今日の一冊バックナンバー

  • Jun

    01

    『ぼくのキュートナ』荒井良二(講談社)

    『ぼくのキュートナ』荒井良二(講談社)

    多分、みなさん、すきなひとがいると思うのですが、この本は、絵も文も、読むとからだの真ん中がぎゅーっとなります。この中には、「はいけいぼくのキュートナ」という言葉から始まる、「ぼく」からキュートナへのお手紙が入っています。表紙がピンクで女の子っぽいけれど、男性のみなさんもぜひ手にとってみてください。自分のすきなひとがこんなふうに自分のことを想ってくれたらうれしいなあ、と思います。

    (ミシマ社 長谷川実央)

  • Jun

    02

    『生きるコント』大宮エリー(文春文庫)

    『生きるコント』大宮エリー(文春文庫)

    脚本家、映画監督、CMディレクターなど様々な肩書を持つ大宮エリー初のエッセイ集。「何か面白い本ない?」と聞かれる度に、胸を張っておすすめしています。普通に生きているはずなのに、なぜかコントのような人生を送ってしまうエリーさん。「つらいことはネタにしろ」という生き方が清々しい!日々を面白く、たくましく生き抜くコツが詰まっています。

    (ブックスキューブリック箱崎店 見月香織さん)

  • Jun

    03

    『おとなの進路教室』山田ズーニー(河出文庫)

    『おとなの進路教室』山田ズーニー(河出文庫)

    「社会とどう関わって生きていくか?」「自分らしい生き方とは何なのか?」進路の悩みって、大人になってからの方が圧倒的に多いですよね。どこにだって行けるはずなのに、どこにも踏み出せない......そんなときに自分の考えを引き出すきっかけを与えてくれるのが、こちらの進路教室。自分らしく生きようとする人の、きっと味方になる1冊です。

    (ブックスキューブリック箱崎店 見月香織さん)

  • Jun

    04

    『父の詫び状』向田邦子(文春文庫)

    『父の詫び状』向田邦子(文春文庫)

    鋭い観察眼と巧みな文章で、戦前昭和の家族を描いた向田邦子初の随筆集。解説で沢木耕太郎さんが「精妙にして鮮やか」と語っている通り、飛び石のようにばらまかれたエピソードが後半一気に収束していく様は見事で、一種のショーを見せられているようです。今の時代でも全く錆びない言葉のセンスとユーモアに一瞬で心をつかまれます。日本語の美しさを味わいながら、導かれるままテンポよく読むのがおすすめ。

    (ブックスキューブリック箱崎店 見月香織さん)

  • Jun

    05

    『卵の緒』瀬尾まいこ(新潮文庫)

    『卵の緒』瀬尾まいこ(新潮文庫)

    「家族」って何だろう。単なる血の繋がりや共に過ごした時間の長さでは説明がつかない絆が、そこには存在する気がします。この小説に登場するちょっと訳有の2組の家族を見ていると、淡々と過ぎるだけにみえる日々の愛おしさや、家族でも、いや家族だからこそ、ときには素直に気持ちを伝えることの大切さに気付きます。読み終わったときに世界がまあるくやわらかく見えるような、優しい物語です。

    (ブックスキューブリック箱崎店 見月香織さん)

  • Jun

    06

    『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』井上ひさし/著、文学の蔵/編、ほか(新潮文庫)

    『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』井上ひさし/著、文学の蔵/編、ほか(新潮文庫)

    「自分の考えを言葉で相手に伝える」。誰もが日常的に行っている行為です。当たり前すぎて、そのことについて立ち止まって考えることは実は少ないのではないでしょうか。自分の書いた文章が相手に理解されるとはどういうことなのか。改行は必要?主語は?「は」と「が」の違いは?井上ひさしさんの語りが柔らかくて、すいすい読めます。文章の達人の授業を覗けば、言葉の奥深さと面白さを再発見すること間違いありません。

    (ブックスキューブリック箱崎店 見月香織さん)

  • Jun

    07

    『熱く生きる』天野篤(セブン&アイ出版)

