今日の一冊バックナンバー

  • Dec

    01

    『愛と欲望の雑談』雨宮まみ、岸政彦(ミシマ社)

    『愛と欲望の雑談』雨宮まみ、岸政彦(ミシマ社)

    薄い本だけれど面白すぎて、1時間もしないうちに完読した覚えがある。世の中の20代の若者はこれを読むべき! 「昔と比べて差別のあり方が逆転している」というところがMAXに引き込まれます! 私の名前も最後のほうに出していただいているので、ぜひチェックしてください。

    (センダイガールズプロレスリング 代表 里村明衣子さん)

  • Dec

    02

    『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』伊藤祐靖(文藝春秋)

    『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』伊藤祐靖(文藝春秋)

    著者とその父とのエピソードで父が著者に語る「暗殺なんて簡単だ。余計なことを考えるから失敗する」という言葉が強く印象に残っています。著者の父は軍隊にいた際、蒋介石の暗殺を命令され、蒋介石の死まで射撃の訓練を欠かすことがなかったと言います。他国との比較など、文化論としても読めるところもある、刺激的な一冊でした。

    (ミシマ社サポーターさん)

  • Dec

    03

    『伝説の序章 ――天才棋士 藤井聡太』田丸昇(清流出版)

    『伝説の序章 ――天才棋士 藤井聡太』田丸昇(清流出版)

    14歳で史上最年少デビューを果たし、わずか半年あまりのうちに29連勝して世間に鮮烈な印象を与えた藤井聡太四段。この大器の「序章」を、棋士・田丸昇九段が綴った。数多ある「藤井聡太本」と異なるのは、棋士の目線を通じて書かれているということ。田丸九段はかつて「将棋世界」誌の編集長を務めた方であり文章は非常に読みやすく、また棋界の事情通として藤井四段のすごさだけでなく、そこに付随する棋界の仕組みやエピソードの記述も豊富でそれも面白い。たとえば、過去現在の大棋士が将棋を指すようになったきっかけや、藤井四段の師匠筋である「板谷一門」の悲願についてなど。局面図もついているが、むしろ将棋のルールを知らない方への配慮と感じた。藤井四段をきっかけに将棋に興味が湧いた方にはぜひ手に取っていただきたい一冊。

    (ミシマ社 渡辺佑一)

  • Dec

    04

    『月夜とめがね』小川未明(あすなろ書房)

    『月夜とめがね』小川未明(あすなろ書房)

    月の光と、草木と、花の香りに満たされて、おばあさんは静かに針仕事をしています。夜更けにふいに窓の下から訪れた、めがね売りの男からおばあさんはめがねを買いました。さらに訪ねてきたのは、ばらの香りのする少女。指にけがをしたと、おばあさんに助けをもとめてやってきたというのです。おばあさんが先ほどのめがねをかけて見てみるとそれは少女ではなく、小さな蝶でした。これらは美しい月の光の魔法でしょうか。花々の香りがつたわってくる春の夜の夢のような物語です。

    (TSUTAYA AVIX 福知山店 能勢和子さん)

  • Dec

    05

    『エヴリシング・フロウズ』津村記久子(文春文庫)

    『エヴリシング・フロウズ』津村記久子(文春文庫)

    ヒロシを見ていると、勉強が苦手なことがなんだっていうんだと思う。ドキリとする、気づかされる、冷静や達観とも違うそれはヒロシの視点で、わたしは心にひとりヒロシを持ちたいと思った。ヒロシはそのほとんどを声に出さない。ふわりと思い考えている。この感性をどうか枯らさず美しく育ててほしいと思う。進学や就職先にもヒロシに似ている人がいたらいいと友達が言う。あなたに会えてよかった、ありがとう。

    (TSUTAYA AVIX 福知山店 太下由貴子さん)

  • Dec

    06

    『ルビンの壺が割れた』宿野かほる(新潮社)

    『ルビンの壺が割れた』宿野かほる(新潮社)

    人のメールを盗み読みしている様でドキドキしながら夢中で読みました。進むにつれ、どことなく不協和音が響き始め、先に何があるのか知りたい様な知りたくない様な・・・その何かを知った時、心臓が『ドクンッ』と鳴ったのを覚えています。数日はなんだか気持がザラザラしていました。

