こどもとおとなのサマーキャンプ2021

第1回

「こどもとおとなのサマーキャンプ 2021」各講座の詳細&単独チケットのご案内

2021.07.10更新

第1部は終了致しましたが、第2部からのご参加も大歓迎です! チケットをご購入の方はアーカイブをご覧いただけます。(tupera tuperaさんの講座のアーカイブは通しチケットでのみご覧いただけます。)

この夏、ミシマ社では「こどもとおとなのサマーキャンプ2021」を開催します!

今年のテーマは、この夏、もれよう!。昨年と状況は変わらず、これをしてはいけない、という息苦しさに囲まれるなか、それらをすべて取っ払って、自分の枠からもれ、はみだし、のびのびと思いっきり楽しむ。そうして、自分の可能性が大きく伸びる! そんな願いを込めました。(代表・三島のことばをこちらからお読みいただけます。)

7月末と8月末に、1泊2日を2セット(オンライン)行います。

第1部(7/31~8/1)では、各講師のレクチャーがメイン。インターバル期間(8/2~8/27)は、第1部の講座の最後に講師の方からいただいた課題を実践(このインターバルの期間に、通しチケットをご購入いただいた方は、週に1度瀬戸昌宣さんによる「ベースキャンプ」を受けられます。詳細は後述)。

第2部(8/28~8/29)では、1カ月で深めたことを確認し、秋から「独習」できるためのステップを習ったり、発表をしたり。講師の先生と方向のコミュニケーションをとれるのが魅力です。そして、大人だけでの参加も、もちろん楽しめます! また、リアルタイムでの参加が難しいという方のために、アーカイもございます。

「大人1人で参加しても大丈夫?」、「どうして第1部と第2部があるの?」などよくあるQ&Aはこちらから↓

https://www.mishimaga.com/books/2021/003440.html

以下に各講座内容の詳細をお知らせします。
講師の方々からは、ひとことずつメッセージもいただいているので、ぜひお読みくださいませ!

また、通しチケットをご購入くださった方には、「こどもとおとなのサマーキャンプ2021Tシャツ」を1枚プレゼントいたします! ご注文受付次第、随時発送。この機会にぜひ!

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サマーキャンプの通しチケットはこちら

目次

tupera tuperaさん「tupera tupera流 絵本のつくり方」(全1回、90分)
中田兼介さん「いきものとあそぼう!」(全2回、60分×2)
土井善晴さん「こどもとおとなの料理講座(全2回、60分×2
宮田正樹さん「地元で、なにかを育てるーー周防大島の畑から」(全2回、60分×2
村上慧さん「自分の地図をかこう」(全2回、60分×2
★通しチケット(全9回)
※瀬戸昌宣さんによる「ベースキャンプ」つき(詳しくは後述)

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「tupera tupera流 絵本のつくり方」tupera tuperaさん(終了致しました。通しチケットをご購入の方はアーカイブをご覧いただけます。)

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この夏、自分で絵本をつくろう!

昨年の「こどもとおとなのサマースクール2020」では、「ビリビリゾンビ」を、そして今年1月に開催した「こどもとおとなのウィンタースクール2021」では「本気鬼」のつくり方を伝授してくださった、創作ユニットのtupera tuperaさん。

楽しい工作はもちろん、『しろくまのパンツ』、『パンダ銭湯』など、こどももおとなもページをめくるたびにワクワクする仕掛けが散りばめられた絵本をはじめ、『しつもんブック100』や『パパパネル』など、1冊がきっかけとなって会話が始まる絵本の枠を超えた作品もたくさんつくられています。

こんなにも自由で楽しいアイデアは、いったいどのように生まれるのか? 今回のサマーキャンプでは、tupera tupera流の絵本のつくり方をお話してくださいます!