    『熱く生きる』天野篤(セブン&アイ出版)

    天皇陛下の手術を執刀された天野先生の著作で、全ページにわたり、熱気がむんむん伝わってきました。実践できるヒントを得て、2カ月継続しています。以来、格段に集中力がアップしていると感じます。

    (ミシマガジンサポーターさん)

  • Jun

    08

    『女の子よ銃を取れ』雨宮まみ(平凡社)

    『女の子よ銃を取れ』雨宮まみ(平凡社)

    「女の子」であるがゆえに意識してしまう、そして意識させられてしまう「顔」「スタイル」「ファッション」について、凝り固まった心を解きほぐしてくれるエッセイ。他人の視線と自意識とのあいだで揺れ動く気持ち、めちゃめちゃ、わかります! 雨宮さんのあまりにもやさしい文章に、涙腺が緩むこともしばしば。すべての女子に光を与えてくれる一冊。そして、男子にもぜひ読んでいただきたいです。

    (ミシマ社 新居未希)

  • Jun

    09

    『沸騰!図書館』樋渡啓祐(角川Oneテーマ21)

    『沸騰!図書館』樋渡啓祐(角川Oneテーマ21)

    公共の施設である図書館はどうあるべきか? 新しい取り組みには賛否両論あって当然ですが、当事者の言い分を聞いたり、現地を訪れたりせずに批判してもしょうがないですよね。この本は、CCCを図書館の指定管理者にした佐賀県武雄市長による実録です。読んだら猛烈に武雄に行きたくなりました。それにしても「前例がありません」という抵抗の多いこと多いこと。

    (日経BP社出版局 竹内靖朗さん)

  • Jun

    10

    『ツイッター創業物語』ニック・ビルトン(日本経済新聞出版社)

    『ツイッター創業物語』ニック・ビルトン(日本経済新聞出版社)

    サブタイトルが「金と権力、友情、そして裏切り」とありますが、そんな生易しいものじゃありません。これは、北野武監督『アウトレイジ』のシリコンバレー版です。ツイッター社はこれまでに3回、社内クーデターがあったのですが、そのドロドロがたっぷり描かれています。幹部たちによるマウンティングに次ぐマウンティング。こんな人たちが作ったサービスだから、みんなあんなに罵り合ってるのかも、と妙に納得。

    (日経BP社出版局 竹内靖朗さん)

  • Jun

    11

    『科学者という仕事』酒井邦嘉(中公新書)

    『科学者という仕事』酒井邦嘉(中公新書)

    STAP問題などのニュースを見て、研究の世界ってどんなものなの? と思った方も多いでしょう。ぜひオススメなのが、東大の酒井邦嘉先生によるこちらの新書。倫理がどうとか不正がどうとかよりも、著名な科学者たちの独創性(オリジナリティ)がどんなところにあるのかを、研究の本筋よりも「余談」のエピソードによって紡いでいくところが面白い。ニュートンもアインシュタインもダーウィンも朝永さんもぜんぜんちがう!

    (日経BP社出版局 竹内靖朗さん)

  • Jun

    12

    『スノーデンファイル』ルーク・ハーディング(日経BP社)

    『スノーデンファイル』ルーク・ハーディング(日経BP社)

    まさに事実は小説より奇なり。全世界のメール、電話、SNSは、アメリカのNSA(国家安全保障局)の監視下にあった。エドワード・スノーデンによる歴史上類を見ない内部告発の内幕。驚いたのは、イギリスでは出版・言論の自由が憲法で保証されていないこと。スクープを成し遂げた『ガーディアン』は英政府に強要され、スノーデンファイルの入ったハードディスクを破壊。首相報道官は「もう十分楽しまれたでしょう」と皮肉を言ったとか。

    (日経BP社出版局 竹内靖朗さん)

  • Jun

    13

    『サルなりに思い出す事など』ロバート・M・サポルスキー(みすず書房)

    『サルなりに思い出す事など』ロバート・M・サポルスキー(みすず書房)

