第95回
ウィー東城への道第2回
2025.06.06更新
こんにちは。営業チームのスガです。
5月27日から、ウィー東城店さんでのおまつりがスタートしました!
まつりスタートの前日、ハセガワ・ノザキとともに現地で設営してきました!
本日のミシマガは、「日々形を変え続ける「おまつり」を見失わないように記録した日誌」ウィー東城への道の第2回をお届けします。
前回、ウィー東城店の佐藤社長に「このまつりでは新しいお金の形を作りたい」と壮大なテーマを投げかけられたミシマ社&ウィーの現場チーム、ここからどう転がっていくのでしょうか?
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3/25(火)
明日の昼からのウィー東城店大谷さん&かながさんミーティングに備えて、ハセガワさん・ノザキさんと打ち合わせ。このフェアは、ウィーさんとミシマ社のアイデア対決でもあるがゆえ、ミーティング前ミーティングが重要。
メインテーマはやはり「新しいお金の形」。これは果たして書店フェアの議題なのだろうか? 打ち合わせ前にアイデアを出したかったが、なんにも思いつかない・・・。
ヒヤヒヤしながら打ち合わせに臨む。せめてと思い、ほかの制作物やスケジュールのところはいつもよりハキハキ話すようにする。終盤になり、いよいよお金の話に。意見を求められたらどうしよう・・・と思った刹那、ハセガワさん&ノザキさんから「ウィーマネー」という新しいお金をつくるのはどうか、という案が。このまつりは、いよいよ新貨幣を産むらしい。明日の編集会議で、ミシマさんも交えてミシマ社案を固めることに。
ハセガワがミーティング資料に添えたイラスト
3/26(水)
今日はウィーの大谷さん・かながさんとの打ち合わせ。その直前に編集会議で打ち合わせ。その結果、ウィーマネー誕生とともに、ウィーマネーショップというお店も開業することに。
★「ウィーマネー(仮)」案byミシマ社
・期間中にウィーさんでお買い物をすると「ウィーマネー」がもらえる→フェスティバル当日、会場内のウィーマネーショップでお買い物ができる
・ウィーマネーショップで売っているもの:
例)「捨てないミシマ社」
編集会議の3分後とドタバタ気味でウィーさんオンラインミーティングがスタート。ミシマ社のハセガワ・ノザキ・スガは3人ともミシマ社15年Tシャツにねじり鉢巻ルックで登場。
この時点だと「ウィーマネー企画」を自分の中で理解しきれておらず、ここも告知のスペシャル企画のことや、フェスティバルのスケジュールなど、自分が伝えられるところだけ声を張って話す。
いよいよ「新しいお金」の話になり、ウィーさんからも案をいただく。
★「円ではないもので楽しめるマルシェの仕組みアイデア」案byウィー東城店
‣マルシェでスタンプラリー→集まったらウィーの商品の割引またはプレゼント
‣本を買ったらメダルゲット→マルシェで遊べる
(編集注:ウィーさん案もミシマ社案もそれぞれの形で生きています)
お互いの案に重なっている部分も多く、進めていけそうです。
いよいよ4/1のまつり&フェスティバル告知スタート期間もせまり、「盛り上げていきましょう!」と景気良く声かけあう。しかし、ミーティングの最後に、かながさんから「フェスティバル当日、雨だったらどうしましょうか・・・」との声が。そういえばその問題がありました・・・。
次の打ち合わせは4/17(水)に決定。
4/1(火)
今日から「ちゃぶ台まつり」の告知開始。
ウィーさんはエイプリルフールに絡めたツイートを。すかさずネタを見つけてくるのがさすがすぎる。
ウィー東城店×ミシマ社 「ミシマ社のちゃぶ台まつり2025」開催します! https://t.co/8Ods9GVYJj
-- ウィー東城店????町の本屋 (@wetojo) April 1, 2025
ミシマ社とのコラボフェア!
なんと第一弾としてウィー東城店が選ばれました!
とっても楽しいお祭りになる予感しかしません!
4/1は、エイプリルフールですが本当にやります!!!
お楽しみに!
4/2(水)
告知DMに仕込むクイズ企画で使う、ウィーさん&ミシマ社クイズの問題案がかながさんから届く。
DM表
DM裏
〈問題案〉
①ミシマ社はどことどこにあるでしょうか
②ウィー東城店で本以外に販売している商品を3つ答えよ
③ウィー東城店の看板に描かれている「W」と「e」の色は何でしょう
④去年5月にオープンした庄原の本屋の名前は何でしょう
⑤佐藤社長が掲載されたちゃぶ台の巻数は?
⑥ミシマ社が一番最初に発行した本のタイトルは?
⑦ウィーの隣にあるお店は
⑧ミシマ社 何歳?
⑨ウィー 何歳?
⑩ちゃぶ台は誰のための総合雑誌でしょう?
