今日の一冊バックナンバー

  • Feb

    01

    『村上かるた うさぎおいしーフランス人』村上春樹/作、安西水丸/絵(文藝春秋)

    『村上かるた うさぎおいしーフランス人』村上春樹/作、安西水丸/絵(文藝春秋)

    <み>見ると、ジャクソンだった。<し>死んでもシンドバッド。<ま>参るぞ、でべそ。最高にくだらなくて、最高におもしろいかるたです。それぞれにちょっとしたお話もついています。村上春樹さんが言うところの、「脳減る賞」間違いナシの本です。安西水丸さんの絵も最高なのに、ここでお見せ出来ないのがくやしいです。

    (ミシマ社 長谷川実央)

  • Feb

    02

    『せいめいのれきし』ヴァージニア・リー・バートン/文・絵、石井桃子/訳(岩波書店)

    『せいめいのれきし』ヴァージニア・リー・バートン/文・絵、石井桃子/訳(岩波書店)

    私たちが住んでいる地球には沢山の生きものがいて、この絵本ではその"生きもの"の歴史を、著者であるバートンが絵と文で紹介をしてくれます。
    私は他の"生きもの"を観るのがとてもたのしいので大好きです。なんでたのしいのかな、と思い、考えました。それは、"生きもの"はいつも色々なドキドキをくれるからたのしいんやなあ、ときづきました。バートンの描く絵は、色使いが素敵です。絵本の中の生きものたちはいまにも動き出しそうな躍動感を持っていて、読んでいくうちに絵本の中へ、どんどん、ずんずん、入り込み、きづいたときには過去の時代にタイムスリップしているあなたがいるかもしれません。

    (奈良県北葛城郡 ヴィレッジヴァンガードアピタ西大和店 別府深緒さん)

  • Feb

    03

    『鬼学―Oni‐ology』松岡義和(今人舎)

    『鬼学―Oni‐ology』松岡義和(今人舎)

    今日は節分です。なので、今日は鬼の本を紹介したいと思います。

    「鬼のすみかは?春を呼ぶ鬼とは?・・・」といった質問からはじまるこの絵本。中はちょっとした仕掛け絵本になっています。そして、果たしてそれは必要なのか?と聞きたくなるくらい、鬼の情報がたっぷりと詰まっています。

    ここで一句、失礼します。

    私より
    母が夢中で
    読んでいた

    (奈良県北葛城郡 ヴィレッジヴァンガードアピタ西大和店 別府深緒さん)

  • Feb

    04

    『日本の神話』松谷みよ子/文、司修/絵(のら書店)

    『日本の神話』松谷みよ子/文、司修/絵(のら書店)

    「わたしたちは、むかしむかしではじまる、むかし話をもっています。それは、遠いはるかなむかしから、語りつがれ、語りつがれて、現代に残されてきた、目には見えないけれど、たいせつな宝と言えましょう。」解説より

    "昔話"にとても興味があります。生きていく上で必要な、なんらかのヒントがそこには潜んでいるようなきがするからです。この本は松谷さんが『古事記』と『日本書紀』と『風土記』の中のお話を選び、構成をされた本です。初めて読んだとき、ほんとうに感動しました。すごく、面白くて◎
    むかし話が素敵なのは、ところどころにフッとあらわれるユーモアが、とても人情味の溢れる、あたたかいひかりのような風景を描いているからだと、私は思います。

    (奈良県北葛城郡 ヴィレッジヴァンガードアピタ西大和店 別府深緒さん)

  • Feb

    05

    『トットの欠落帖』黒柳徹子(新潮文庫)

    『トットの欠落帖』黒柳徹子(新潮文庫)

    毎日、色々なことが起こります。嬉しいことも、かなしいことも。宇宙のなか、地球の上で、静かな波に、ゆらゆら揺られて、様々な人と様々な風景を、人は大きな船に乗って、同じ時代をともに、旅をしているのかもしれません。そんな中、いろんなことを『笑い』に変換する力は大切やなあ、と思います。
    今までの人生の様々なことを赤裸々に綴られた黒柳徹子さんのエッセイ集。「えっ、そんなこと起こるのん?」という驚きの出来事も多々あり。しかし、どんな時も笑顔で終わるお話の数々は読んでいくうちに元気を与えてくださる、素敵な一冊です。

