)

    『こねこのチョコレート』B・K・ウィルソン/作、大社玲子/絵(こぐま社)

    あああ、まるで 自分をみているかのよう。お姉ちゃんの気持ちが、手に取るようにわかる。
    私には 妹が1人いるけれど、もし ジェニーと同じ状況だったら・・・多分 我慢するかな〜。だから ジェニーは 私の願望を実現!(笑)
    誰だって おいしそうなチョコレートの誘惑にはなかなか勝てないよ〜。ラストがとても素敵で、メチャ幸せになります。渾身のオススメ絵本です。

    (はてなブロガー kokisinさん)

  • Apr

    30

    『旅の絵本 中部ヨーロッパ編』 安野光雅(福音館書店)

    『旅の絵本 中部ヨーロッパ編』 安野光雅(福音館書店)

    これ、一言も文字がありません。絵だけの絵本。男が旅をする風景を見開きで俯瞰した緻密な絵で表現されています。だから見開きのどこかに旅する男がいます。ただ余りにも小さいので一時流行った「ウォーリーを探せ」みたいに探すのがまず最初の楽しみ。そして絵の中には様々な仕掛けがあります。童話や有名な絵画が埋め込まれていたり、前のページからの続き絵になっていたり。そういう光景を探しているだけで、時間があっという間に過ぎていきます。

    (はてなブロガー heeさん)