料理と利他

第4回

『料理と利他』、読者のご感想&書店での展開を紹介します!

2021.02.07更新

9784909394453.jpg『料理と利他』土井善晴・中島岳志(ミシマ社)

こんにちは、ミシマガ編集部です。
12月に発刊し、はやくも4刷りとなるなど、多くの方に手に取っていただいている土井善晴さんと中島岳志さんの『料理と利他』。家庭料理を通じて、環境問題などの社会問題を見つめる視座や、コロナ時代の生き方のヒントまで得ることのできる、「家庭料理の思想」が詰まった一冊です。

本日は、読者の方からいただいたご感想や、書店さんでの展開の様子をご紹介します。

また、中島岳志さんによる、本書の「はじめに」と「土井善晴論」をミシマガジンで公開しています。なぜ、いま土井先生の料理の思想が求められているのか? それがなぜ「利他」とつながるのか? などをお書きくださっています。ぜひそちらもご一読くださいませ!

『料理と利他』
はじめに

中島岳志先生による
「土井善晴論」

読者の方から熱い感想がぞくぞく!

読者の方から、はやくもたくさんのご感想はがきをいただいています。本日は、その一部をご紹介します。

この時代に、この時期にこそ求めていた!!という本でした。土井先生の料理に関する言葉も、中島先生の豊富な知識からなるお話も、本当におもしろく、発見や気付きに満ちあふれていました。和食の考え方は、今の混乱する世界にとても必要だと思います。

ものすごくおもしろく読みました。土井先生の料理のエッセンスのようなものはすでに感じていましたが、それを中島先生が、どんどん手を変え品を変え、奥から引っ張り出すように示してくださったので、ドキドキワクワクしました。

共存するというのは、自分は地球だと思うことで、地球を大事にすることは自分を大事にすることだ、という土井先生のお言葉は、わかりやすい中にとても深い真理のようなものを感じることができます。
日々の中で出会うものごと、他人とのあいだに生まれるさまざまな心の変容を大切に生きることで、結果、他人や環境にやさしくありたい、と改めて思うことができました。

素材をいじりまわさず、まかせる。そのためには相手(自然)に対する五感をみがく。
などなど、「うんうん。」と思う箇所がたくさんありました。

おふたりが料理を通して環境や社会情勢に思いをはせているのが大変興味深かったです。コロナが終息したら、ぜひ、中島さんに土井さんのキッチンスタジオを訪ねていただき、ふたりで一緒に料理を作りながらお話ししていただきたいです!

ずっと心に残しておきたい言葉の数々。
土井先生が仏のように微笑しているのは、ここまで深く深く考えているからなんだと気付きました。そして、お相手が中島先生だからこそ、この言葉が聞けた、とも思いました。2人が出会ってくれてほんとうによかったです。

全国の書店で大展開!

『料理と利他』の盛り上がりは書店員さんにも伝わっており、全国の書店で大きくご展開いただいています。本日は、その一部をご紹介させていただきます。お近くの方は、ぜひお立ち寄りください!

三省堂書店 神保町本店
1F「神保町セレクション」の実用書のど真ん中に『一汁一菜でよいという提案』と一緒に並べていただいています!

sanseidoh.png

有隣堂 セレオ八王子店
土井先生大好きな営業モリの激推しによって、開催中のミシマ社フェアの最上部にどーんと並べました。

hatiohji.png

丸善 京都本店
B2Fレジ前ミシマ社コーナーにて、「非常時代を明るく生きるフェア」の一冊としてご展開いただいています!
kyoto.jpg

ジュンク堂書店 三宮店
2F話題書~雑誌コーナーの壁際にて大展開! 3F実用書のコーナーでもご展開いただいています。

sannnomiya.jpg

ジュンク堂書店 明石店
実用話題書のコーナーで、おふたりの顔写真入り特大パネルとともにご展開いただいています!

akashi.jpeg

土井善晴×中島岳志 アーカイブ動画を期間限定配信中です!

本書は、「MSLive!Books」創刊第1弾の書籍でもあります。MSLive!Booksとは、ミシマ社主催のオンラインイベント「MSLive!」のライブ感をそのまま詰め込んだ書籍シリーズです。

そんな『料理と利他』の発刊を記念して、過去に行われた土井善晴さんと中島岳志さんの対談イベント、土井善晴さんの単独イベントのアーカイブ動画を、2/28(日)までの期間限定で配信中です。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

『料理と利他』電子書籍版リリース!&
アーカイブ動画復刻配信中!

また、『料理と利他』発刊記念で行われた最新イベントのアーカイブ動画も配信しています! 「おいしいは未来からやってくる」といったお話や、土井先生による「おはぎ」調理の実演など、盛りだくさんのイベントでした。

土井善晴×中島岳志対談 「料理はうれしい、おいしいはごほうび。」(一汁一菜と利他・第3弾)

83cfd5c599a91897676d.jpg

詳しくはこちら

***

いかがだったでしょうか? コロナ時代を生きる上で必読の一冊、『料理と利他』を、ぜひお近くの書店さんでお手に取ってみてください。

ミシマガ編集部
(みしまがへんしゅうぶ)

おすすめの記事

編集部が厳選した、今オススメの記事をご紹介!!

  • 斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある

    斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある"声"のはなし」前編

    ミシマガ編集部

    ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞により、ますます世界的注目を集める韓国文学。その味わい方について、第一線の翻訳者である斎藤真理子さんに教えていただくインタビューをお届けします! キーワードは「声=ソリ」。韓国語と声のおもしろいつながりとは? 私たちが誰かの声を「聞こえない」「うるさい」と思うとき何が起きている? 韓国文学をこれから読みはじめる方も、愛読している方も、ぜひどうぞ。

  • 絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」

    絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」

    筒井大介・ミシマガ編集部

    2024年11月18日、イラストレーターの三好愛さんによる初の絵本『ゆめがきました』をミシマ社より刊行しました。編集は、筒井大介さん、装丁は大島依提亜さんに担当いただきました。恒例となりつつある、絵本編集者の筒井さんによる、「本気レビュー」をお届けいたします。

  • 36年の会社員経験から、今、思うこと

    36年の会社員経験から、今、思うこと

    川島蓉子

    本日より、川島蓉子さんによる新連載がスタートします。大きな会社に、会社員として、36年勤めた川島さん。軽やかに面白い仕事を続けて来られたように見えますが、人間関係、女性であること、ノルマ、家庭との両立、などなど、私たちの多くがぶつかる「会社の壁」を、たくさんくぐり抜けて来られたのでした。少しおっちょこちょいな川島先輩から、悩める会社員のみなさんへ、ヒントを綴っていただきます。

  • 「地獄の木」とメガネの妖怪爺

    「地獄の木」とメガネの妖怪爺

    後藤正文

    本日から、後藤正文さんの「凍った脳みそ リターンズ」がスタートします!「コールド・ブレイン・スタジオ」という自身の音楽スタジオづくりを描いたエッセイ『凍った脳みそ』から、6年。後藤さんは今、「共有地」としての新しいスタジオづくりに取り組みはじめました。その模様を、ゴッチのあの文体で綴る、新作連載がここにはじまります。

ページトップへ