ミルコの六本木日記

第3回 再利用との出会い

ミシマ社の朝は早い。
8時半に全員(7人)が集合し、神棚にあいさつしたのち各自仕事にとりかかる。朝は仕事もはかどる。
私も、朝に大事な用をすませるようにしている。
それから、一度おもてに出て、空を見るようにしている。

会社を辞めて私がまず不便を感じたのは、本の発送だった。
本が傷まないように、硬い封筒で送りたい。
ところがこれがどこにでも売っているものでなく、値段も2つで100円と割りに高い。

会社にいた頃は、硬い封筒をポンポン使っていた。
硬い封筒だけでなく、柔らかい封筒も、便箋も、サインペンも消しゴムも、会社にはたくさんあった。なんて恵まれていたのだろうと思う。
私は出版社から本を送っていただくと硬い封筒の表のラベルを剥がし、溜めるようになった。
ウラの白いチラシや、プチプチも溜めるようになった。
中途半端に使って放っていたペンは、まとめてペン立てに差すようにした。
 
朝の空気を吸うと朝ごはんがいちだんとおいしい。

呼吸がラクになってきた。もっと息を吸おうと思う。

 
 

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プロフィール

山口ミルコ(やまぐち・みるこ)

プロデューサー、編集者として出版社で20年、現在はフリーで芸能、文芸のさまざまな企画にかかわっている。趣味は楽器演奏。「ジャズジャパン」、フリーペーパー「BIGBAND!」、富士通テンの音楽情報サイトKOBE jazz jp などにエッセイを書いている。

http://kobejazz.jp/

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