    この本はやばいです。子供の頃から「大きくなったらマウンテンゴリラになる」と決めていた著者は、霊長類研究者になり、アフリカ奥地でヒヒの群れを23年間観察。ヒヒたちに旧約聖書に登場する名前をつけ、悪戦苦闘しながら理不尽だらけの東アフリカの国で暮らします。内戦や、さまざまな民族のオドロキの文化に遭遇。ヒヒと人間を大きな霊長類愛で包むユーモア。そして、裏表紙の著者の写真が、そのまんまヒヒです...。

    (日経BP社出版局 竹内靖朗さん)

  • Jun

    14

    『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。』戸田智弘(Discover 21)

    『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。』戸田智弘(Discover 21)

    就活のときにに買って、最近久しぶりに掘りおこして読みました。働くって環境の善し悪しもあるけれど、考え方を少し変えるだけでいつもの平凡な毎日の中に発見や希望を見出だせる気がして元気になる1冊。

    (ミシマガサポーター 三宅沙弥さん)

  • Jun

    15

    『「骨ストレッチ」ランニング』松村卓(講談社+α新書)

    『「骨ストレッチ」ランニング』松村卓(講談社+α新書)

    「骨を正しく使うと筋肉は勝手にパワーを発揮」し、「体が心地よいから誰でも速く走れる」、その「コツ」は、まさに「骨」のなかにあるとする本書。近ごろ、サッカー日本代表・長友佑都選手の体幹トレーニングの本が人気ですが、本書でもやはり、そのポイントは体幹。しかしその骨子は筋力強化に非ず。強化すべきは体幹の運用効率であり、体幹部の骨を効果的に動かす方法が、著者独自の「骨ストレッチ」の解説を通じて説かれます。大事なことは単純明快、身体が楽に動かせるかどうか。それを基準にするならば自分の身体の声を素直に聞くしかありません。凝り固まった己の感覚の変化を促す本書を片手に、普段の立ち振る舞いを見直すことから始めてみませんか?

    (ミシマ社 渡辺佑一)

  • Jun

    16

    『お伽草紙』太宰治(新潮文庫)

    『お伽草紙』太宰治(新潮文庫)

    自分にとって太宰治は笑いの才能の卓越した作家である。『お伽草紙』では、だれもが知っている『浦島太郎』や『カチカチ山』などの昔話を題材に、太宰の笑いの才能が最大限に発揮されている。その『お伽草紙』は防空壕の中で作り上げられた。戦争の恐怖や悲しみは、自分の想像以上に深刻で甚大なものだろう。その一方で、戦争体験者から空襲警報のさなか、防空壕の中で麻雀をしていたという話を聞いたことがある。防空壕の中で『お伽草紙』が作られたことは、麻雀の話とあわせて、極限状態におけるある種の人間の強さを感じずにはいられない。

    (味よし 天野力栄さん)

  • Jun

    17

    『一握の砂』石川啄木(朝日文庫)

    『一握の砂』石川啄木(朝日文庫)

    一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと
    自分はこの歌が大好きだ。この歌が醸し出す哀しさや、あまりにも暴力的すぎて起こるおかしさに魅力を感じる。『一握の砂』にはこういう歌がところどころみられる。石川啄木は27歳でその生涯を終えた。その人生は、金銭的余裕のない状態で母や妻子を養いながら作品を生み出すものだった。その貧苦のなかで啄木は、自分の思いを時に自暴自棄とも言える言葉を使って短歌の形にした。死後、『一握の砂』で名声を得たことは、啄木にとって不本意だったかもしれない。しかし自分はこの歌集を愛してやまない。

    (味よし 天野力栄さん)

  • Jun

    18

    『春琴抄』谷崎潤一郎(新潮文庫)

    『春琴抄』谷崎潤一郎(新潮文庫)