*本講座で身につく(かもしれない)こと
・絵本づくりの楽しみ方
・日常のなかでの「おもしろい」の見つけ方

「tupera tupera流 絵本のつくり方」tupera tuperaさん

<開催日時>
7/31(土)10:30~12:00 (tupera tuperaさん講座は、第1部のみの開催となります。)

<開催方法>
オンライン配信(オンラインイベントの参加方法の詳細はこちら。)
※ご参加者には、イベント開催の翌日ごろ、録画動画をお送りいたします。
当日、ご都合がつかない場合も、ご安心ください。

<チケット情報>
通しチケット:¥15,000+税(全9回)(先着50名限定)
講師ごとの単独チケット(全1回): ¥4,000+税 


tupera tuperaさんからのメッセージ
絵本作りは楽しい!面白い!活動18年、これまでに様々な絵本を作ってきました。それぞれの絵本を見て、振り返りながら、作ったきっかけや、アイデアの出し方、出来上がった本の楽しみ方、tupera tuperaならではの絵本作りについて、たっぷりお話ししたいと思います。大人も子供も、絵本を作って、読んで、楽しみましょう!

tupera tupera(つぺら・つぺら)
亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。絵本に『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)、『パンダ銭湯』(絵本館)、『かおノート』(コクヨ)、『やさいさん』(学研教育出版)、『パパパネル』(ミシマ社)など、著書多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。

「こどもとおとなの料理講座」土井善晴さん

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料理研究家の土井先生と一緒に、料理をつくろう! 

お膳の上に、みそ汁と、ご飯と、もうひとつ何かを載せたら、それはもう立派な食事。子どもでも、食事は作れます。この夏、自分が食べるものを、自分でつくってみませんか?
初日は、みそ汁をつくる、ご飯をよそう、そして、それらをお膳にセットする、「一汁一菜」の基本を教わり、最後に土井先生から、インターバル期間の課題を発表いただきます。
2日目にはみそ汁だけでなく、自分にしかつくれない、自分だけの料理(いったい何か??)をつくって、料理の喜び、楽しさをあじわいましょう。

土井先生の「一汁一菜」は、普段の食事はご飯とみそ汁を中心にしたシンプルなものでも良い、という提案であり、多くの人を救ってきました。
土井先生のみそ汁や料理は、子どもにも十分つくれるものばかり。みそ汁がつくれるということは、「一汁一菜」の食事が自分でつくれて、家族のためにもつくってあげられるということです。
ぜひ、一汁一菜のキホン、ちょっとした料理への向き合い方を、土井先生からのびのび学んでみましょう! もちろん、料理が得意なお子様、大人にとっても多くの学びと楽しみのある充実した講座になると思います。


第1部「一汁一菜のキホン」
土井先生のことば・所作にオンライン上で直接ふれる。第1部ではみそ汁づくりを通して、料理への向き合い方、基本の手の動かし方をしっかり教えてもらいましょう。
子どもたちからの質問も、チャット機能や、希望する方は画面越しに出演して土井先生に聞いていただけます。
最後に土井先生から、課題の発表があります。

第2部「料理は楽しい!」
第1部で土井先生から出た課題を発表。土井先生からコメントをもらえるかもしれません。たとえ簡単なものであっても、料理ができると毎日が楽しくなる! 自然、地球ともつながれる!! そうした感覚を、みそ汁だけでなく、ごはん、ちょっとした一品の基本を学びつつ、身につけましょう。
第1部と同様、子どもたちからの質問タイムもあります。

*本講座で身につく(かもしれない)こと
・「一汁一菜」のキホン
・自分で食事をつくれるという発見
・料理をつくることの楽しさ、嬉しさ

「こどもとおとなの料理講座」土井善晴

<開催日時>
第1部:7/31(土)14:00~15:00
第2部:8/28(土)14:00~15:00

<開催方法>
オンライン配信(オンラインイベントの参加方法の詳細はこちら。)
※ご参加者には、イベント開催の翌日ごろ、録画動画をお送りいたします。
当日、ご都合がつかない場合も、ご安心ください。

<チケット情報>
通しチケット(全9回):¥15,000+税(先着50名限定)
講師ごとの単独チケット(全2回):¥4,000+税 

土井善晴さんからのメッセージ
私は子どもの頃、料理するのがものすごく怖かったんです。
なんでかいうたら、父が料理の先生ですからね(笑)
二十歳くらいまで私は本当に料理してないですよ。
でも、みなさんは私みたいに怖がらなくていいんです。
料理のような手の仕事は心とつながっていますから、子どもたちにとって本当に充実した楽しみであり、学びになると思います。

土井善晴(どい・よしはる)
料理研究家。1957年、大阪生まれ。フランス料理や日本料理を学んだ後、土井勝料理学校講師を経て、1992年に「おいしいもの研究所」を設立。十文字学園女子大学招聘教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員。NHK「きょうの料理」、テレビ朝日「おかずのクッキング」の講師を各30年務めている。著書に『一汁一菜でよいという提案』『おいしいもののまわり』『土井善晴の素材のレシピ』、『料理と利他』(中島岳志との共著)などがある。

「いきものとあそぼう!」中田兼介さん

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とっておきのいきものの見つけ方、観察の仕方を、いきもの博士から学ぼう!

