今日の一冊バックナンバー

  • Jul

    01

    『野宿入門――ちょっと自由になる生き方』かとうちあき(草思社文庫)

    『野宿入門――ちょっと自由になる生き方』かとうちあき(草思社文庫)

    15歳にして野宿に目覚めた著者が、野宿について親切指導する本と、書いてしまうとなんだか変な方向にいっちゃいそうですが、大丈夫。初めての野宿へ向けての気持ちのもっていき方から場所選び、さらには寝袋の購入指南とまさにタイトルに偽りなし。
    この一冊があれば、終電を乗り逃してもへっちゃらです。わたし? ちゃんと終電で帰りますよ。

    (兵庫県神戸市 流泉書房パティオ店 黒木達也さん)

  • Jul

    02

    『山へいくつもりじゃなかった』落合恵(mille books)

    『山へいくつもりじゃなかった』落合恵(mille books)

    ロックフェスで味わった山の本当の姿、さらにおしゃれキャンプでアウトドアに開眼。
    山登りなんぞまったく経験したことのない著者が、ザックや登山靴に雨具選びと自らの経験をイラストレーターである著者のイラストをまじえながら読むことができるので、難しい指南書はちょっと・・・、そんな方におすすめです。

    (兵庫県神戸市 流泉書房パティオ店 黒木達也さん)

  • Jul

    03

    『美酒の設計』藤田千恵子(マガジンハウス)

    『美酒の設計』藤田千恵子(マガジンハウス)

    極上の純米酒を醸す高橋藤一杜氏の仕事。山廃仕込みにこだわる杜氏高橋藤一と純米酒、酒造りの常識である「櫂入れ」をおこなわず酵母が造ってくれるのをじっと待つ、微生物達の世界には、干渉せずに自然の力に任せる。櫂入れをしないその行動にたどり着くまでを、高橋藤一杜氏の思いなどと共に書かれたおすすめの一冊です。

    (兵庫県神戸市 流泉書房パティオ店 黒木達也さん)

  • Jul

    04

    『マンガ食堂』梅本ゆうこ(リトルモア)

    『マンガ食堂』梅本ゆうこ(リトルモア)

    マンガを読んでいると、一度は思う「この料理食べてみたい!」。そんな読者の思いを
    実際に著者が徹底再現、もちろん再現した料理のレシピもあり読んで作って味わってと使い勝手? は抜群の一冊。ちなみにわたしのお気に入りは「牛すじ大根玉子入り」まさにおでんの鉄板と勝手に思ってます。

    (兵庫県神戸市 流泉書房パティオ店 黒木達也さん)

  • Jul

    05

    『スイス式「森のひと」の育て方』浜田久美子(亜紀書房)

    『スイス式「森のひと」の育て方』浜田久美子(亜紀書房)

    持続可能な森とのつき合い方、そして、人との学び合い、教え合い方。結局は長い目で見ることが大切なのだなと気づかされました。

    (ミシマガジンサポーターさん)

  • Jul

    06

    『アルケミスト 夢を旅した少年』パウロ・コエーリョ(角川文庫)

    『アルケミスト 夢を旅した少年』パウロ・コエーリョ(角川文庫)

    これはある羊飼いの少年の冒険譚です。この物語は、とても神秘的で哲学的なメッセージに彩られています。少年が苦境に陥ったとき、彼を救い、状況を好転させてくれるのは、決して剣や魔法ではありません。「前兆に従うこと」、ただそれだけです。現実に多くの人が目と耳を閉ざしてしまっている「前兆」、あるいは「声」が、自然のなかにも、自分の心のなかにも存在している。静かに、よく観察し、耳を傾けてみなさい――そんな示唆に富んだおはなしです。

    (ミシマ社営業チーム 池畑索季)

  • Jul

    07

    『69』村上龍(集英社文庫) 

    『69』村上龍(集英社文庫) 

    一瞬で1969年の九州にタイムトラベルできる青春小説です。モテたくて目立つことばかり考えている高校生のケンと同級生が巻き起こす騒動の数々。 学校の屋上をバリケード封鎖したことがバレて学校からの処分が下ることになるのですが、その時のお父さんの言葉を読むと、こっちまで涙が出そうになります。79年生まれの私は、この頃のことを全然知らないので、ちょっと羨ましいなぁと思うこともあります。