    (奈良県北葛城郡 ヴィレッジヴァンガードアピタ西大和店 別府深緒さん)

  • Feb

    06

    『木を植えましょう』正木高志(南方新社)

    『木を植えましょう』正木高志(南方新社)

    私ごとではありますが、"本の中の言葉"に何度も学びをいただき、たすけられてきました。今日、紹介をさせていただく本は私にとってとても大切な、教科書のような本です。

    たいせつな人がいるということは自分のつよさになるのだなあと、思います。
    この本の中のお話も、大切な人をきっかけにはじまっていくことです。タイトルも素敵です。申し訳ないことに、この本についてはあまりうまくは言えないので、ピンと来たらぜひとも手にしていただきたい一冊です。

    (奈良県北葛城郡 ヴィレッジヴァンガードアピタ西大和店 別府深緒さん)

  • Feb

    07

    『脳の強化書』加藤俊徳(あさ出版)

    『脳の強化書』加藤俊徳(あさ出版)

    皆さんは中学生のときにふと思った何かを覚えていたりしますか? 著者は14才の時に「筋肉を鍛えるように脳をトレーニング出来ないか?」とふと思ったそうです。こういうことをふと疑問に思ってしまった著者の脳が、まず不思議でなりませんが。ともかくも脳は死ぬまで成長できるしぶとい組織のようです。さあ、手遅れにならないうちに本書を参考に脳に適切な刺激(=栄養)を与えてみませんか。

    (ミシマガジンサポーター いとみきさん)

  • Feb

    08

    『働けECD わたしの育児混沌記』植本一子(ミュージックマガジン)

    『働けECD わたしの育児混沌記』植本一子(ミュージックマガジン)

    ヒラタにススメてもらって読んだ本をヒラタより先に紹介するという反則技をつかいます。ごめんなさい。妻・写真家27歳と、夫・ラッパー51歳、2歳と0歳の娘の四人家族の家計簿と日記が綴られる一冊。ただそれだけといえばそれだけ、しかも書かれているのはどちらかというと、お金がないこと、子育てが大変なこと、ケンカのこと、震災のこと・・・なのに、不思議と心が温まります。私は日記形式のエッセイが好きでよく読むのですが、そのなかでも秀逸。オススメです。

    (ミシマ社 星野友里)

  • Feb

    09

    『「美しい」ってなんだろう? 美術のすすめ』森村泰昌(イースト・プレス)

    『「美しい」ってなんだろう? 美術のすすめ』森村泰昌(イースト・プレス)

    ゴッホの自画像やモナリザをはじめ様々な名画の登場人物に「なる」作品をつくる美術家の森村泰昌さんが、「美しい」ってなんだろう、という素朴な問いへの考えを綴った一冊。「ふしあわせ」という美しさ、抽象画の美しさ、平凡な人間の美しさなど、美しいを巡るさまざまな見方が提示されている。美術ってよくわからない、と思いつつも美術が気になる方におススメである。

    (青山ブックスクール 作田祥介さん)

  • Feb

    10

    『最後の冒険家』石川直樹(集英社文庫)

    『最後の冒険家』石川直樹(集英社文庫)

    写真家石川直樹さんが、熱気球による太平洋横断に挑戦し生死の境をともにした冒険家神田道夫さんについて記した一冊。2004年、二人は挑戦に失敗し高度8000メートルの空から海へ着水。荒れる太平洋上をゴンドラの中で漂うも、無事パナマ船籍のコンテナ船に救助される。その後、神田さんは単独での太平洋横断に挑むことになる。「自分にとって冒険とは何か」という石川さんの言葉が私にも問いかけてくる。

    (青山ブックスクール 作田祥介さん)

  • Feb

    11

    『やってみなはれ みとくんなはれ』山口瞳、開高健(新潮社文庫)

    『やってみなはれ みとくんなはれ』山口瞳、開高健(新潮社文庫)

