第2回 入ってはいけない会社―番外編―2
ネガティブワードを発言しまくる面接官のいる会社
あと半月で3月も終わります。多くの学生が卒業し、社会人生活を迎えようとしています。しかし、今年の就職状況は非常に厳しく、データ上では約3割程度、実際には半数近くの学生が、就職先や進路が未決定のまま、4月を迎えることになります。
こうした世の中は、変えなければなりません。
私はずっと、事業を行う中で、学生や第二新卒の方々の就職を応援する気持ちを持ち続けてきました。自社の事業でも、就活生の皆さんを支援する活動を行ってきましたが、それだけではとても間に合わない、という思いから『その会社、入ってはいけません!』を執筆しました。
本書が一人でも多くの人に読まれることで、「入ってはいけない会社」に入社してしまう人を一人でも減らし、「入るべき会社」に一人でも多くの人が入って欲しいと願っています。そのことが結果的に、景気の向上や日本の産業が世界に通用するようになる第一歩となると思うからです。
さて第2回目の「入ってはいけない会社の見わけ方~番外編」ですが・・・、
「面接でネガティブワードを発言しまくる面接官のいる会社」です。
面接官にも様々な方がいます。すべての面接官が聖人君主のような人物ではありません。たまたま当たった面接官のネガティブな言動一つで、その会社のことを全部ダメだと判断することもできませんが、それでもダメな会社というのは、得てしてネガティブ思考が蔓延しているものです。
ネガティブとは、言葉の通りで、否定的なことを言います。
ネガティブワードとは、否定的発言です。
たとえば、「~だから、ダメだ」という発言や、「それは無理だろう」とか、「う~ん・・・やめておこう」などです。そのほかありがちな例としては、「(同業他社のことについて)あそこはダメだよ。経営者がボンボンだから・・・」などの批判を言うこともネガティブワードに含まれます。ネガティブな思考を持っている人は、言葉にもよくネガティブワードを使うのです。
では、なぜそうした面接官がいる会社はやめておいたほうがいいのでしょうか?
まず理由の一つ目は、ネガティブワードを多用する人は「他人の粗探し」をする傾向があるからです。こうしたタイプの人が面接官についた場合、受ける人の短所をなんとか見つけようとします。
面接を受ける側の思いとしては、「どうせなら、ポジティブな思考(プラス発想)で自分を見て欲しい」と思うのがふつうでしょう。
自分の短所を見て判断されるよりも、自分の活躍できる部分(長所)をうまく聞き出して(発見して)くれて、それで合否を出してくれる面接官のほうがコミュニケーションも取りやすいに違いありません。恐らく、そういうポジティブな面接官のいる会社の方が、入社後の自分の能力や専門性、適性などを発揮できる環境が整っているはずです。
しかし面接官の心理に立ってみれば、粗探しをしたくなる理由も分かります。それは「採用に失敗して、自分の評価を下げたくない」からです。もし変な人が入ってきて、職場で問題でも起こせば、それは面接官の責任となります。
ですから、面接官は自分の評価を下げないように、どちらかといえば応募者の悪い部分を見たり、聞いたりしようとするわけです。
2つ目の理由は、面接官がネガティブワードを多用する会社は、「社風もネガティブに染まっている」からです。
そういう会社では、たとえば上司が部下を叱るときも、まず真っ先に部下の失点を突きます。「おまえは・・・だからダメなんだ!」と怒鳴ったり、「なぜなんだ!」と言って部下を問い詰めたりする光景が日常的で、職場がいつも殺伐としています。叱られてモチベーションアップする人はあまりいません。多くの人は、褒められたほうがモチベーションアップするものです。
面接でネガティブワードを多用する会社は、現場の社員がみんなどんよりしているはずです。「これをやれば叱られるかも・・・」と思えば、どうしてもマイナス思考となり、チャレンジしない雰囲気になります。変化の早い今の時代に新しいチャレンジをしないことは、時代に乗り遅れることを意味します。『その会社、入ってはいけません!』でも繰り返し述べさせてもらっていることです。
良い結果を残した仕事や、目標達成に対して、惜しみない賞賛が送られる会社では、自然と「よし次もやってやろう」と燃える社員が多くなります。そういう会社では、他人の粗探しをすることはあまりないでしょう。そう考えると、面接官はその会社の社風を表現しているようなものなので、面接の現場で、逆にその会社の社風を知ることができるはずです。
ぜひ面接の現場で、面接官の使う言葉を注意して聞いてください。
「でも・・・」、「ダメだ」、「あかん(@関西)」、「無理だ」、「あほ・馬鹿」、「うざい」、「きもい」、「うちの上司or会社は・・・・(否定的ニュアンス)」といった言葉が出てきたら、要注意です。