    (株式会社図書館流通センター 鈴木千尋さん)

  • Jul

    08

    『狂言兄弟』宮辻政夫(毎日新聞社)

    『狂言兄弟』宮辻政夫(毎日新聞社)

    昨年亡くなった人間国宝の狂言師、茂山千作さんと、弟の千之丞さんの物語です。二人の性格の違いが手に取るようにわかって面白いです。戦後まもなく、狂言の「釣狐」に使用する面が手に入り、その頃はまだまだ狂言の仕事は少なかったけれど、一生狂言をすることになると感じた、というエピソードが印象に残りました。二人の87年の歩みが、現代の狂言の礎になっているような気がします。

    (株式会社図書館流通センター 鈴木千尋さん)

  • Jul

    09

    『指先からソーダ』山崎ナオコーラ(河出文庫)

    『指先からソーダ』山崎ナオコーラ(河出文庫)

    朝日新聞の土曜版に連載されている頃、早く次が読みたいと思っていたエッセイが集まった本です。ナオコーラさんの素直な想いが文章にあふれています。私はこのエッセイがきっかけで彼女の小説を読むようになりました。小説には、このエッセイ中のエピソードが元になっているのでは と想像できるものがあって、それを発見するのも面白いです。

    (株式会社図書館流通センター 鈴木千尋さん)

  • Jul

    10

    『私は、角淳一です』角 淳一(朝日新聞出版)

    『私は、角淳一です』角 淳一(朝日新聞出版)

    元毎日放送のアナウンサー、角淳一さんの自叙伝です。あるミュージシャンが、一緒に出演していたラジオ番組を辞めることになったとき、辞めるなんて羨ましいと角さんは思ったそうです。そのことを友人に言うと、それはアマチュアだからだ、という言葉が返ってきました。始めたい時に始められて、辞めたい時に辞められるのがアマチュア良さだ、と。この文章を読んで、私はなぜかプロになりたいと思いました。

    (株式会社図書館流通センター 鈴木千尋さん)

  • Jul

    11

    『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』松浦弥太郎(講談社)

    『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』松浦弥太郎(講談社)

    タイトルだけを見ると、松浦さんご本人が25歳に戻ってやりたいこと が書かれているのかなと思いますが、その中身は 今の若い人に伝えたいことが書かれたメッセージブックです。線を引きたいと思う箇所ばかりで、私が職場の同僚や部下に言いたいことを、代わりに言ってくださっているような気がします。「おまけ」の51番目の項目と、あとがきも秀逸ですよ。

    (株式会社図書館流通センター 鈴木千尋さん)

  • Jul

    12

    『メッシと滅私「個」か「組織」か?』吉崎エイジーニョ(集英社新書)

    『メッシと滅私「個」か「組織」か?』吉崎エイジーニョ(集英社新書)

    サッカーワールドカップの過去19回の優勝国がすべてキリスト教文化圏の国であることに着想を得て、戦術論以外の切り口で日本代表が強くなるためのヒントを分析した好著。ただ、主題である「キリスト教文化圏の個のあり方」に関する考察は日本人にとっては少なからずショッキングな内容といえよう。なぜならこのテーマはサッカーに限られた話ではないからだ。

    (ミシマガジンサポーター いとみきさん)

  • Jul

    13

    『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』内田篤人(幻冬舎文庫)

    『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』内田篤人(幻冬舎文庫)

    いよいよ明日、決勝戦を迎えるワールドカップ。にわかサッカーファンで、特定の選手に思い入れもなかった私ですが、グループリーグ3戦が終わってから、プレーやインタビューが一番印象に残っていたのが内田篤人選手でした。書店員さんにそのことを話したら、「じゃあ読んでみたら?」と薦められたのがこの本。あの飄々とした態度の裏にはたくさんの苦労や情熱が秘められていたんですね・・・。しかも、私と同い年!これは負けてられない!ということで、この夏の合言葉は「私はミシマ社の右サイドバックになります!」

    (ミシマ社 平田薫)

