いしいしんじ 夏の「きんじよ」祭 開催します!

第6回

いしいしんじ 夏の「きんじよ」祭 開催します!

2018.07.12更新

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 小説家いしいしんじさんの暮らす街・京都を中心に、いしいさんと息子・ひとひくんの日々を描いたエッセイ『きんじよ』が発刊となりました。ミシマガジンでの連載から始まったこの本は、川端丸太町に引っ越してきて間もない頃、ミシマ社の本屋さんにいしいさん親子が訪ねてくださったことからはじまったのでした。「ああ、いいですね。ぜひ」と連載を快諾してくださったいしいさん。連載はいしいさんとひとひくんがオフィスに「出勤」しながら続けられたのでした。

 そして2年後、ついに発刊を迎えた直後のある日、ふらりとオフィスに来られたいしいさんに「『きんじよ』に登場する本屋さんを巻き込んで京都中で地蔵盆をしませんか」と企画書を出してみました。「えらいことになってますね! ほとんどいしいしんじ祭りじゃないですか!」と驚きつつ「やりましょう」と快諾してくださったいしいさん。さっそく京都中の本屋さんを巻き込んだプロジェクトが動き出しました。どのお店の方も「おもしろそう!」とそれぞれのお店にあった企画をご提案いただき、深夜の「とんかつ清水」での打ち合わせをへて、ついに「いしいしんじ 夏の「きんじよ」祭」の概要がその姿をあらわしたのでした。

最新情報はミシマ社ニュースをご確認ください!

 参加書店は以下のとおり。各書店の店内では、原画展、パネル展などお店ごとに個性的なフェアを開催します。とっておきのお土産もご用意します。また会期中はイベントも盛りだくさん! 随時お知らせしますのでおたのしみに。

 ぜひ「きんじよ」を体験しに、夏の京都へおこしください。祇園囃子の響く町で、その辺の路地をふらりとまがってみれば、「きんじよ」祭と出会えるかもしれません。

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『きんじよ』いしいしんじ(ミシマ社)

●ふたば書房ゼスト御池店
「きんじよの描き方 京都編」

ゲスト:スケラッコさん(漫画家) 

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展示企画:いしいさんの似顔絵展!

●ホホホ座浄土寺本店
「夏の小説ゼミ 書き出し編」

先生:いしいしんじ、生徒代表:山下賢二

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展示企画:いしいさんの制作ノート展!

●丸善京都本店 
「京都うちゅうじんトーク」

ゲスト:山下賢二、加地猛、奥村仁

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ゲストプロフィール:
奥村仁
此の方2CVに28年乗ってるくらいが取り柄の57歳ド素人ですよ!皆さんに恥をかかすようなことにならへんか心配です...。いしい家とは3月に家でミニカーをひっくり返して遊び、2cvで一町周り試乗会と行きつけのバーで飯を食って以来ご無沙汰しております。

山下賢二
1972年京都生まれ。2004年に「ガケ書房」をオープン。2015年4月1日、「ガケ書房」を移転・改名し「ホホホ座」をオープン。編著として『わたしがカフェをはじめた日。』(小学館)、著書として『ガケ書房の頃』(夏葉社)、『話したい話』(東急ホンズ)など。

加地猛
1973年生まれ。大阪在住。2008年まで概ねブラブラ幸せに過ごす。2009年より、京都市役所の横でレコードと古本など屋100000tアローントコを営む。現在ほぼ無休。京都レコード祭り主催。

展示企画:いしいしんじ全著作展!

●京都岡崎 蔦屋書店
「いしいひとひのくねくね書道」

8月6日(月)13時から・無料

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 『きんじよ』のビジュアル担当・いしいひとひくんが店内を練り歩き、書籍を販売!ご購入の方にはひとひくんによるくねくね書道を一筆プレゼントします。

●誠光社

「いしいしんじさんと行く ごきんじよツアー」 

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8月11日(土)・参加費2000円・要申込・定員10名

 誠光社で開催するのは「ごきんじよツアー」。いしいしんじさんといっしょに『きんじよ』の世界をお散歩しましょう。スタートは誠光社。いしいさんによる本棚の魅力を解説します。

 その後は、きんじよを歩いてHifiCafeへ。店内でドリンクをいただきのんびりした後は、國田屋酒店など本の世界を追体験しながら誠光社まで戻ります。所要時間は2時間程度。きんじよで紡がれる物語を存分に体験してください。

ツアースケジュール:
13 :00:誠光社前集合・受付
    いしいさんによる店内ガイド
13:20:出発
14:20:HifiCafeへ
    店内でコロちゃん試聴
15:00:ふたたび出発
16:00ごろ:誠光社で解散予定

※雨天の場合、内容を変更することがあります。

●恵文社一乗寺店
「『きんじよ』を食べる 〜北白川・おおきに屋さんのとっておきの味〜」 

ゲスト:望月さん(おおきに屋店主)

8月30日(木)19時から・参加費2000円・要申込・定員30名

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 いしいしんじさんの京都暮らしはおおきに屋さんからはじまりました。そんな「きんじよ」な店、おおきに屋さんが一夜限り恵文社一乗寺店に出張!いしいさんが学生時代から通う「きんじよ」の味をお試しください。お料理といっしょに展開されるのはいしいさんが「もっちゃん」と慕う店主・望月さんとのいつものカウンターでのトーク。耳で、舌で、全身で「きんじよ」を味わいましょう。

●出町座
「『きんじよ』の映画館 ~ドキュメンタリー映画「いしいしんじ 十一のはなし」

会期:8月25日(土)から31日(金)
小説家・いしいしんじさんがドキュメンタリー映画に!全世界でここだけの公開です。25日(土)には、映画を鑑賞したあと、スクリーンの前で紡がれる「その場小説」も開催。「きんじよ」の映画館で映画の世界をリアルに感じてください。


映画情報:「いしいしんじ 十一のはなし」

いしいさんにとって、小説を書くことは生きること。その小説はどのように生み出されているのか。約3年に渡り、その日常に密着。小説のこと、自分自身のこと、家族のことなどを赤裸々に語った十一のはなし。

●ミシマ社の本屋さん

「いしいしんじの大地蔵盆!」

8月24日(金)詳細は後日お知らせします。

 怪談、スイカ割り、カメ釣り、数珠まわしなど、いしいしんじ流地蔵盆をたっぷりと!

展示企画:「きんじよ」連載時のスケッチブック展!

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