    新藤兼人監督の映画『讃歌』で、渡辺督子が演じた春琴は美しかった。その残像で『春琴抄』を読んだ。春琴はやはり美しく、気高く、そしてわがままだった。『春琴抄』からは、「痛み」を感じる。それは、春琴が盲目であること、春琴と佐助の間には、主従関係、師弟関係が障壁となっていること、その関係のなかで春琴が暴力的かつ奴隷的に佐助を扱うこと、そして佐助が自らの手で失明することが原因だろう。だた、この痛々しさからは屈折した愛情がにじみ出てくる。それがこの作品に、妖艶な美しさを与えているのだろう。

    (味よし 天野力栄さん)

  • Jun

    19

    『砂の女』安部公房(新潮文庫)

    『砂の女』安部公房(新潮文庫)

    砂の世界を構築する想像力、これに尽きる。われわれの社会から隔絶した砂粒の別世界を建立する人間離れした頭脳は、畏怖するしかない。安部作品で提示される、常識の脆弱さや存在の不安定さも考えさせられる。主人公は、突然砂の穴の家に閉じ込められる。自分の常識が通用しない世界。主人公は砂の穴からの脱出をはかる。この作品にまとわりつく砂のザラザラ感や、真夏の太陽の下での渇きを感じながら、安部公房という怪物を堪能してほしい。

    (味よし 天野力栄さん)

  • Jun

    20

    『地獄変』芥川龍之介(角川春樹文庫)

    『地獄変』芥川龍之介(角川春樹文庫)

    芸術とはなんだろうか。『侏儒の言葉』において芥川は芸術を「妙に底の知れない凄みを帯びているもの」、「無気味」と評し、創作への動機を「金」「名聞」そして「病的な創作熱」によるものとした。この芸術観は『地獄変』にもあらわれている。芥川はこの作品で凄惨な悲劇を用意した。それは画師の良秀が愛娘の焼き殺されていく様を絵におさめるというものだ。しかしながらこの悲劇の中の良秀の表情は嬉々としていた。悦びにあふれていた。この喜悦の正体こそが「病的な創作熱」なのだろう。

    (味よし 天野力栄さん)

  • Jun

    21

    『これからの出来事』星新一(新潮社)

    『これからの出来事』星新一(新潮社)

    星新一のショートショート短編集です。昔話のようにさらっと読んでいたら、途中から未来の話にも思えてきて、とても現代的な一面もあるような不思議な話ばかりです。不思議なのにさらっと読めて、後味も悪くありません。通勤中や寝る前の短い間に1話ずつ、異世界に小旅行する感覚で読むのがおすすめです。

    (ミシマ社 鍋島綾)

  • Jun

    22

    『地図のない場所で眠りたい』高野秀行、角幡唯介(講談社)

    『地図のない場所で眠りたい』高野秀行、角幡唯介(講談社)

    京都オフィスの新居にオススメしてもらって読んだ一冊。早稲田大学探検部の先輩・後輩の関係にあるお二人が、探検の魅力や、その体験を「書くこと」について語り合っています。お二人ともかなりざっくばらんにお話しされている印象で、意外な本音も知ることができるので、お二人の単著ファンは必読。逆にこの本を読んでから単著を読むのも面白いと思います。読者からすると、率直に言ってお二人とも近い方向でマニアックな感じがするのですが、お二人が探検に対するお互いの好みの違いなどについてさらにマニアックに「角幡はそっちなのか」というように感心し合ったりしている様子に、何だかほっこりする一冊です。

    (ミシマ社 星野友里)

  • Jun

    23

    『私家版 青春デンデケデケデケ』芦原すなお(角川文庫)

    『私家版 青春デンデケデケデケ』芦原すなお(角川文庫)

    1960年代の四国の観音寺が舞台。田舎の中学生がベンチャーズの「デンデケデケデケ」というトレモロ奏法にしびれてバンドを始めるという青春ロッケンロールストーリー。どんな地方に住んでいたって、音楽のパワーは無限大。読むとバンドがやりたくなってうずうずしてきます。「青春」の要素がギュッと詰まった素敵な一冊です。

    (株式会社はてな 栗栖義臣さん)

  • Jun

    24

    『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾(講談社文庫)

    『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾(講談社文庫)