    「山崎」がイギリスのウイスキーガイドブックで世界最高の評価をされたのは記憶新しい。大企業となって久しい今も、サントリーは常に挑戦するベンチャー企業のように映る。本書は、前身の寿屋時代に入社した山口瞳さんと開高健さんが開拓精神あふれる同社の源流を紐解く一冊。国内初のウイスキー製造に挑んだ創業者の鳥井信治郎さんやビール市場に参入した二代目佐治敬三さん、そして、当時彼らとともに働いた社員たちの熱気や想いが伝わってくる。

    (青山ブックスクール 作田祥介さん)

  • Feb

    12

    『あのね 子どものつぶやき』朝日新聞出版編(朝日文庫)

    『あのね 子どものつぶやき』朝日新聞出版編(朝日文庫)

    子どもたちのなにげないつぶやきにほがらかな気持ちになったり、大人の常識にとらわれない世界の見方にハッとさせられたりする一冊。考えすぎているときなど、ふと本棚から取り出し、ぱらぱらとページをめくる。私が好きなのは、「雲一つない青空を見上げ、『今日は あたらしい 空だね』」という三歳の女の子の言葉。

    (青山ブックスクール 作田祥介さん)

  • Feb

    13

    『経営センスの論理』楠木建(新潮新書)

    『経営センスの論理』楠木建(新潮新書)

    経営や商売はスキルよりもセンスが圧倒的にものをいう、と著者の楠木建さんは説く。そして、スキルの習得には教科書があり、教えることができるが、センスは他者が育てられるものではない、とも。ではどうすればセンスを磨くことができるのか。本書には著者の仮説が書かれている。ビジネス書といえば、ビジネス・スキルの向上について書かれた本だというイメージを持たれることがあるが、本書は違う。経営に携わっている方や興味のある方におススメである。

    (青山ブックスクール 作田祥介さん)

  • Feb

    14

    『まさか発達障害だったなんて』星野仁彦、さかもと未明(PHP新書)

    『まさか発達障害だったなんて』星野仁彦、さかもと未明(PHP新書)

    さかもと未明さんの壮絶な人生について書かれていて、私にとっては必ずしもよい読後感の本ではありませんでしたが、彼女のあまりの必死さに目が離せず、最後まで一気に読んでしまいました。人を救う方法はいくつもあって、そのうちのひとつが"精神化にかかる"ということなのかもしれません。

    (ミシマガジンサポーター 佐藤朝子さん)

  • Feb

    15

    『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹(文春文庫)

    『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹(文春文庫)

    最初、この本を読んだとき、「マラソンの本か・・・走るの嫌いだし、いいや」と途中で読むのをやめてしまいました。それを誰かに話したら、「もったいない! すごくおもしろい本ですよ! 」と言われたので、もう一度トライしてみました。確かにおもしろいと思いました。先日、なんとなくもう一度読み返してみました。3回目です。するとどうしてか、書いてあること全部が、今の自分に必要な言葉に思えました。村上春樹さんのような偉大な作家でも、小説を書く才能や技術は、天から降ってきたり、超能力のように備わっているものではない。日々走ること、粘り強く自分を訓練することでその偉業はなされているのだと、そういう意味では自分にだって、生きていくうえで大きな可能性があるように思えたのです。仕事でへこたれたとき、投げ出したくなったとき、「でも村上さんも、ああやって毎日こつこつやってるんだもんな」と思えば、足をつったランナーがまたゆっくり走り出すように、自分の仕事に向き合おうと思えるような気がします。

    (ミシマ社 平田薫)

  • Feb

    16

    『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』内藤正典(集英社新書)

    『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』内藤正典(集英社新書)

    現在のイスラム国と言われている地域がどのような経緯で何故生まれたのかを知る上で参考になった一冊です。イスラム国の行動は決して許されるものではありませんが、偏った報道からイスラム国やムスリムの人たちへの偏見を持つことはとても危険なことだと思います。それが戦争という暴力の連鎖に繋がらない為にも相手を理解し異なる文脈の人たちとどうやって平和な世界を構築していけるのか? 空爆無き対話、この本は私たち一人一人に、その重要性を説いてくれているように感じます。

