白山米店の季節つれづれ

第22回

1月のお便り

2020.01.26更新

 令和二年が始まりそろそろ1カ月、いかがお過ごしでしょうか。

 今年は暖冬だと気を許していたら、大寒ごろから本格的な寒さになりました。着込んでも電気ストーブ(400W)では暖がとれず、四首 (首、手、腰、足)を温め、手編みのマフラー、アームウォーマー、レッグウォーマーで包みこみました。冬の気候になりスキー場の雪不足が解消されるといいのですが・・・。

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 寒くなっても日中の光が明るくなり、夕暮れが遅くなると気分は軽やかになります。いつのまにか、植木鉢から水仙の葉が出ていました。秋に逝った猫の供養にいただいたヒアシンスは水中に白い根が美しくはってきました。

 お玄関には、成育を楽しみ花芯を冷凍したサフランの球根を松にみたてて束ね、中心に橙色のくちなしの実をおきました。お料理でいただいた後の豆苗やワサビは、グングンのびて見て良し食べて良し。近くで生命を感じられるのは、楽しいですね。

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年末年始

 主婦にとって、クリスマスからの年末年始は、食事作りが休みなしで家を留守にしたいくらいです。それでも、家族のおいしい顔をみると安心していられます。

 おせち料理は、大根と金時人参のなます。ナッツ入り田作り。黒豆。すずかけの実のつくね。根菜、木茸(きくらげ)の煮物。

 夫の友人からいただく八ツ頭はうす味に煮ます。食べきれない分は、冷凍して粉をつけ、揚げ出し八ツ頭に。食材にしても衣類にしても、使いきれると気持ちいいものです。

 カブの葉は、柔らかくてくせがなく、お浸しや、お揚げと煮たり、ゴマ油でさっと炒めたりします。根より葉の方が栄養があって、お浸しや煮つけに添えるのは、義母のやり方です。

 アクの少ないブロッコリーや小松菜のゆで汁は、スープやおみおつけにしていただきます。

 米農家さんから届く米は、米袋に入り更に破れないようにと段ボール箱に入ってくるので袋がきれいです。とても丈夫で手さげ袋にリメイクしました。ムダなく使い切るこの形に落ち着きました。

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今月の食卓

 今回のお料理は、我が家の定番の2品です。ボチボチと本年もおつき合いくださいませ。

1.白山家の玉子焼き
2.玉ネギと豚肉の生姜焼き


お弁当にはかかせない甘い白山家の玉子焼き

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材料(4〜5人分)

A 
・卵 4個
・水 大さじ2〜大さじ2と1/2
・砂糖 大さじ2と1/2
・醤油 小さじ1
・サラダ油 適量

・卵焼き器

作り方 

  1. ボールに卵を割り入れ、箸を平行にもち、卵白を切るように横に動かし砂糖を溶かす。
  2. 卵焼き器を火にかけ、油をなじませておく。中火から中火強でA2〜3回に分けて焼く。

我が家の焼き方(スクランンブル2つ折り焼き)

  1. 中火強、焼き器に油をなじませたら、A1/2量入れ、菜箸で半熟のかき卵にして、全体に広げて焼き面が落ち着いたら、手前半分に返す。
  2. 油をひき、卵を向こう側におき、手前にも油をなじませ、残りのAをほとんど入れ、焼けてる卵の下にも2回くらい卵液を流し込みます。手前の卵液は、泡をつぶしながらかき卵にゆるくして、向こう側の卵が焼けたら、手前に折ります。少し残った卵液は形を整えるように手前に流します。
  3. 仕上げは、ヘラで四面を焼き整えます。

〈白山お母さんより〉

茶碗が入っていた木箱のフタの板が卵焼き器の横幅とピッタリで形を整えたり裏返すのに重宝しています。何回も焼いていると、ご自分の焼き方が出来てきます。埼玉県出身の母の玉子焼きは甘かった。母は、フライパンで、ザーと焼くだけで形の整った玉子焼きは憧れでした。家庭それぞれの玉子焼きがありますね。


玉ネギがおいしい 玉ネギと豚肉の生姜焼き

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材料(1人分) 

・豚肉ロース生姜焼き用(3mm厚さくらい) 150gくらい
・玉ネギ大きめ 1/2コ分(8mm半月切り) 100g

合わせダレ
・生姜 すったもの 小さじ1と1/2
・醤油 大さじ1と1/2
・酒 大さじ1と1/2
・砂糖 小さじ1と1/2
・水 大さじ2
・こしょう 3ふり

・小麦粉 大さじ2/3くらい
・サラダ油 小さじ2

作り方

  1. フライパンを中火で少し熱しておき油小さじ2を入れる。
  2. 豚肉に粉をざっとはたき、肉と玉ネギをおき、肉に焼き色がついたら裏返して、タレを入れつやよくからめて、肉を皿に盛り、玉ネギに火が通ったら肉の上にのせて出来上がり。

※フライパンの大きさで水分の加減があるので味見をして調整してください。4人分ほどを一気に作る時は、まず肉を焼いて取り出し、次に玉ネギを焼き、たれを入れジュワーとつやよくなったら肉をからめます。

※付け合わせのキャベツ千切りやポテトサラダを用意しておきましょう。あれば大きめのフライパンで玉ネギを一緒に焼きます。

※豚肉は、火が通りすぎると固くなるので段取りよくさっと作ります。

白山米店お母さん

白山米店お母さん
(はくさんこめてんおかあさん)

自由が丘、白山(はくさん)通りに60年近く前からあるお米屋さん「白山米店」。1996年よりお弁当の販売を開始。毎週水曜日のみ、おかあさん手作りのおいしいお弁当が食べられます。愛情たくさんのおかずと、お米屋さんならではのおいしいお米で地元ファンが通う人気店のお母さん。著書『自由が丘3丁目 白山米店のやさしいごはん』(ミシマ社)。

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