第1部:見つけて!捕まえて!観察しよう!
ハカセに山、川、田んぼ、街なか、石の裏など、いろいろな 「いきものスポット」を教えていただきます。また日用品を活用した様々なトラップの作り方・使い方も伝授! そして今回はなんと、クモがエサを食べる瞬間も一緒に観察する予定です。運がよければ、カエルの変態の様子も見られるかも...!? これでみんなも「いきものハカセ」見習いの仲間入り!

第2部:「いきもの写真」&「観察レポート」を一緒に見ながらハカセが解説!
第1部~第2部までの1ヶ月の間に、実際にみんなが撮影&観察した様子を発表していただきつつ、ハカセにそれぞれのいきものの名前や生態、豆知識やエピソードなど教えていただきます。みなさまの渾身のお写真&レポート、お待ちしています!(見るだけのご参加も大歓迎です◎)
*終了後には後日、「みんなのいきもの図鑑」も制作してデータなどで共有予定です! 夏の思い出にぜひ*

*本講座で身につく(かもしれない)こと
・身近にひそむいきものの見つけ方
・いきものを観察する喜び

「教えて、いきもの博士!」中田兼介

<開催日時>
第1部:7/31(土)16:00~17:00
第2部:8/28(土)10:30~11:30

<開催方法>
オンライン配信(オンラインイベントの参加方法の詳細はこちら。)
※ご参加者には、イベント開催の翌日ごろ、録画動画をお送りいたします。
当日、ご都合がつかない場合も、ご安心ください。

<チケット情報>
通しチケット(全9回):¥15,000+税(先着50名限定)
講師ごとの単独チケット(全2回):¥4,000+税 

中田兼介さんからのメッセージ

今年の夏も暑くなりそうですが、いきものと遊びに外に出てみましょう。遠くに行かなくても、身近なところにたくさんのいきものがいます。いきものの気持ちになって探してみれば、きっと見つかります。いきものと遊ぶ夏を一緒に楽しみましょう。

中田兼介(なかた・けんすけ)

1967年大阪生まれ。京都女子大学教授。専門は動物(主にクモ)の行動学や生態学。なんでも遺伝子を調べる時代に、目に見える現象を扱うことにこだわるローテク研究者。現在、日本動物行動学会発行の国際学術誌『Journal of Ethology』編集長。著書に『クモのイト』(ミシマ社)、『まちぶせるクモ』(共立出版)、『びっくり!おどろき!動物まるごと大図鑑』(ミネルヴァ書房)など。監修に『図解 なんかへんな生きもの』(ぬまがさワタリ著、光文社)。こっそりと薪ストーバー。

「地元で、なにかを育てる」宮田正樹さん(アシスタント:中村明珍さん)

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自分で育てた野菜はきっとおいしい! この夏、自分の好きなやり方で、種から育ててみよう。

「まずは収穫を目標にせず、発芽をみるだけでも、農業の楽しさは味わえますよ」と語るのは周防大島の農家・宮田正樹さん。宮田さんは、広大な薮を自らの手で開墾し、農薬や化学肥料を使わない自然農という方法で野菜をつくっておられます。その野菜は、甘くてみずみずしくて野菜本来の風味と生命力がぎゅっと詰まっています今回のサマーキャンプでは、そんな宮田さんから、土にふれ、野菜を育てる喜びを教えていただきます!

1部では、宮田さんの畑見学や土についてのレクチャーとともに、参加者のみなさんが「これで育てたい!」と持ってきてもらった容器の紹介、そして第2部では、実際にまいた種がどうなったかを発表しあったりします。

この夏、自分で食べる野菜・ハーブを、家の庭やベランダで育ててみましょう!

*本講座で身につく(かもしれない)こと
普段見ている物や自然への気づき
・いのちにふれる喜び
→農家さんに一歩近づく夏に!

