今日の一冊バックナンバー

  • Aug

    01

    『どんと来い人生』春山一兵(幻冬舎)

    『どんと来い人生』春山一兵(幻冬舎)

    妻と長男を亡くした90歳の著者は、次男の心配をよそに、ふたりのお骨と共に世界の船旅に。そこで出会った人達との想いと「女房と伜」への思いに泣かされます。「すべてのシーンを映像で観てみたい。」そんな気持ちになりました。

    (ミシマガジンサポーター Hamiさん)

  • Aug

    02

    『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司薫(新潮文庫)

    『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司薫(新潮文庫)

    わたしの名前、「薫」は両親が庄司薫さんが好きだったことからきているそうです。なのに、小学生の頃から何度この本を読もうとして挫折したことか。冒頭の、薫くんが左足の親指の爪をはがしてしまうというところで、なんとなく読むのをやめてしまうのです。だけど、先日友人が誕生日プレゼントでこの本をくれたので、何度目かわからないチャレンジ。なんと1日で読み終えてしまいました。本当に本当に素晴らしい作品でした。両親がこの作品から名前をつけてくれたこと、すごくうれしくて、読み終わってすぐにメールをしたのでした。

    (ミシマ社 平田薫)

  • Aug

    03

    『狼の群れと暮らした男』ショーン・エリス(築地書館)

    『狼の群れと暮らした男』ショーン・エリス(築地書館)

    狼の家族になりたい。その一心から、著者は単身ロッキーの原野へ潜り、あげく2年間も野性の狼と暮らした。本書はその記録を含む彼の半生だ。想像以上に知的な狼の生態も興味深いが、それ以上に著者の並外れた情熱には崇高さすら覚える。彼は何度も殺されかけてなお、一線を越えない狼に感銘を受け、繰り返し承認される喜びにうち震えるのだ。狼の掟に進んで身を捧げる姿はどこかユーモラスでもあり、マゾッホの小説を思わせる。

    (書本&cafe magellan(マゼラン)高熊洋平さん)

  • Aug

    04

    『動いている庭』ジル・クレマン(みすず書房)

    『動いている庭』ジル・クレマン(みすず書房)

    著者の手がけた庭はよく動く。生長するばかりか字義通り、草花自ら移ろって園路の再考を迫るまでに及ぶ。殊に周期の短い草本種など種子を撒きつつ転々と、群落を結びつ解きつ有利な環境へ拡散してゆく。植物もまた人と同様、庭に作用するアクターなのだ。庭師の務めは、変化の兆しを解釈し応答を試すこと。著者によれば、人為と自然の別なく両者が織りなす遊戯空間こそ庭と呼びうる。その実践が、美しい図版を付して紹介される。

    (書本&cafe magellan(マゼラン)高熊洋平さん)

  • Aug

    05

    『アゲインスト・リテラシー グラフィティ文化論』大山エンリコイサム(LIXIL出版)

    『アゲインスト・リテラシー グラフィティ文化論』大山エンリコイサム(LIXIL出版)

    公共の至る所に名前を書き記すグラフィティ。60年代末ニューヨークに発し、90年代からはより広い実践であるストリート・アートを分岐させつつ今も進行中だ。本書はその変遷の機序を明快に案内する。例えば、当初は地元に根ざす通り名だったのが、活動が広がるにつれ、出自に関わる要素を削ぎ落し、判読不能な造形にまで暴走してしまう。キャラとして自立するのだ。それが、オタク文化と照らされもして特性が浮き彫りになる。

    (書本&cafe magellan(マゼラン)高熊洋平さん)

  • Aug

    06

    『この世界の片隅に』前・後編 こうの史代(双葉社)

    『この世界の片隅に』前・後編 こうの史代(双葉社)

    佳境、焼夷弾が、絵を嗜む主人公から利き手を奪うや、作者自らペンを左に持ち替え背景が歪みだす。それは心象描写を越えて両手の非対称を印象づける。物語を紡ぐ右と抵抗する左。これは日常と戦争、呉と広島、作中の月日と実際に掲載された月等様々に変奏されてつど一方への偏向が執拗に慎まれる。虚構と現実は排斥し合うのでなく、むしろ両者の交通をこそ作品は促す。無い右手の綴る逸話が現実の浮浪児へ短絡する結末は圧巻だ。

    (書本&cafe magellan(マゼラン)高熊洋平さん)

  • Aug

    07

    『星座から見た地球』福永信(新潮社)

    『星座から見た地球』福永信(新潮社)