    (振付家・ダンサー 砂連尾理(じゃれお・おさむ)さん)

  • Feb

    17

    『(un)Fashion』Tibor Kalman,Maira Kalman(Abrams)

    『(un)Fashion』Tibor Kalman,Maira Kalman(Abrams)

    この図書は民族衣装やボディーアート、兵士にホームレスなど、世界中の様々な人々の生から死に至るまでの写真がたくさん収められています。これはいわゆる写真集ですが、この写真一枚一枚から色々な言葉や音が聞こえてきますし、ダンスが見えてきます。人間は、なんて愛おしい存在なのでしょう! 時に暗い気持ちにもなるこのご時世ですが、私はこの本を眺めていると、世界は希望に満ち溢れている、そんな気分になれるのです。

    (振付家・ダンサー 砂連尾理(じゃれお・おさむ)さん)

  • Feb

    18

    『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』平川克美(ちくま文庫)

    『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』平川克美(ちくま文庫)

    人は年をとります。そんな当たり前のことは、年々年を重ね、自分の身体が変化していくことで実感出来ますが、社会の仕組みや制度が年を取るというのは、中々実感しにくいことですし、社会は常に成長し続けるものだという幻想を私たちは中々捨てきれません。年を取り、年相応の生き方を見つけていくように、高度成長時代を経て超高齢化社会を迎える日本が今の現状を受け入れ、どういう社会を目指すことができるのか、この一冊はそんなことを私に考えさせてくれました。

    (振付家・ダンサー 砂連尾理(じゃれお・おさむ)さん)

  • Feb

    19

    『フットボールの新世紀 美と快楽の身体』今福龍太(廣済堂出版)

    『フットボールの新世紀 美と快楽の身体』今福龍太(廣済堂出版)

    "「結果」を愛するのではなく「いま」を愛すること。それはたやすいことではない。なぜなら私たちは「いま」というものの正体を、なかなか知り尽くせないからだ。だが、「いま」を愛することなくして、過去も未来も愛することができない。"この一節に限らず、ここで書かれている文章や言葉は私にとってのダンス論といっても過言ではありません。それは人生をいかに自由に楽しく、且つ官能的に生きていけるのか、その可能性と希望をこの一冊から見出していたからだと思います。

    (振付家・ダンサー 砂連尾理(じゃれお・おさむ)さん)

  • Feb

    20

    『太陽の涙』赤坂真理(岩波書店)

    『太陽の涙』赤坂真理(岩波書店)

    この本には具体的な地名や事柄は書かれていませんが、そこには沖縄や福島のこと、原発や基地問題のこと等が民話的、神話的に描かれています。これらを死者を交え、エロスを交えながら描かれる彼女の世界は、近代合理主義ではけっして収まり切らない世界の不可解さとパラレルに存在しているであろう多層な時間と空間を私に想起させてくれます。また、この一冊とあわせて『東京プリズン』や『愛と暴力の戦後とその後』も読まれると赤坂ワールドを一層楽しめるかもしれません。

    (振付家・ダンサー 砂連尾理(じゃれお・おさむ)さん)

  • Feb

    21

    『驚きの介護民俗学』六車由実(医学書院)

    『驚きの介護民俗学』六車由実(医学書院)

    文学博士の著者六車由美さんの生き方に深く感銘を受けました。家族の中で、役目を終えたかのような親(先人)に対する敬意を持ちつづける難しさも、民俗学の視点から見ると新たな、人としての終り方を生きて見せる役目ができている。人の一生は夢そのもので、おとぎ話のように終りたいと切望しているし、先人にそう思って接したい、先人にもそう思ってもらいたい。その気持を育むための一冊だと思います。

    (ミシマガジンサポーター マル企画さん)

  • Feb

    22

    『[静岡]本のある場所』清水麻子(マイルスタッフ発行、インプレス発売)

    『[静岡]本のある場所』清水麻子(マイルスタッフ発行、インプレス発売)

