じゃり道本屋さん日記

第26回 本とそのまわり

2017.01.08更新

 あけましておめでとうございます。
 2017年、本屋さんは福袋の発送に追われつつ慌ただしく始動しました。新年最初にご来店くださったお客さんを見送り、一息ついているとすぐに引き返してこられました。
 「門の外に亀がいますけど...こちらのカメではないですか?」
 え。あわてて外に出ると物陰でバケツに入って冬眠していたはずのカメがのそのそとおとなりのお家の玄関に入っていこうとしているところでした。あったかいからですかね。びっくりしましたね。ペクって言うんですよ。メスです。教えてくださってありがとうございます。親切なお客さんにペクと二人でお礼をいってふたたび見送ります。


 昨年末から瀬戸内海の周防大島から届いたエコバックと缶バッジの取り扱いをはじめました。どちらも本屋さんに置くにしてはちょっと唐突な感じがするかもしれません。でも雑誌『ちゃぶ台』を並べてみるとその関係性がみえてきます。周防大島の取材から始まった『ちゃぶ台』。第2号では島のマルシェについても記事を掲載させていただきました。エコバックと缶バッジはそのマルシェから届いたもの。エコバックに『ちゃぶ台』を入れて持ち帰れば、活字だけでは追いきれない島の賑やかな風景が見えてきそうです。

 川端丸太町で迎える3度目のお正月、今年は福袋に例年になくたくさんのご注文をいただいています。選書するのはミシマ社京都オフィスのメンバー。テーマを先に決めてから選んでいく人、自分の好きな本をとにかく詰めていく人、時間をかけずぱっぱと選んでからテーマを与える人、金額と冊数とをにらみながら思い思いに選んでいます。どんな選び方をしてもなんとなく本と本の関係性が見えてきます。この本はこの本と一緒に読んでほしい。この本の著者はこの本が好きって言ってた。この本の著者とこの本の著者は仲良し。この本の舞台はこの本にも出てくる。この本とこの本は同じ装丁家が担当されてる。それぞれの本をつなぐ何かを推理しながら本と本の並びを読んでいただけると幸いです。なんにでもつながる本の世界ならではの遊び方かもしれません。


 こんな遊び方を、年末年始だけでなく今後もいろんな形でやっていきたいと思います。その季節ごとの本のセット。新入学や新生活に読んでほしいおすすめの本など、一冊では伝わらないことがまとまって選ばれた何冊かの本たちの表情からおとどけできれば楽しいかもしれません。


「本屋さんの福袋」5000円
ミシマ社メンバーが選んだ本4~5冊とセレクトした人からのメッセージが入ってます。
ミシマ社の本が必ず一冊入ります。

遠方からのご注文も承ります。以下からご注文ください。
http://xc522.eccart.jp/z747/item_detail/itemId,28/
なお送料は別途ご負担ください。


1月の開店日(毎週金曜日)
6日、13日、20日、27日、28日
※今月の土曜営業日は28日です。
OPEN 13:00 - CLOSE 19:00



ミシマ社の本屋さん
京都市左京区川端通丸太町下る下堤町90-1
営業:毎週金曜日、月に一回どこかの土曜日
   13:00〜19:00
電話:075-746-3438
京阪・神宮丸太町駅2番出口から南へ徒歩1分
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ミシマ社の本屋さん

出版社・ミシマ社が運営する小さな本屋「ミシマ社の本屋さん」。2014年3月まで京都府城陽市で営業しておりましたが、京都市内にて2014年10月3日(金)より営業再開。毎週金曜日、最終土曜日の13:00~19:00の開店です。

京都市左京区川端丸太町下る90-1
京阪神宮丸太町駅から徒歩1分

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