  • Jul

    14

    『子規句集』高浜虚子編(岩波文庫)

    『子規句集』高浜虚子編(岩波文庫)

    「月に来よと只さりげなく書き送る」――
    週末に"さよなら"を言ったあの人に、さっそく連絡をとってしまう月曜日。僕もあなたも一度は経験があると思います。でもなかなか「おいでよ」と言う勇気まではない―でも子規のこの句と週明け爽やかな月曜日のせいにして、さりげなく、息を潜めて言ってみましょ。

    (SUNNY BOY BOOKS 高橋和也さん)

  • Jul

    15

    『太陽をかこう』ブルーノ・ムナーリ(至光社)

    『太陽をかこう』ブルーノ・ムナーリ(至光社)

    お日様に思いをはせる、燃えるような火曜日。自然をみて、描くということは世界をみて反応するということ―太陽の描き方ひとつにしても、ひとそれぞれのこころが見えます。この本を読んだ後に自分が描いた太陽はどんな色や形をしているのか、はやく描きたくてうずうずしてきます。

    (SUNNY BOY BOOKS 高橋和也さん)

  • Jul

    16

    『水木しげるの妖怪事典』水木しげる(東京堂出版)

    『水木しげるの妖怪事典』水木しげる(東京堂出版)

    水木ワールド全開の水曜日。どうしたって、この面白すぎる妖怪の世界から一日で抜け出せる保証はどこにもありません、むしろ無理でしょう。妖怪も、人と一緒で様々な環境の中で生きていることがわかります。そして末恐ろしいというよりも、どこか友だちになりたいと思わせる画が本当に魅力的です。湿っぽい水の日にぴったりの一冊。

    (SUNNY BOY BOOKS 高橋 和也さん)

  • Jul

    17

    『植物一日一題』牧野富太郎(ちくま学芸文庫)

    『植物一日一題』牧野富太郎(ちくま学芸文庫)

    日本文化と植物を学ぶ木曜日。日本人が普段どのように草花と向き合ってきたかを知ることで、今日という日を境に世界の感じ方が変わります。確かな知識にもまさる、アツイ思いがあってこそ成し遂げられた植物学者・牧野富太郎の仕事を感じる一冊。

    (SUNNY BOY BOOKS 高橋 和也さん)

  • Jul

    18

    『荒野へ』ジョン・クラカワー(集英社文庫)

    『荒野へ』ジョン・クラカワー(集英社文庫)

    全てを投げ捨て、新しい命を生きると決意する金曜日。いままさに生きているという実感を求めてアラスカに渡り、大自然で息絶えた青年クリストファー・J・マッカンドレスのこと。彼の命は何かに奪われたのではなく、もしかしたら死んだことで生かされたのかもしれないー「生と死」の間に大きな差はなく、死は死ではなかったと伝えている気がしてきます。

    (SUNNY BOY BOOKS 高橋 和也さん)

  • Jul

    19

    『グラフィック文化を築いた13人』アイデア編集部編(誠文堂新光社)

    『グラフィック文化を築いた13人』アイデア編集部編(誠文堂新光社)

    グラフィックデザインの専門的なことはあんまりよくわからないんですが、インタビューを受けているデザイナーの方たち、お一人おひとりがすごくちがう。同じやり方なんて全然ないんだな、というのが、なんというのか、野蛮な感じがしておもしろかったです。新書判で厚さが3cm以上というカタチもかっこいい。

    (ミシマガジンサポーター 佐藤朝子さん)

  • Jul

    20

    『きみは赤ちゃん』川上未映子(文藝春秋)

    『きみは赤ちゃん』川上未映子(文藝春秋)

    ご自身のはじめての妊娠・出産・育児に関するエッセイなのですが、もうこれがべらぼうに良い! 出産の痛み信仰なるものから、子育てをしながら働くこと、そして夫と「ふたりで」子どもを育てること......。そら、なるよ、産後クライシス! 母ちゃん、まじすげえよ。ひとりでがんばる世の中の母ちゃんが、ちょっとでも楽になれるように、もっともっとみんなが知らなきゃいけないこと、たくさんあるんだよなあ。そして、笑って泣いて学んで励まされて、この本に出会ってよかったと、きっとあと何十年後も私は思うんだろうと思う。