    静岡県は地図を見ると横に長い。東は神奈川県、西は愛知県と隣接している。東西の長さは約155km。その静岡県内を縦横無尽、新刊書店・古本屋・図書館・ブックカフェに至るまで、「本のある場所」を巡って取材がなされた本がこちら。その記事や、使われている写真から、静岡のブックシーンを支える人たちのあたたかな息づかいまで伝わってくる。「静岡書店大賞」を支える実行委員の方々の清清しく伸びやかな表情、お店のスタッフさんの豊かな笑顔、何人かの自宅の本棚の写真まで載っていて、とりわけ野尻さんちの家族写真が素敵すぎる。これは単なるお店紹介の本ではない。とってもあったかい一冊である。県外の人(私です)が読んでもちょっとした旅気分が味わえてきっと愉しいと思う。また、静岡に行きたくなった。

    (ミシマ社 渡辺佑一)

  • Feb

    23

    『逃亡』帚木蓬生(新潮文庫)

    『逃亡』帚木蓬生(新潮文庫)

    「責任の所在が曖昧なこの国自体が虚ろな器なのだ」(P562)
    大好きな、尊敬すべき帚木さん。戦時中、日本のためにしていたことで、戦後、今度は日本に追われる。戦争というものは戦場だけで行われるのではない、こういう戦争もあるのだと日本人は知るべき一冊です。ちなみに、主人公は作者の父親がモデルとなっているようです。

    (自由が丘在住 佐藤由美子さん)

  • Feb

    24

    『天に星、地に花』帚木蓬生(集英社)

    『天に星、地に花』帚木蓬生(集英社)

    「『天に星、地に花、人に慈愛』と口の中で唱えてみる。なるほど、満点の夜空には無数の星がきらめいている。大地も、春と秋には色とりどりの花で覆われる。天と地はそんな具合に力を働かせている。人もまた慈愛でこの地を満たすべきだという意味に違いない。」(P58)
    宝暦四年、大庄屋の次男、家督を継げない久留米藩の男と家族の物語。このような人々のおかげで、日本の土台が築かれたのだと思うと、涙なくしては読めない本です。

    (自由が丘在住 佐藤由美子さん)

  • Feb

    25

    『子どもたちの遺言』谷川俊太郎/詩、田淵章三/写真(佼成出版社)

    『子どもたちの遺言』谷川俊太郎/詩、田淵章三/写真(佼成出版社)

    「・・・・・・生まれたばかりの赤ん坊に遺言されるような危うい時代に私たちは生きている、そう感じているのは私だけだろうか」(P109)
    谷川俊太郎の詩と田淵章三の写真に自然と笑みが、そしてそれがまた涙になるのはどうしてでしょう。

    (自由が丘在住 佐藤由美子さん)

  • Feb

    26

    『シズコさん』佐野洋子(新潮文庫)

    『シズコさん』佐野洋子(新潮文庫)

    「神様に許されるより自分にゆるされる方がずっと難しい事だった」(P218)
    あの日の音だよ、おばあちゃん』から、どれだけの洋子さんの本を読んだでしょう。いつも、涙と笑いと元気をもらいます。これは、洋子さんのお母様を書いた本。これを読んだことで、母とは晩年を仲良く過ごすことができたと自負しています。

    (自由が丘在住 佐藤由美子さん)

  • Feb

    27

    『一瞬の光』白石一文(角川文庫)

    『一瞬の光』白石一文(角川文庫)

    「野心や理想は必然的に人間関係の破壊をもたらす」(P431)
    どれくらいの愛情』を読んでから、この作者の本を読んでいこうと思いました。彼の小説にはいつも先人の言葉が書かれて、小説の内容とまた違うなにかを教えてもらいます。ここではプラグマティズム。

    (自由が丘在住 佐藤由美子さん)

  • Feb

    28

    『ごちそうさまが、ききたくて。』栗原はるみ(文化出版局)

    『ごちそうさまが、ききたくて。』栗原はるみ(文化出版局)

    著者の栗原はるみさんの家族の物語と共に、おいしそうな料理が「わんさか」登場します。読みすすめていくと、なんだか料理の先生が「ここだけの話よ!」と料理のコツを教えてくれてるような、そんな感覚になります。今では献立を考える時に手放せない一冊です!

    (ミシマガジンサポーター なかぽんさん)