    作中交わることのない年少の4名、各自の挿話が小分けに順繰り語られる。だが、読み進めるうち時系列はおろか彼らの同一性すら怪しくなる。他方で、細部や状況が共鳴しては目配せし、各話の記憶がショートする。描写にリアリズムを託すのではなく、むしろ記憶が象る星座にこそリアリティが宿りうる。だから本作は、読む過程にのみ、仮の定点たる地球としてしか存在しえない。読者とは星座の謂であり、読むたびに結い直されうる。

    (書本&cafe magellan(マゼラン)高熊洋平さん)

  • Aug

    08

    『勝利の街に響け凱歌ー松本山雅という奇跡のクラブ』元川悦子(汐文社)

    『勝利の街に響け凱歌ー松本山雅という奇跡のクラブ』元川悦子(汐文社)

    2015年シーズンを新たにJ1で戦う松本山雅というサッカーチームをご存知だろうか。J2をわずか3年で通過してJ1昇格を勝ち取った奇跡のクラブと言われている。実は2013年11月に横浜FC対松本山雅の試合を横浜FCのホームで観戦したことがあるが、アウェー席が山雅サポーターで埋めつくされていて驚いたことを記憶している。彼らの力強いチャントを聞きながら、「この集団を束ねてギュッと絞ると燃えるような熱狂が滴り落ちそうだ」などと友人と話をしたことを覚えているが、毎試合それが選手へと伝染して躍動感あふれるひたむきなプレーをさせていたのかもしれない。本書は主としてサッカーチームの軌跡に焦点を当てた内容だが、ぜひ、お近くのスタジアムに足を運んで「松本山雅サポーターという熱狂による選手躍動装置」を間近で感じていただきたい。

    (ミシマガジンサポーター いとみきさん)

  • Aug

    09

    『赦す人―団鬼六伝―』大崎善生(新潮文庫)

    『赦す人―団鬼六伝―』大崎善生(新潮文庫)

    本書は、世にSM文学の巨人として知られる団鬼六に、『聖の青春』『将棋の子』などの著作で知られる作家・大崎善生さんが取材を重ねて綴ったノンフィクションである。団鬼六は、昭和6年の生まれである。転じて大崎さんは昭和32年(1957年)の戦後生まれだが、父が昭和4年、母は昭和5年の生まれだという。自分の両親と同じ昭和一桁世代であり、自分と同じ作家でもあった団鬼六。波瀾万丈を生きた鬼六の語りを聞く大崎さんには、なので敬意と憧憬とでもいうようなあたたかく優しい眼差しがあり、だから本書は絶対に大崎さんでなければ書けなかった傑作なのだと思う。

    (ミシマ社 渡辺佑一)

  • Aug

    10

    『CIRCLE ~エンボカ京都 料理と風景~』今井義浩(自費出版)

    『CIRCLE ~エンボカ京都 料理と風景~』今井義浩(自費出版)

    長く暮らした東京から、京北という京都の山奥に引っ越しました。ひとつのきっかけは、とあるピザ屋から。都から遠く離れた移住地を周りは誰も知らない中で、当時enboca京都シェフの今井さんはその魅力を力説。日々仕入れてる京北の野菜も大いに使い、京野菜のピザやグリルを作ってくれました。その彼が出版した、単なるレシピ本ではない、大いなる自然と共演するような、読んでて美味しい写真集です。本も料理もお召し上がりください。

    (編集者 中山慶さん)

  • Aug

    11

    『日本人の信仰心』前田英樹(筑摩書房)

    『日本人の信仰心』前田英樹(筑摩書房)

    移住した京北という地で、京の山奥まではるばるやって来る外国人を案内し、この地の暮らしを伝えるガイドの仕事も始めました。
    日本やその文化を伝える時に、その指針はガイドブックでなく、信頼できる思想家に拠りたいと思いました。日本の神や祭、風土と育まれた精神性。紀元前からの時間を一気に駆け抜け、ぼんやりしてた日々のふるまいの深い意味に気づきました。日本人である自分を意識する時、背骨のような柱となる一冊です。

    (編集者 中山慶さん)

  • Aug

    12

    『方舟に積むものは』望月通陽(筑摩書房)

    『方舟に積むものは』望月通陽(筑摩書房)

    京北という京都の山奥で、外国人を案内する日々。常々英語や中国語や諸々の言語を使いながら、同時に思うのは、一体「何を伝えるなら、この日本語でなければできないのだろうか」という問い。東京での編集者時代から、望月さんから手書きの原稿を受け取るたび、職人が身体深くから丁寧に紡ぎ出すような、日本語の粋(すい)を感じていました。この本は、そんな、日本語の話者であることに深い悦びを感じさせてくれる一冊です。