    (ミシマ社 新居未希)

  • Jul

    21

    『小さな会社の生きる道。』中川淳(阪急コミュニケーションズ)

    『小さな会社の生きる道。』中川淳(阪急コミュニケーションズ)

    僕の拙著や『なりわい承継メディア』でもお世話になっている中川政七商店十三代、中川淳社長の本。ブランドづくりから経営に大切な考え方までが学べる、小さな会社にかかわるビジネスマンにとって実に価値の高い一冊。僕なんてコンサルティングのお仕事で、この本に書かれていることを自分のネタのように語って、お客さんからお金をいただいています。中川社長ごめんなさい。

    (マグネットミーン株式会社 代表奥村聡さん)

  • Jul

    22

    『ぷりぷり県』吉田戦車(小学館)

    『ぷりぷり県』吉田戦車(小学館)

    主人公のぷりぷり県出身のつとむ君は、県ずきんをかぶり、他県の名産・名所に嫉妬し、激しくケチをつけようとします。その姿は、埼玉コンプレックスでゆがんでいたかつての僕そのもの。一度でいいから、なんの疑いもなくお国自慢をしてみたかった・・・。そんな僕も今は神戸市民。気負わず自分の地域を語れるようになりつつあります。
    地方の未来を拓く、県マンガの最高峰。

    (マグネットミーン株式会社 代表奥村聡さん)

  • Jul

    23

    『僕の場所』隈研吾(大和書房)

    『僕の場所』隈研吾(大和書房)

    かっこいい建築を作る人のかっこいい言葉を予想していたら、隈さんの言葉は泥臭かった。「ユートピアなんてない。だましだましやるしかないんだ」「目の前のことと向き合って、目の前のことから解決しろ」と、時代を生き抜くためのメッセージを伝えてくれます。周囲に影響を与えてしまう建築にはある種の犯罪性がともなうと、負の部分までを認めたうえで落としどころを探る姿に本当の大人を感じました。

    (マグネットミーン株式会社 代表奥村聡さん)

  • Jul

    24

    『キッチンであそぼ!』なぎさなおこ(経済界)

    『キッチンであそぼ!』なぎさなおこ(経済界)

    お友達の青森に住む料理家、なぎさ先生の本。めったに料理をしない僕が、本を頼りに「アスパラのこくうまクリームパスタ」を作ったときには、その味を家族から絶賛され、父親の威厳を一時的に回復できました。ずっと使える料理の力を届けようとする教育的な"愛"にあふれた一冊。かわいいイラスト満載で、僕のようなオッサンまでも和みます。

    (マグネットミーン株式会社 代表奥村聡さん)

  • Jul

    25

    『貧乏のススメ』齋藤孝(ミシマ社)

    『貧乏のススメ』齋藤孝(ミシマ社)

    経済成長しなきゃ。給料増やさなきゃ。そう思い悩んで悲壮な顔するより、もう「いっそ貧乏になっちゃえばいいんじゃない」って思えてくる不思議な一冊。著者の貧乏体験談に「バカだなぁ」とツッコミしながら、ほがらかな気持ちになれます。
    僕らの抱える将来への不安の正体は、結局、お金への不安ではないでしょうか。ならば、立派な貧乏になれればもう問題は解決したも同然。本書には貧乏を幸せに転じる技が書かれています。

    (マグネットミーン株式会社 代表奥村聡さん)

  • Jul

    26

    『様子を見ましょう、死が訪れるまで 精神科医・白旗慎之介の中野ブロードウェイ事件簿』春日武彦 (幻冬舎)

    『様子を見ましょう、死が訪れるまで 精神科医・白旗慎之介の中野ブロードウェイ事件簿』春日武彦 (幻冬舎)

    本屋さんで背表紙にひと目ボレして手にとってしまった一冊。あやしげなイラストに赤をきかせたカバーデザイン、そして中野ブロードウェイ。自分の趣味的に手に取らずにはいられない。で、手に取ると、厚さ2cmの本が拍子抜けするほど軽い。見返しは黒。一話ごとの扉にはイラストを全面に印刷。スミからスミまで好みだなあ・・・。ちなみに、内容は本の外見とピッタリです。おもしろかった。

