今週のミシマ社

『インタビュー』これってどういう本なのか

2017.05.14更新

 5月20日(土)に発刊となる木村俊介さんの『インタビュー』
 20年間、1000人以上の人たちにインタビューしてきた木村さんが、「インタビューとはなにか」ということを極限まで考え抜いた一冊です。
 発売の1週間前となる本日、本書の内容をちょこっとだけご紹介します! 

 まずはじめにみなさんにお伝えしなければならないことといえば......。なんと、こちらの原稿、実は木村さんの「手書き原稿」で編集部に届いたのです! 本書の帯の言葉にもあるのですが、まさしく「えんえんと、えんえんと、えんえんと」。木村さんの熱のこもった手書きの文字が、言葉たちが、とめどなく溢れていました。本書の本づくりは、この渾身の手書き原稿をデータにすべくタイピングすることから始まったのです。

木村さんの手書き原稿

 ではさっそく中身に入りましょう。この本の目的について、木村さんは、「はじめに」でこう書いています。

 本書の目的は、「インタビューとはなにか」というひとつの大きな問いに対して、私が現役の取材者としての経験や考えの蓄積から、「こういうものなのではないだろうか」と、 なるべくならば深いところで回答していくことである。

 続けて、この本で語るインタビューについての3つの側面をあげます。
1つは、インタビューを初めてするという人のための「入門書のような面」、2つ目は世に浅い情報ばかり流れているのではと危惧している人たちへ向けた「情報論としての面」、3つ目は、20年以上取材の世界にいたことで見えてきた一個人による「報告書としての面」です。

 その後、ご自身が読まれてきたインタビュー関連の本、そして経験を語った後、「はじめに」をこう結びます。

 インタビューにまつわる複雑な世界に入りこんで、少なめに見積もってもおそらく千人以上にはロングインタビューをさせてもらってきたこれまでの取材体験の全体を、ある種の「ひとつながりの潜入取材」のように捉えたうえで、これこそが自分が前からまとめたいと思っていたノンフィクションとして、本書を記していく。

  今回は「はじめに」だけご紹介しましたが、ここだけでもその熱量の高さ、とてつもない一冊だという雰囲気が伝わってきます。いよいよ来週の20日(土)発売です! これからインタビューをはじめてする人から、メディア関係のお仕事をされている方はもちろん、「善き」仕事をしつづけたいと思っている方々にとっては必読の一冊となっています。どうぞ、お楽しみに!

お便りはこちら

みんなのミシマガジンはサポーターの皆さんと運営しております。

ミシマ社

2006年創業、「一冊入魂」をモットーに本作りを行う小さな総合出版社です。ただいま東京・自由が丘と、京都の2拠点で活動中。今週の出来事や刊行書籍のお話をお届けします。

ミシマ社

バックナンバー