    (編集者 中山慶さん)

  • Aug

    13

    『本当の戦争の話をしよう』伊勢崎賢治(朝日出版社)

    『本当の戦争の話をしよう』伊勢崎賢治(朝日出版社)

    夏のこの時期は、どうしても過去に思いを馳せます。戦争という、個々の記憶や思い、また政治経済の思惑が錯綜する議論に、頭を抱えてしまうことも多い。
    その昔、とある船で英語通訳をしていた時に出会った伊勢崎賢治さん。NPOや国連の仕事でシエラレオネやアフガニスタンで武装解除に携わっていた、自称「紛争屋」。紛争地の究極の現場に身を置いて得た視点が、怖いほどリアルで、これからの未来を生きる大きな糧を与えてくれます。

    (編集者 中山慶さん)

  • Aug

    14

    『本当の戦争の話をしよう』ティム・オブライエン(文春文庫)

    『本当の戦争の話をしよう』ティム・オブライエン(文春文庫)

    京北という京都の山奥に移住し、車中心の生活となり車内で「音」を聞くことが増えました。特に英語。『村上春樹ハイブリット』という英語テキストでは、村上春樹が翻訳をしたこの本の一編 "On the Rainy River" を作者ティムの肉声で聞けます。なぜ私はベトナム戦争に行ったのか、切なくも力強く語られ、人間ティムが負った業の深い部分へと引き込まれます。国境も正義も、イデオロギーの区分も超えた「物語」の可能性を感じる、必聴・必読の本。

    (編集者 中山慶さん)

  • Aug

    15

    『塩尻の新図書館を創った人たち われら図書館応援団』内野安彦(ほおずき書籍)

    『塩尻の新図書館を創った人たち われら図書館応援団』内野安彦(ほおずき書籍)

    長野県松本市に隣接するベッドタウン塩尻の旧市街地を活性化するため図書館を核にした複合施設のプロジェクト。頼まれて50歳で長野県に単身赴任した図書館長の5年間の出会いのレポート。

    (ミシマガジンサポーター EishiNさん)

  • Aug

    16

    『民藝の教科書 うつわ』久野 恵一/監修、萩原 健太郎/著(グラフィック社)

    『民藝の教科書 うつわ』久野 恵一/監修、萩原 健太郎/著(グラフィック社)

    器が好きだ。好きなお皿によそうだけで、2倍も3倍も、食べものが輝いて見える。ひとの手で作られた、その姿が見えるような器が好きだ。洗い物でさえ心が躍る。
    「民藝」という、もう何十年も前に柳宗悦らによって作られたことばは、今はもう概念すら変わりつつあるかもしれないけれど、ちょっとでも知りたいと思って本を読む。丁寧に作られたこの「民藝の教科書」シリーズは、何度見返してもいいなあ。小田中さんの装画もぬくもりがあっていいなあ。いいなあ〜。
    わたしは、民藝の器はとてもやさしいと思う。大事に一生付き合っていきたい器でご飯が食べられる日々が、とても好きだ。

    (ミシマ社 新居未希)

  • Aug

    17

    『食器と食パンとペン 私の好きな短歌』安福望(キノブックス)

    『食器と食パンとペン 私の好きな短歌』安福望(キノブックス)

    イラストレーターである著者が好きな短歌一首ずつにイラストを添えたチャーミングな一冊。短歌を読んで膨らむ想像が、イラストによって更に自由で楽しい仕上がりになっています。もともとTwitterでアップされているものなので、ネットでも作品を見ることは可能ですが、本として手に取るとその愛らしさはまた格別なものに感じます。貴方も手に取ればきっと手元に置いておきたくなるはず。お気に入りの一首を見つけてみては?

