2025年4月
東京糸井重里事務所
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『ボールのようなことば。 』
糸井重里さんが書いた膨大な原稿からことばを厳選し、詰め込んだ一冊。自分が立ち止まっている時、ふとこの本を読み返すと肩の力が抜け、自然体になったような感覚になります。思いがけないことば、忘れていた感情がページをめくるたびに押し寄せ、自分をキャリブレーションしてくれる。すごく好きな一冊です。
2025.04.28
新潮文庫
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『有吉佐和子の中国レポート 』
1978年6月、五度目の中国訪問の記録。その時代の中国を肌で感じ、率直に意見をぶつける様子が印象的です。名著ばかりの有吉さんですが、エッセイもすごく考えさせられます。「女二人のニューギニア」は有吉さんの人間味あふれるやりとりと、帰国してからもまだ旅は終わってなかったエピソードにより一層、有吉さんが身近に感じられる一冊です。
(ミシマ社サポーター 伊良部恵美子さん)
2025.04.25
講談社
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『小説 』
小さい頃から小説を読むのが好きだった人にはぜひ読んで欲しいです。共感しかない!好きなことを好きなだけする。実利を求めたり、アウトプットを要求されない。そんな本の読み方もあって良しです。
(ミシマ社サポーター 海老原まきさん)
2025.04.23
東洋経済新報社
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『希望格差社会、それから 』
格差社会がどういう経緯でいまにいたったのか、わかりやすくまとめられていてとても興味深かったです。いまはバーチャルの世界が救いになっているというのですが、はたしてこれからどうなっていくのかいろいろ考えさせられました。
(ミシマ社サポーター 渡邉忠さん)
2025.04.21
青土社
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『絶滅へむかう鳥たち -絡まり合う生命と喪失の物語- 』
お願いです。どなたかこの本読んで下さい。そして、私としゃべって下さい。「そう、そう、そうだよね!」「うん、うん、そうなのよ‼︎」とひたすら共感するだけに終わるかもしれませんがそれでも、私はこの圧倒された感、首をギューギューしめられた感(でもマジで快感なんですよ)をどなたかと共有したいのです。
(ミシマ社サポーター 下島のズルい嫁さん)
2025.04.18
ポプラ社
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『万城目学さんと読む ビジュアル竹取物語 』
たまたま図書館で見つけました。だれでも知っているかぐやひめの話をわかりやすく解説してくれた本です。万城目さんの現代語訳が載っていたり、古語や歴史背景に関するビジュアル解説が載っていたり、と盛りだくさんです。万城目ワールド満載。(私はこの一冊から万城目ファンになりました)
(ミシマ社サポーターさん)
2025.04.16
山と渓谷社
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『ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記 』
とにかくおもしろいですよ。山歩きをしている時にヒルが上から降ってくるという定説を覆すために、ヤマビル研究会の小・中学生達がいろんな実験や観察をするのですが、それが体をはったものばかりで、とってもユニーク。研究結果を発表する場では頭の固い大人にどうしても理解してもらえない中、毅然と研究成果を主張する子供達の姿は素晴らしい。山歩きに興味がなくても、たっぷり楽しめる一冊です。
(ミシマ社サポーター 後藤邦夫さん)
2025.04.14