白山米店の季節つれづれ

第4回

7月のお便り

2018.07.23更新

 先月は北大阪で大地震があったり今月には西日本で豪雨災害が各地で起きたりと、今までにない被害となりました。ご不便でおつらい生活をされている方々にお見舞い申し上げます。

 東京は6月に梅雨入り梅雨明けしてしまい、驚いたスピードの気候変化に戸惑ってしまいます。桜の開花が早かったから猛暑のあとは秋も早いのでしょうか・・・・

 近所のねこじゃらし公園で虫採りをしていた男の子。もうすぐ夏休みです。

洋種山牛蒡

 店を開く水曜日の店頭には花や雑草を飾っています。暑さで花がもたない今は、穴があいてしまった夫の湯呑みを鉢にして、かねのなる木を置いたりします。トピアリ風にしたり鉢を変えると素敵になります。

 近所に空地がなくなってしまい、尾山台への買い物道を何か飾れそうなのあるかしらとキョロキョロ。

 ひと気のない所に洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)があって、ちょっといただいてきます。毒のある草だそうですが、小さな花の色合いも実もかわいいです。実が赤紫のぶどう状になるまで楽しめます。空地にまっ先に生える草ですが、近頃は花屋さんで見かけます。

 何も飾る花がない時は、小判草や猫じゃらしを洗った根ごとグラスにさしても面白いです。

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 玄関には、御殿場の道の駅で求めたセッコクを飾っています。小さな溶岩鉢に入ったものでも風情があります。ラン科で白や桃色の花が5月頃に咲き、木や岩に寄生しています。高尾山で見上げれば木の中程に白いベールのように咲いたセッコクは、一度観たら翌年も会いたくなり、夫は毎年出かけます。

麻布は生地屋さんで

 夏の寝具になる麻布(リネン)は、生地屋さんで切ってもらうと、寝具売場のよりとても安価です。

 両端は手ぬいで止めてもいいし、切りっぱなしでも気にしなければ大丈夫。2mから2m50cmもあれば、肌掛けにもシーツにもなります。私が愛用しているものは、以前にカーテンになったり、テーブルクロスにもしたりしていましたが、程良く柔らかくなって、肌掛け兼ベッドカバーに使っています。麻の生地は厚手から薄手まであって、気に入った肌合いを選ぶといいでしょう。

 一度洗ってから使います。しっかりシワを伸ばして干せばアイロンいらずです。洗う度に生地が馴染んできて、洗いたては張りがあってサラッと清涼感があります。一年中ある麻ですが、夏のセールの時が買い時かしら。

おもたせ

 毎年お盆には、伯父(95才)と叔母(85才)、いとこがお線香を上げにいらしてくださいます。昔の話を良く憶えていて、耳も遠くないしおしゃべり上手できっと亡き義父も喜んでいることでしょう。

 今回、おもたせに選んだのは「マッターホーン」のバウムクーヘン。予約だと8月になるそうで、当日販売分を求めに行きました。ラム酒風味のしっとりとしたバウムクーヘンは、やさしく美味しい一番好きなバウムクーヘンです。地元でしか買えない味はやはりいいものです。

 包装紙、袋、缶は、鈴木信太郎氏のイラストでいただく方もほっこりします。7月おすすめの桃とババロアのケーキは風味と口当たりが良くとても美味しかった。お土産ならバターケーキのダミエもおすすめです。

 日持ちするデパートや通販で買えるおすすめは、「横浜フランソワ」のレモンケーキ。パッケージが可愛くて、買ったら味も良く常温で持ち歩けるのはいいですね。いただく時は冷して。レモンピールが入っているのも気に入りました。

書棚から

 夏休みに山登りしたいけど暑くて体力もないし休みもない。そんな時に山への準備から、お泊り、スキンケア、マナーまで書かれていて、写真も多く、山登りに行くまでも楽しめる。詳細な内容と紙ざわりもいい一冊。エアー登山のはじまりです。

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『山でお泊まり手帳』仲川希良(エイ出版社)

 おしゃれな仲川希良さんのファッションにも注目しています。以前、仲川さんの山番組でみた防水ナップザックが便利そうで、似た物を普段のエコバックとして使っています。

今月の食卓

 昨日の日曜日の晩ごはんは、近所の畑の茄子づくし。台所に立っているのも汗だくでなるべく直火を使わないようにと、魚焼きグリルを使った献立になりました。

 茄子はへた先まで食べたいから、えんぴつの先のように切って、たて半分にします。皮に細く切り目を入れ水にさらしてアクを抜く。

 水気を切ったら、オリーブオイルを少しからめて魚グリルで火が通るまで焼きます。麺つゆに酢をたし浸して新生姜をすりおろします。自家製味噌の甘い田楽には、切り山椒をのせていただきました。