    (アセンスアメリカ村店 磯上竜也さん)

  • Aug

    18

    『ここにないもの 新哲学対話』野矢茂樹 文 / 植田真 絵(中央公論新社)

    『ここにないもの 新哲学対話』野矢茂樹 文 / 植田真 絵(中央公論新社)

    "何も考えないやつには、考えてもみなかったことなんか、現れるわけないだろ。"

    哲学的な問題が、決して「ぽい」言葉を使うことなく、やさしく真摯な言葉で書かれています。エプシロンとミュー、2人の対話によって進んでゆく、彼らのの少しぬけた掛け合いも魅力の一つ。何よりもこの本のなかには「考えること」でしか感じることができない、ささやかで、でもたしかな光があるんです。

    (アセンスアメリカ村店 磯上竜也さん)

  • Aug

    19

    『グルブ消息不明』エドゥアルド・メンドサ 著 / 柳原孝敦 訳(東宣出版)

    『グルブ消息不明』エドゥアルド・メンドサ 著 / 柳原孝敦 訳(東宣出版)

    特別な任務の為、バルセロナにやってきた2人の宇宙人「グルブ」と「私」。しかし調査の為にセクシーな国民的スターのマルタ・サンチェスの姿となった「グルブ」が早々に行方不明に?!残された「私」も、相棒を捜す為街に出るが、いきなり車に轢かれたり、何度も溝にはまったり、やたらに物を盗られたり...。てんやわんやでぐだぐだで、そして何よりユーモラスな物語にもう夢中。この夏笑える読書をお望みならば、この1冊で決まり!

    (アセンスアメリカ村店 磯上竜也さん)

  • Aug

    20

    『たましいいっぱい』おくやまゆか(KADOKAWA) 

    『たましいいっぱい』おくやまゆか(KADOKAWA) 

    ある夫婦の不妊治療を静かにやさしく描いた「今日のお弁当は」、未来から来た転校生の交流を切り取った「バイバイ」、女性の心の機微を演じる落語を語りなおした「三年目」を含む5編、そしてそれぞれの話の間に挿まれるのは、愛らしいしりこだまたちがいきいきと動き回る「しりこだまラプソディー」。その作品も切なさと可笑しみをシンプルで味わいのあるタッチで表現しているじんわり残る余韻が心地よい作品集。

    (アセンスアメリカ村店 磯上竜也さん)

  • Aug

    21

    『吉田知子選集Ⅰ 脳天壊了』吉田知子(景文館書店)

    『吉田知子選集Ⅰ 脳天壊了』吉田知子(景文館書店)

    熟々と紡がれた言葉を追ってゆく内に、気付いていなかった現実の異層が見えてしまう...。
    そんな感覚を味わいたければこの本を手に取りましょう。易しく理解できるものではないけれど、この読感は吉田知子の他になかなか味わえないものです。巻末に附された町田康の出題がガイドラインの一つとなるのも有り難い仕掛け。その問いに貴方(私)はどう答えたか?それはまた語り合おうではありませんか、それも読書の楽しみの一つですもの。

    (アセンスアメリカ村店 磯上竜也さん)

  • Aug

    22

    『11ぴきのねことへんなねこ』馬場のぼる(こぐま社)

    『11ぴきのねことへんなねこ』馬場のぼる(こぐま社)

    お空からやってきたへんなねこと11ぴきのねこたちはコミュニケーションできるのか??様々な思惑が交差してゆきます。私的に水玉模様と傘をさしている姿がお気に入り!

    (ミシマガジンサポーター 三浦裕子さん)

  • Aug

    23

    『HIGASHIYA』緒方慎一郎(青幻舎)

    『HIGASHIYA』緒方慎一郎(青幻舎)

    「プレゼン修業をしたいのですが...」と、とある書店で尋ねたら、この本を紹介された。え、和菓子屋のコンセプトブックじゃないか。役に立つのだろうか...と訝しく思いながら購入。しかしこれこそ求めていた本だった。元来あるものを、どのように演出し、提供するか。緒方氏の生み出す、意外な驚きと不思議な安心感。そこには、「見立て」の遊び心や、原料・形状・歴史へと回帰する洞察、相手をもてなす心などが潜んでいた。装丁も美しく、何度も開きたくなる一冊。

    (ミシマ社営業チーム 池畑索季)

  • Aug

    24

    『100均フリーダム』内海慶一(ビー・エヌ・エヌ新社)

    『100均フリーダム』内海慶一(ビー・エヌ・エヌ新社)

    めくるめく100均の世界。
    100円という制約の中で生み出された「もの」たちは、荒々しく、適当で、とても安っぽい。
    著者の目はその「もの」たちに美を見出しました。
    もったいないくらいに綺麗な写真と
    愛にあふれる文章でその美しさを伝えてくれます。
    美術館にある名画やピカピカのダイヤモンドだけが美ではない。
    100円で買える美意識の開放がここにあります。

    (金細工職人 あべしょうへいさん)

  • Aug

    25

    『大うんこ展』タナカカツキ・伊藤ガビン(PIE International)