「地元で、なにかを育てる」宮田正樹

<開催日時>
第1部:8/1(日)10:30~11:30
第2部:8/29(日)10:30~11:30

<第1部までに事前に準備するもの>
・種(自分が「育てたい」と思うものならなんでもOKです!)
・雑草(大人の手でひとつかみ)
・「これで植物を育てたい!」という容器(ペットボトルでも、コップでも、鉢でも、容器になりそうなものであればなんでもOKです)

<開催方法>
オンライン配信(オンラインイベントの参加方法の詳細はこちら。)
※ご参加者には、イベント開催の翌日ごろ、録画動画をお送りいたします。
当日、ご都合がつかない場合も、ご安心ください。

<チケット情報>
通しチケット(全9回):¥15,000+税(先着50名限定)
講師ごとの単独チケット(全2回):¥4,000+税 


宮田正樹さんからのメッセージ
食べたい野菜やハーブを想像してみてください。決めたら種を買いに行きましょう。その種がどのように大きくなっていくのか想像し、その野菜が育つのに合うような器と土などを見つけてきましょう。家の中や通勤通学路にありませんか?それは、意外と身近にあるかもしれません。大切なことは種の事を想いやって選ぶことです。

宮田正樹(みやた・まさき)
1966年山口県生まれ。大学(農学部)卒業後、青年海外協力隊(稲作)としてセネガルに2年間派遣、帰国後宇部市にて有機農業10年従事の後、山口市にて教職員8年勤務。その後、周防大島に移住し「野の畑 みやた農園」を始める。農園では、放棄地を開墾しながら、無農薬、無化学肥料、不耕起、露地栽培で野菜を育てている。

「自分の地図をかこう」村上慧さん

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自分だけの特別な地図をみんなでかいてみよう!

村上慧さんはこれまで、自分でつくった発泡スチロールのちいさな家をせおって日本各地を歩いてまわりました。行く先々で泊まった場所の絵と地図をかいてきました。村上さんがかく地図は、駅の出口に掲示されていたり本屋さんの地図コーナーで売られたりしているものとはすこし違っています。

たとえば、歩いた道の地面がかいてあったり、ソフトクリームを食べた場所がかいてあったり。その場所を訪れたときの思い出や記憶が地図のなかにかきこまれています。

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この講座では、村上さん独特の地図をかく視点の一端を教えていただきます。そして、親も気づいていなかった子どもの観察眼や可能性が、地図づくりを通して導かれる、そんな講座を目指します。本人にとっても、家族にとっても、一生の思い出になること、まちがいなしです!

第1部「地図のことをたのしく知ろう」
これまで村上さんがかいてきた地図を一挙公開。地図をかくときに、村上さんが大事にしているポイントを説明していただきます。後半は、実際に地図をかくための練習をします。あんがい親にも言っていない自分の家のなかの苦手な場所って? 思い出をびっくりする視点から絵にしていきます。

第2部「学校や職場までの地図をかいて発表しよう」
第1部からの約1カ月で、参加者のみなさんには地図をかいてもらいます。かいた地図を持ち寄って、つくりながら考えたことや、地図にかきこまれた出来事について、発表していただきます。

*本講座で身につく(かもしれない)こと
・おもしろいもの・ことの見つけ方
・自分だけの地図のかき方

*終了後には後日、「みんなの地図帳」を制作予定です! 夏の思い出にぜひ

「自分の地図をかこう」村上慧

<開催日時>
第1部:8/1(日)14:00~15:00
第2部:8/29(日)14:00~15:00

<第1部までに事前に準備するもの>
・白い紙と筆記用具(ペンや鉛筆)
※地図をかく練習をするので、紙は大きめのほうが書きやすくておすすめです。

<開催方法>
オンライン配信(オンラインイベントの参加方法の詳細はこちら。)
※ご参加者には、イベント開催の翌日ごろ、録画動画をお送りいたします。
当日、ご都合がつかない場合も、ご安心ください。

<チケット情報>
通しチケット(全9回):¥15,000+税(先着50名限定)
講師ごとの単独チケット(全2回):¥4,000+税 


村上慧さんからのメッセージ
こんにちは。村上慧と申します。今回はみなさんと一緒に「自分の地図」をかいてみます。駅に行く途中の家にいつも吠えてくる犬がいたりとか、近所の駄菓子屋の前で転んで頭から血が出たりとか、変なおじさんに道端でいきなり怒られたりとか、生きていると色々なことがありますが、そんな記憶に残っている場所を地図にしてみようという講座です。自分のことを伝える力が地図にはあります。色々なことを忘れないうちに、地図にしてみませんか。