    ミステリーの巨匠、東野圭吾作の推理小説。最後まで読んでも、作中では犯人がこの人物であると明言されません。最初から最後までじっくりと読み込んで、読者が犯人を本当に推理するという形式の小説です。謎解きに挑みたい方はぜひ挑戦してみてください。文庫版には袋とじで解説がついてますのでご安心を。ちなみに私は解説読むまで犯人がわかりませんでした。

    (株式会社はてな 栗栖義臣さん)

  • Jun

    25

    『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕』ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(早川書房)

    『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕』ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(早川書房)

    「会社は大きくするもの」「仕事はみんなでオフィスに集まってする」「ものを売るには営業部隊と広告が必要」。そういった働く上での「常識」に対して、ことごとく疑問を投げかけ、価値観を揺るがせてくれる一冊です。強力なパワーをもったインターネットのインフラがあるこの時代に、新しい価値観をもたらしてくれます。自分がやっている仕事の殻を破りたいときに読むと、いいカンフル剤になるかもしれません。

    (株式会社はてな 栗栖義臣さん)

  • Jun

    26

    『子どもが体験するべき50の危険なこと』Gever Tulley、Julie Spiegler(O'Reilly Japan)

    『子どもが体験するべき50の危険なこと』Gever Tulley、Julie Spiegler(O'Reilly Japan)

    「釘を打とう」とか「石を投げよう」というわかりやすいところから、「紙コップでお湯を沸かそう」とか「電子レンジに変なものを入れてみよう」という親でもやったことがないだろうというものまで、バラエティに富んだ提案が49個紹介されている本です。こどもと一緒に体験してみて、なぜそれが「危険」なのかを学び、科学的な好奇心をくすぐられましょう。

    (株式会社はてな 栗栖義臣さん)

  • Jun

    27

    『日本のセックス』 樋口毅宏(双葉文庫)

    『日本のセックス』 樋口毅宏(双葉文庫)

    序盤はほとんど官能小説。中盤からの突如始まるバイオレンス。そして終盤の法定活劇。なんじゃこりゃーと怒涛の展開に圧倒されながらも、ミステリー的な伏線回収や、ちりばめられているサブカル要素を楽しめるエンターテイメント小説です。荒削りなところもありますが、逆にそこが魅力となってかがやいています。

    (株式会社はてな 栗栖義臣さん)

  • Jun

    28

    『きみの友だち』重松清(新潮文庫)

    『きみの友だち』重松清(新潮文庫)

    ずっと親友だと思っていた人と1年以上連絡を取っていないことに気づいて、友だちってなんだろう? そんな疑問を抱いてモヤモヤした気持ちになったことはありませんか。「みんな」から距離を置いて、いつも2人で一緒にいる恵美ちゃんと由香ちゃんの姿は私たち読者に本当の友だちについて考える機会を与えてくれるはず。本を閉じたとき、眼から熱い涙がこぼれ落ちます。

    (ミシマ社デッチ 廣政遥)

  • Jun

    29

    『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』北尾トロ(文春文庫)

    『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』北尾トロ(文春文庫)

    「裁判なんて自分には関係ないわい」と思ってるそこのあなた! にぜひ読んで頂きたい!
    この本は筆者が実際に傍聴した裁判を紹介していく本なのですが、出てくる被告人が奇人変人ぞろいで、笑いあり涙(?)ありの内容となっています。読み終えた頃にはあなたもきっと傍聴に行きたくなっているはず!

    (ミシマガジンサポーター 辻井圭太朗さま)

  • Jun

    30

    『一日江戸人』杉浦日向子(新潮文庫)

    『一日江戸人』杉浦日向子(新潮文庫)

    江戸時代の衣食住から、江戸美人の基準、江戸の三大モテル男の職業と様々な江戸の暮らしや趣味趣向がわかる一冊。著者の杉浦さん直筆イラストが味があり最後まで一気に読んで、江戸時代に生きた人達の気分に浸ってみてはどうでしょう。

    (兵庫県神戸市 流泉書房パティオ店 黒木達也さん)