    『大うんこ展』タナカカツキ・伊藤ガビン(PIE International)

    「大うんこ展」声に出して読みたい本のタイトル第一位です。(自分調べ)
    だいうんこてん。。。
    いいですねぇ~。
    本の中身はといいますと、うんこの絵です。
    うんこの絵ばかりが展示されている架空の展示会「大うんこ展」を小学生と先生が屋外学習で見学に行くというストーリーです。
    笑いあり、涙あり、うんこあり。のうんこです。

    (金細工職人 あべしょうへいさん)

  • Aug

    26

    『野宿入門』かとうちあき(草思社)

    『野宿入門』かとうちあき(草思社)

    人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」の編集長が書いた野宿の入門書です。
    歴史をさかのぼれば私の祖先も野宿して いたでしょう。
    ゴリラやライオンなんかも野宿していると思います。
    地球全体で考えれば野宿のほうが主流なんじゃないでしょうか。
    皆いろんなものを背負って生きているこの世の中、持ちものを減らして身軽になろう。という考え方もありますが、逆転の発想で自分が家から出ちゃう。外で寝ちゃう。
    朝起きたときの解放感と「あ、生きてる。」という安心感は、人生の新しい扉をパカーンと開いてしまうかもしれません。
    そうだ 野宿、しよう。

    (金細工職人 あべしょうへいさん)

  • Aug

    27

    『馬語手帖 ウマと話そう』河田桟(カディブックス)

    『馬語手帖 ウマと話そう』河田桟(カディブックス)

    馬の気持ちを知って馬と話をするための本です。
    午年生まれの私は馬になん となく親近感を持っていました。
    こどもの頃に乗馬体験をしたとき係の人に
    「後ろの方は危ないので前の方にいてください。」
    といわれて馬の前のほうに立っていたら顔に近すぎたのか、太ももをバチーンと噛まれて、馬がトラウマになってしまいました。
    この本を読んで馬と仲直りしに行きたいです。

    (金細工職人 あべしょうへいさん)

  • Aug

    28

    『縄文聖地巡礼』坂本龍一・中沢新一(木楽舎)

    『縄文聖地巡礼』坂本龍一・中沢新一(木楽舎)

    縄文時代。一万年も続いていたのに、歴史の教科書ではページをペラっとめくれば終わってしまう。右か左か迷ってどうしようもないときは、そのまま後ろに下がればいい。光より速い想像力で。言葉では伝わらない縄文スピリットは行って感じる。燃えよ縄文Don't think. Feel !  縄文聖地巡礼で。

    (金細工職人 あべしょうへいさん)

  • Aug

    29

    『そう書いてあった』益田ミリ(ミシマ社)

    『そう書いてあった』益田ミリ(ミシマ社)

    心にスッと寄り添ってくれるあたたかい一冊。日常生活でできたトゲトゲをふんわりとつつんでくれるような本でした。

    (ミシマガジンサポーター 三宅沙弥さん)

  • Aug

    30

    『ツァラトゥストラはこう言った』 Friedrich Nietzsche (原著) 氷上 英廣 (翻訳)

    『ツァラトゥストラはこう言った』 Friedrich Nietzsche (原著) 氷上 英廣 (翻訳)

    学生時代に原書と格闘した青春の一冊です。3時間かけて1ページ進むかどうかという教授だったので、実は日本語でも最後まで読んでいません。でも本ってこんなに奥が深いのかと世界を広げてくれました。読めば読むほど分からないことが増えていきますが、これからもゆっくり、時間をかけて読んでいこうと思います。

    (ミシマ社 田渕洋二郎)

  • Aug

    31

    『フィンランド語は猫の言葉』稲垣美晴(猫の言葉社)

    『フィンランド語は猫の言葉』稲垣美晴(猫の言葉社)

    先日フィンランドを初めて訪れた。中学1年生でこの本に出会って20年間、ずっとあこがれていた国だ。いまとなっては本当に身近になったフィンランドだけれど、この本で描かれている1970年代は、日本でフィンランド語を学ぶこともままならない時代。まだ直行便すらなかった。身一つで「渡芬」(フィンランドへ渡ること)した稲垣さんがかけずり回るシーンが最高におもしろいのはもちろん、一から物事を学ぶとはどういうことかを気づかせてくれる。フィンランドで猫の鳴き声のように聞こえる言葉に出会ったときには、思わず心のなかで「ミハルさん、猫の言葉しっかり聞こえましたよ!」と叫んでしまった。

    (平凡社 岸本洋和さん)