村上慧(むらかみ・さとし)
1988年生まれ。2011年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。2014年より自作した発泡スチロール製の家に住む「移住を生活する」プロジェクトを始める。著書に『家をせおって歩く かんぜん版』(福音館書店)、『家をせおって歩いた』(夕書房)などがある。ミシマ社のウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」にて「自分の地図をかきなおせ」を連載中。

ベースキャンプとは?

「通しチケット」での参加者は、インターバル期間(8/3〜8/27)に、週に1度、瀬戸昌宣さんによる「ベースキャンプ」が受けられます。

教え、育む「教育」ではなく、導き出す「エデュケーション」。ひとりひとりがもっている資質をいかに引き出していくかが大切で、そのためにできることは、「ひとが育つ環境をととのえること」だと瀬戸昌宣さんは語ります。(瀬戸さんと森田真生さんが毎週対話を重ねている「学びの未来」プロジェクトもぜひ。)

瀬戸さんが高知県土佐町でスタートし、いまは福岡県福津市を拠点に活動する「i.Dare」では、ひとりひとりのこどもたちに「あなたは、なにがしたい?」と問いかけ、向き合い、ひとりひとりが学びたいように学ぶ日々を送れるようさまざまな環境づくりを実践中。

今回はそんな子どもの話をきく「壁打ち」のスペシャリストである瀬戸さんが、インターバル期間の週に1度、参加者のみなさんとの対話の場を設けてくださります。対話のなかで、科学的なものの見方の作法を教えてくださったり、また「自分だけのワクワク」に気づいたり。学びの場がより豊かになるような環境づくりのお手伝いをしてくださります。瀬戸さんという最高の「壁」に疑問をぶつけたり、言葉を放つ。そのワンクッションがあるだけで、子どもの理解の浸透度合はぐんと増すはずです。

瀬戸昌宣(せと・まさのり)
1980年東京生まれ。農学博士(農業昆虫学)。米国コーネル大学にて博士号を取得後、同大学で博士研究員として研究と教育に従事。通算13年の米国生活を経て、2016年から土佐町役場に勤務し地域の教育に参加。2017年にNPO法人SOMAを設立し、4000人の町で全世代への教育を展開。林業を教育素材として総合的な学習に取り組める杣の学び舎の設立や、町内外誰でもが分け隔てなく「居る」ことができるprivate public space (私的公共空間)「あこ」など、環境を整える事業を展開する。高知県の起業支援事業 Kochi Startup Parkのコーディネーターとしてアントレプレナーシップ教育にも取り組む。2021年4月より、活動の拠点を福岡県福津市に移して活動中。

瀬戸さんからのメッセージ

ミシマ社サマーキャンプにご参加を希望の皆さま、はじめまして!NPO法人SOMA代表理事の瀬戸昌宣と申します。ミシマ社では森田真生さんと学びや教育について語り合う、「学びの未来」でお世話になっています。

ミシマ社のサマー講座への参加を希望されるなど皆さまお目が高い!僕も昨年息子と参加しましたが、とても楽しかったことを覚えています。

各講師のお話も面白いし、取り組んだプロジェクトも面白かったです。ひとりでプロジェクトに没頭するもよしですが、誰かと「あーでもない、こーでもない」と自分の考えを表現しながらともに思い惑うのも、長くて短い夏の過ごし方としても良いかもしれません。

講座と講座の間の時間に、参加者が各講座のテーマやプロジェクトについて存分に考え、思いを巡らせ続けるため「ベースキャンプ」を担当します。

ベースキャンプでは週に一度集まって、自分の思いを表現したり、ひとの話を聞いたり、プロジェクトのアイデアを練ったり、他の参加者と仲良くなったり、問いや疑問をシェアしたりできます。使い方はあなた次第です!僕は答えを持っていませんが、みなさんと一緒に考え悩みます。

自分の思いと出会う夏にできたら素敵ですね!(瀬戸昌宣)

MSLive! 運営チーム
(えむえすライブ・うんえいチーム)

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