 とうもろこしもいさきも焼いてグリル大活躍。グリルの受け皿にはアルミホイルを表面に敷くと焼き色よく手入れも簡単です。

 畑のつやつやの新鮮なピーマンは生で輪切りにして塩昆布と少々のオリーブオイルで味付けすると沢山いただけます。

 翌日、しんなり味のしみたピーマンはお豆腐にのせてごま油少々とお醤油でいただけば、またひと品になります。

 さて、今回のお料理はやっぱり美味しい2品。お盆で人集りがあった時にも喜ばれますよ。

1.枝豆とエビの皿ワンタン玉ネギたれ 
2.ピーマンが好きになる酢イカ(自家製)とピーマンの塩昆布あえ


枝豆とエビの皿ワンタン玉ネギたれ

材料(15個ほど)

■ワンタンの材料

・ゆでた枝豆の豆 60gくらい
・むきエビ 60g〜70g
 →むきエビの下味
  酒 小さじ2分の1
  塩 ひとつまみ
  卵白 小さじ1
  片栗粉 小さじ1と2分の1
・ワンタンの皮

玉ネギたれの材料

・すった玉ネギ 大さじ4(40g)
・醤油(あれば薄口) 大さじ1と2分の1〜大さじ2
・酢 小さじ2〜
・好みで一味唐辛子

作り方

1.玉ネギたれを作っておく。
2.エビは背ワタを取り、片栗粉で少々洗う。1cmに切って、軽く包丁でたたく。エビに下味をもみ合わせ、枝豆も合わせる。
3.ワンタンの皮に等分した具をのせ、フチに水をつけ、空気を抜くように三角形に付け合わせる。
※ポイント ワンタンを包むときは、フチをしっかりつける。
4.ワンタンをゆでる。ワンタン同士がくっつかないようにして、再度沸いて具に火が通ったら出来上がり(ゆで時間は約1分)。水気を切り、玉ネギたれを少々ひいた皿にワンタンを1つずつのせて玉ネギたれをかけて、いただきます。
※ポイント ワンタンをゆでるときは、ワンタン同士がくっつかないようにたっぷりのお湯でゆでる。

・残ったワンタンの皮は、チーズをのせてトースターで焼いたり、1cm幅に切って油で揚げて、レタスにのせて中華ドレッシングをかけていただくのもよいです。

・ワンタンのゆで汁でたまごスープが作れます。鶏がらスープの素、粗塩、酒少々で調味し、卵をとき流し入れれば出来上がり。吸い口に、みつ葉やネギ、黒胡椒をのせてもいいですね。

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ピーマンが好きになる自家製酢イカとピーマンの塩昆布あえ

材料(作りやすい量)

・酢イカ 1杯分くらい
・ピーマン 5個くらい
・塩昆布 13g
・オリーブオイル 大さじ1
・胡椒 適量


酢イカの作り方

材料

・イカ(ワタを除いたもの)1杯
・漬け酢
  酢 大さじ1〜2
  砂糖 小さじ2分の1
  塩 ひとつまみ
・ビニール袋

作り方

1.イカは胴の中と足をしごくように洗う。
2.鍋に湯を沸かし、1分程ゆでる。ザルにとり、よく水気を切る。
3.少し粗熱がとれたら、ビニール袋にイカと漬け酢を入れてもみ込む。空気を抜いて袋をしばり、冷蔵庫へ。翌日から5日間程保存ができます。

作り方

1.酢イカは5mmの輪切りに、足は食べやすい大きさに切る。ピーマンは薄く輪切りにする(ピーマンは、種もワタも気にせずに切り、後からピーマンをはたけば種は簡単に落とせます)。
2.1にオリーブオイルをよく合えたら、塩昆布と胡椒をふり、ふんわりよく合えて味見をして器に盛りつけます。

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白山米店お母さん

白山米店お母さん
(はくさんこめてんおかあさん)

自由が丘、白山(はくさん)通りに60年近く前からあるお米屋さん「白山米店」。1996年よりお弁当の販売を開始。毎週水曜日のみ、おかあさん手作りのおいしいお弁当が食べられます。愛情たくさんのおかずと、お米屋さんならではのおいしいお米で地元ファンが通う人気店のお母さん。著書『自由が丘3丁目 白山米店のやさしいごはん』(ミシマ社)。

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    益田 ミリ

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