• 今日のひとこと

    高田郁さんの文庫シリーズ『あきない世傳 金と銀』。第4弾が刊行されて数ヶ月。昨晩、ようやく読了しました。いやぁ、面白い。そして主人公・幸の「男前」なこと。舞台は江戸時代の大坂ですが、商売という点において、自分たちと地続きであることを感じます。現金売り、掛け売り、などお店ごとに棲み分けしながらおこなっていたことや、今でいう「広告」をどう取り入れたか。など、本当に勉強になります。同時に、人形浄瑠璃が街に溶け込んでいる様子がちょっと羨ましかったりもします。
    もちろん、文学に、言葉に、大坂はしっかり綿々とつづいている。江さんの「大阪ブンガク論」でどっぷり味わってくださいませ。

    (三島邦弘)

  • 『働くことの哲学』ラース・スヴェンセン(紀伊國屋書店)

    今日の一冊

    『働くことの哲学』ラース・スヴェンセン(紀伊國屋書店)

    疲弊の原因は、労働よりもむしろ余暇にあり?
    仕事への過度の期待が、かえって不幸を招いている? 
    「仕事とはこういうもの」――人それぞれに思い描く仕事像や、仕事の位置づけがあると思うのですが、やはり、時代や社会の影響は大きいです。そうして出来上がった仕事観が、自分の首を絞めているのかも。著者と一緒に、昔の人の仕事観や、実際の労働時間、労働の質の変化を見ていくうちに、自分の「仕事観」の偏り具合がよくわかります。行き詰まったときに、部屋の換気をしたり、散歩に出かけて遠くを眺めたり、深呼吸したりするように、思考をフラットにしてくれる一冊です。

    (ミシマ社 営業チーム 池畑索季)

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