<彼女>の撮り方

第9回 あいちゃんの、アルバム。

僕には子どもがまだいないので、お子さんがいる周りの友達を見ていると、「時代だなあ」って感じることがあります。
それは、産まれてから(産まれる前から!)ずっと写真や映像の記録を大量に残しているということです。

気持ちはよくわかります。僕も名古屋の実家に帰省すると、妹のあいちゃんの写真をとにかく撮りまくっています。

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2006年

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2007年

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2008年

・・・こんな感じです。ごくごく普通のお父さん的な視点です(繰り返しますが、兄です! 笑)。

子どもを撮るにはどんなカメラを買えばいいのかという相談をよく受けます。
子どもは、とにかく動きが速いです。そして感情の起伏が激しいです。
そんななかで、正直「数撃ちゃ当たる」方式が一番良いのではないか? と、妹を撮っていて思います。

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2009年

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2009年

雰囲気良さげな撮り方も、もちろんあります。そういった写真を撮るマニュアル本も出ていますので、技術的な部分はそちらに任せるとして。
大切なことは、子どもが成長して大人になって、いつかふと見返すときに、わかりやすい形でまとまっているかどうか、だと思います。

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2010年

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2010年

とにかくたくさん撮って、その膨大なデータ(今はデジタルな時代ですからね)をそのまま自宅のハードディスクなどに漂わせているようでは、何十年後かに見返すときに、何十年分を見返すのに何年ももかかる?! なんてことになりかねません。
更には、データは案外もろいので、一瞬で消えてしまったりします。ので、しっかり紙にプリントしておくことも、大切だと思います。思い出が写る写真は、お金では買えませんので・・・。

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2011年

第9回<彼女>の撮り方 あいちゃんの、アルバム。
2012年

なんて言いながら、僕も今回、膨大な妹のデータの海を漂いながら、思い出に浸りながら、写真を構成してみました。こうやって写真を選ぶ作業も、楽しいもんですよ。

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プロフィール

青山裕企(あおやま・ゆうき)

青山裕企

写真家&「ユカイハンズ」代表。
1978年愛知県名古屋市生まれ。2005年筑波大学人間学類(心理学専攻)卒業。2007年「キヤノン写真新世紀」優秀賞(南條史生選)受賞。
サラリーマンや女子高校生など“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作している。
著書は『ソラリーマン』『思春期』(ピエ・ブックス)、『スクールガール・コンプレックス』(イースト・プレス)、『吉高由里子 UWAKI』(マガジンハウス)、『つきあいたい』(扶桑社)など。
好きな食べ物は、抹茶系全般とココイチのカレーと一蘭のラーメン。好きな動物は、ペンギン(グッズ収集家)。誕生日の覚え方は、「よい子(4.15)」。
長所は、晴れ男。座右の銘は、「愛嬌は、老けない」。

旅して一番好きな国は、アイスランド。行きたい国は、ブータンとイエメン。近頃ハマっているのは、昔よく聴いてた曲をリバイバルすること。
子どもの頃の夢は、お天気おじさん(気象予報士)。
現在の夢は・・・やっぱり秘密です!

青山裕企・ホームページ

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