2012年1月 編集後記
今月の第7回の古代史研究会を執筆されたのは、古代史研究会メンバーのミルコさんです。ミルコさんといえばミシマガで『ミルコの六本木日記』を連載されていますが、実は古代史研究会メンバーでもあるのです。大物揃いの古代史研究会、コンテンツは今後も要チェックですよ~。
(林)
「月刊城陽」にて、ミシマ社の本屋さんについて紹介させて頂きました。ついにお披露目です。いろんなところから届いた本たちを見ていると、本当にぜんぶ良くて、鼻息荒げて一冊一冊凝視しています。僕たちだけですべて買い上げてしまいそうな勢いです。今日もオフィスの近くで、城陽・平川名物の茶だんご(「じみち日記」にも登場しました)を食べたり、小銭をカンカンに入れて買うご家庭直売の野菜売り場をいくつも発見したり、城陽の素敵ポイントに触れてきました。古墳もいっぱいあるし、まだまだ、掘れば掘るほど、いろいろ出てきそうな城陽の地で、これからもおもしろいこといっぱいしていきたいです!
(関ジュニ 松村)
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テーマ:「目印」
■[本屋さんと私]第51回 「小商い」という商売のかたち(2010年10月21日掲載)
平川「小商い」といっても、「マイクロビジネス」のことではないんです。規模は関係なく、社員が1000人いようが1万人いようが「小商い」という商売のかたちがあり、それについて書こうと考えています。なかなか書き進まないんだけどね(笑)。
「小商い」とは何かというと、「自分の手の届く距離、目で見える範囲、体温を感じる圏域でビジネスをしていく」ということです。そういう商売は、大儲けはできない。大儲けはできないけれど、ある種の確実な、ビジネスには絶対必要な、「取引の繰り返し」というものが確保できる。
■[本屋さんと私]第41回 子どもの頃から書いてました (クラフト・エヴィング商會 吉田篤弘、浩美さん編)(2010年7月8日掲載)
―― 本屋さんに自分で行った最初の思い出というのはいつくらいですか?
篤弘市場のなかに本屋があったんです。野菜を買ったり果物を買ったりする市場のなかに。そこで母親が買い物しているときに、その本屋で立ち読みしていたのが最初の記憶ですかね。けっこう覚えてるんですよ。本を読んでいた感触とか。
だいぶ大人になってから母に、あのときのことを覚えてると話したら、あれは本当にまだ立って歩いてまもなくの頃じゃないか、って。
―― へ〜。そうですか。
篤弘たぶん本というものを理解して見ていたわけではないと思います。だけど母は、ぼくが本に興味を示しているのを見て、その本を買ってくれ、それをぼくは家に帰ってからもずっと見ていたそうです。
―― へー。
篤弘その本はいまも持ってます。たしか、イソップの童話か何かです。
―― その頃はもう字は読めてたんですか。
篤弘読めてないんじゃないですかね。たぶん、大人が読んでいるのを真似していただけだと思います。その本屋さんは、割とすぐになくなってしまったので、ぼくの記憶は、そうとうチビの頃のものであることは間違いないです。母が買ってくれたことも覚えてるので、たぶんそれが自分の最初の記憶だと思います。
■[実録! ブンヤ日誌 ]第10回 野人との2日間 (2010年6月21日掲載)
雲ひとつない快晴の下、人生で初めて砂丘を歩いた。何の因果だよ、と笑いたくもなったが、空と砂だけの幻想的な世界は傷ついた心(それほどでもないが・・・)を癒してくれた。ちょっと雰囲気を覗くだけと最初は思っていたが、僕も濱田広報もだんだんヤケになり、果ての海岸線まで完歩することにした。45度ほどの勾配がある大きな丘をゼエゼエと登り切り、青空を見上げて深呼吸した時、ふと思った。「このままじゃ帰れない」
1泊して翌日に再チャレンジすることにした。危険な選択だった。1泊2日にすれば、抱えまくった仕事はさらに遅れ、経費もかさむ。しかも岡野は「体のフシブシが痛い」と語るほどの状態で、1日待てば回復するという保証はどこにもなかった。後日、電話で話を聞いて写真も送ってもらう手筈も整っていたため、紙面としてはギリギリ成立する。なのに、もし2日間かけて会うことすらできなかったら・・・。
■[特集]「いま、地方で生きるということ」を書いてみて 西村佳哲(前編)(2011年8月2日掲載)
西村それである日、床屋に行って座ったら、いつものお兄さんが「西村さん、今日どうします?」「いつか丸めたいって言ってましたよね」と。ふだん彼の方から言うことってなくて、たいてい僕が「いつもどおり」と答えるパターンだったけど、その日は違ったんですよね。ちょうど「いつかはない」と考えていたので、「そうか今日か」と(笑)。それ以来、坊主頭なんですけど。これは完全な余談ですが。
―― 重要な話です。
西村冬に丸めるもんじゃないと思いましたけどね。寒いし(笑)。で、「いつかはないんだよ」って、大学の授業で課題を出して、講評会の時によく思うんですよね。彼らは「また次の時にうまくやればいいや」と思ってるんだろうけど、その「いつか」はもう来ない。同じ課題をやる機会なんて絶対ないんだから。そんなわけでこの本についても、「三島さんと本をつくるという波がいま来ている、このタイミングで乗らないとテイクオフできない」と感じたのが最大の理由ですね。
■[飲み食い世界一の大阪。]第2回 チョット京都、行こう。(2011年11月28日掲載)
街の先輩からの「チョット行こか」もそうだが、初めての街や自分の地元ではない街でだれかからの「チョット行きましょか」との誘いほど、わくわくするものはない。店好き街好きで、根が調子者(アホ)のわたしなどは、「チョット」と言われると、その後の予定がない限り絶対に「行きましょ行きましょ」と2回リピートの返事になる。
この「チョット」は、あまり知り合い度が深くない人にそう誘われると、この人はさてどんな店に連れて行ってくれるのかという期待と、その人の「チョット」で連れて行ってもらった店を通じて、その人のことが街的にどんな人であるかがわかるような気がする。
また「チョット」は決して喫茶店に「チョット行く」ことではない。そして「チョット」はその因果として時には怖ろしい結末を迎えるほどのハシゴ酒になるか、文字通り「チョット」だけで何だか物足りなく「水くさい」ことにもなる。必ずそのどちらかなのである。
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発行人:三島邦弘
編集:ミシマ社
ウェブ編集:松井真平
ライティング
関ジュニ:新居未希 山﨑美和子 北岡恵里奈 松村惇平
月刊城陽:「ミシマ社の本屋さん」いよいよオープンです!
イラスト MARINO (ブリン)
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