    (ミシマガジンサポーター 佐藤朝子さん)

  • Jul

    27

    『なるほどの対話』河合隼雄、吉本ばなな(新潮文庫)

    『なるほどの対話』河合隼雄、吉本ばなな(新潮文庫)

    誰しも、コンプレックスってありますよね。全然誰も気にしていないようなことでも、自分ではとっても気にしていることがあったり。そんなことが気になって、河合先生の本のコーナーにふと立ち止まったときに、手に取ったのがこの本です。なんとなく感じる閉塞感や、昔と今の子どもたちの状況のちがい、西洋東洋の感覚の差など、「なるほど」がたくさんつまっています。「学校は自分をぐにゃぐにゃにした(ばななさん)」、「魂の遊びというのは、ほとんど取り上げられてるんと違いますか。(河合先生)」お二人の本音は、とてもおもしろい。ばななさんが河合先生に宛てたお手紙は、本当にこころがこもっていて、じーんとします。おすすめです。

    (ミシマ社 寄谷菜穂)

  • Jul

    28

    『悟浄出立』万城目学(新潮社)

    『悟浄出立』万城目学(新潮社)

    李陵、名人伝、山月記・・・日本文学に、キラ星のごとく輝く中島敦作品。30代前半で没したため、中島が残した小編はきわめて少ない。もっともっと読みたいのに・・・。そう思ったことのある人は私だけではないはずだ。本書は、その叶わぬ期待を、叶えてくれたばかりではない。同時代に、中島敦とはまた違ったスケールで世界を見ている作家が存在している。そのことを、ぞんぶんに教えてくれる。名作を読むとき、ひとはときを忘れ、読書という愉悦にただ浸る。本書もまた。

    (ミシマ社 三島邦弘)

  • Jul

    29

    『自爆する若者たち―人口学が警告する驚愕の未来―』グナル・ハインゾーン(新潮選書)

    『自爆する若者たち―人口学が警告する驚愕の未来―』グナル・ハインゾーン(新潮選書)

    暴力は、貧困や宗教や民族間の反目で起こるのではない。ある国の人口ピラミッドで若者の割合が極端に多くなったときに、彼らがある種の「居場所探し」をするパワーによって引き起こされる――そのことを人口統計データをもとにさまざまな角度から解説する一冊。著者はドイツの社会・経済学者で、集団殺害問題研究の第一人者。この理論で世界史的現象を説明されると、ニュースで報道されている国際情勢も、何か今までとはまったく別のものに見えてきます。さすがに断言しすぎなのでは・・・?という部分もありつつ、一読して損はない、おすすめの一冊です。

    (ミシマ社 星野友里)

  • Jul

    30

    『適当日記』高田純次(ダイヤモンド社)

    『適当日記』高田純次(ダイヤモンド社)

    タイトル通りの内容です。電車の中など公共の場で読むときは、気をつけて下さい、吹き出します。でも、女性の方などは、笑いをこらえるために自然と口元に力が入るので、引きしまって小顔効果が期待できるかもしれません。ここまで来て全く読む気にならない方、どうか、お店で見かけたら、帯カバーをはずして下さい。それでも読まずにいられますか?

    (ミシマ社 長谷川実央)

  • Jul

    31

    『リトル・トリー』フォレスト・カーター(めるくまーる)

    『リトル・トリー』フォレスト・カーター(めるくまーる)

    小学生の頃から図書館で借りては読まずを繰り返していて、最近、古本屋にあったので購入して読みました。ネイティブ・アメリカンの曾祖母に育てられ、自然の中で育っていく少年の話です。著者の背景からいろいろな憶測もあるようですが、敢えてその謎も含めて楽しむのもありだと思います。「なあリトル・トリー、お前が好きなようにやらせてみる、それしかお前に教える方法はねえ。自分で悟っていくしかないんじゃよ」おじいちゃんの鋭く温かい言葉と共に、みずみずしい自然が心に焼きつく夏休みにぴったりの一冊です。

    (ミシマ社 鍋島綾)