    (TSUTAYA AVIX福知山店 安達佐栄子さん)

  • Dec

    07

    『美しいものを見に行くツアー ひとり参加』 益田ミリ(幻冬舎)

    『美しいものを見に行くツアー ひとり参加』 益田ミリ(幻冬舎)

    帯にある『一回きりの人生。行きたいところに行って見たいものを見て食べたいものを食べるのだ。』本当!この言葉に尽きる! 気づけば、オーロラにクリスマスマーケット、リオのカーニバル。もう、ミリさんと一緒に旅した気分。ちょっとした失敗談など、どこを読んでも勉強になるしクスッと笑えて私の旅行の教科書です!

    (TSUTAYA AVIX福知山店 安達佐栄子さん)

  • Dec

    08

    『ひきこもらない』pha(幻冬舎)

    『ひきこもらない』pha(幻冬舎)

    もし、自分が男だったらこんな生活してみたかったな~と、ちょっぴり憧れの気持ちで読みました。お金がなくたって、あてがなくたって行き着いた所で、なる様になるさ精神。そんな中でも、自分なりのこだわりがあったり、少し冒険して未知の世界に一歩踏み込んでみたり・・・大人になっても、新しい発見や知らない事ばかり。私もこの本に出会って、長距離夜行バスで出掛けるという冒険の一歩を踏み出しました。

    (TSUTAYA AVIX福知山店 安達佐栄子さん)

  • Dec

    09

    『ニューヨークの解けない魔法』岡田光世(文藝春秋)

    『ニューヨークの解けない魔法』岡田光世(文藝春秋)

    ニューヨーク在住の著者によるエッセイ。街角で、メトロで、レストランで、家のバルコニー越しにニューヨークの人々との出来事をつづっています。ニューヨークの人はみんなおしゃべり好きで優しくて温かい。自分も家でゴロゴロしてないで出掛けて、道行く人とおしゃべりしたくなる、ウキウキしちゃう本です。

    (ミシマ社サポーターさん)

  • Dec

    10

    『泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ』瀬川昌司(講談社文庫)

    『泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ』瀬川昌司(講談社文庫)

    今月16日に、北野新太さんの新刊『等身の棋士』(ミシマ社)が発売になります。ゲラを読んで盛り上がった私、遅ればせながら本著を読みました。中学3年生で奨励会に入り、C級に上がれないまま年齢制限がきて、奨励会を退会。もう二度と将棋を指すまいと思った著者が、再び将棋を楽しみ、夢中になり、異例の編入試験を受けてプロになるまでを綴るノンフィクションです。もう、胸熱すぎて、何度心のなかで「しょったん...!」と泣いたことか。瀬川家のお父さんも素敵。好きなことをやり通す力をくれる本です。

    (ミシマ社 新居未希)

  • Dec

    11

    『四間飛車を指しこなす本 1(2・3)』藤井猛(河出書房新社)

    『四間飛車を指しこなす本 1(2・3)』藤井猛(河出書房新社)

    【紙でしか味わえない、四間飛車のDNA】
    飛車を振るという行為は、あなたの将棋の可能性を何倍にもしてくれます。その振り飛車のエッセンスを一冊にまとめた不朽の定番書。読んだらあなたも四間党になること間違いなし!
    (*編集部より:棋士たちの横顔に迫った北野新太さん渾身のノンフィクション『等身の棋士』、発売まであと5日です!)

    (丸善仙台アエル店 店長 中崎悠人さん)

  • Dec

    12

    『羽生善治と現代―だれにも見えない未来をつくる』梅田望夫(中公文庫)

    『羽生善治と現代―だれにも見えない未来をつくる』梅田望夫(中公文庫)

    【羽生さんはどれだけ凄いのかという本】
    将棋ファンは羽生善治という人の凄さをファン以外の人に説明するすべがない。言葉にしようとしても零れ落ちてしまう羽生さんの凄さを一冊の本にまとめた本。
    (*編集部より:棋士たちの横顔に迫った北野新太さん渾身のノンフィクション『等身の棋士』、発売まであと4日です!)

    (丸善仙台アエル店 店長 中崎悠人さん)