(答えはこの記事本文の一番下に)
4/8(火)
浦和を営業している途中で、ウィーさんから電話があり、妹尾さんが担当者になってくださることに。妹尾さんと電話で話し、「フェスティバルは両オフィスからバスを出して、スタッフ&サポーターさんをたくさん乗せるツアーを組んだらどうか」という壮大な案が。実現は置いておいて、妹尾さんの気迫とミシマ社への応援の気持ちが嬉しい。
4/10(木)
ウィーまつりについて、ハセガワさん・ノザキさんとミシマ社社内での打ち合わせ。通称「命綱ミーティング」。この名称は、昨年ニジノ絵本屋さんで開催した「ちいさな総合出版社 ミシマ社の本の贈り物展」の準備で生まれました。やることがたくさんある時に、進捗とこれからやることを挙げて、作業の抜けを防ぐ&いま自分たちがどのへんにいるのかを確認するミーティング。毎回、やることがいっぱいでどうしよう状態で臨みますが、二人とやることをひたすら列挙していくと不思議と「あっ、いけるかも」となる、なくてはならないミーティング。
下記5つの進行状況を確認する。
1)事前告知シリーズ(第一の波)
2)フェアの中身
2' )コップ企画
3)フェスティバル
4)告知シリーズ(ミシマガ等含む)
★コップ企画とは・・・
4/17(木)
ウィーさんとのオンラインミーティング。妹尾さんとは面識あったが、「ウィーまつり」ミーティングでは初顔合わせ。
最終日のフェスティバルまでの流れの中で、一番最初に始まる「ウィー東城への道」企画のスタートまで10日を切っている。「ウィー東城への道」企画のことや、ウィーさんの方で地元の学校さんにポスターを掲示していただけることになり、そのあたりの告知の手順やDMの枚数などを確認。ここまでは。「何ができるか?」と企画の中身を膨らましに膨らましてきたが、いよいよ実務のパートが増えてきて、スタートが近づいているのを実感。それもそうで、「まつり」スタートの5/27まで残り1か月ちょっとしかない・・・。
最後に、「店内でイベントの告知を行うので、ミシマ社メンバーで音声収録をしてほしい」と希望をいただく。かながさんが原稿を書くらしい。自分の声が店内でかかり続けると思うと恐ろしい・・・。
4/20(日)
今日から滋賀県でミシマ社合宿(新人ニシカワの合宿レポート)。ウィーの話は明日することに。
4/21(月)
午前中のミーティングで、ウィーさんについて話す。膨らみに膨らんではいるが、どれも「ちゃぶ台」が取り組んできたテーマ、「未来の小さな形」や「捨てない、できるだけ」、「先進県は地方にあり」などを体現する企画や展示。社内メンバー全員の協力を仰いで、実現していくために、このプロジェクトについて私から共有する。
〈①告知②展示③フェスティバル〉に分かれる「企画の概要」と、「いま困っていること」の2つを説明するが、私の説明が拙いのと前例のない企画たちの数々に、みんなポカンとして微妙な空気がながれ、焦り始める私。
その後、諸先輩方によって軌道修正され、告知など担当の営業チーム、物販など担当の営業チーム、そしてなんでもありの特別プロジェクトチームに分かれて、今後の進め方を打ち合わせ。各チーム5分間、何ができるかを話し合い、全体に発表する。各チームいいアイデアが出たこと、なにより前向きな空気で終われたことに一安心。
ミーティング終了後、かながさんからウィー東城店さんでの店内放送用の原稿が届く。ミシマさん(展示設営で一歩早く合宿所を後にしたハセガワさんの代打)、ノザキとともに、山のふもとで収録。本番の収録の前に原稿の読み合わせを行っていると、想像の遥か上を行く練り込みと無茶振りに次第に笑い混じりになってしまった。
第一回 店内放送ジャック原稿
ハセガワ(実際はミシマによるモノマネ)「ねぇねぇ野崎さん知ってる?」
ノザキ「ん?なんの話?」
ハ「なんかすごい出版社とすごい本屋がお祭りをするみたいなんです!」
スガ「なんのはなしですか?」
ノ「あ、須賀さん!なんかすごいお祭りがあるみたいで・・・」
ス「それ僕知ってますよ!」
ハ「え!どんなお祭りなんですか?」
ス「んー・・・笑いあり、驚きあり、戦いありでありながらも結局は同じ目標を持ってるとかもってないとか・・・?」
ハ「須賀さん(笑)分かりずらいよー(笑)とにかく楽しいお祭りなんですよね!」
ノ「えー!めっちゃ気になるー!」
ス「と、いうことでですね。いきなり始まってびっくりされた方も多いと思いますがとりあえず自己紹介の方をさせていただこうかなっと思います!」
ハ「誰がしゃべってんだ?ってなりますもんね」
ス「まあ自己紹介しないと始まらない!ってことで先程の会話をねしてました、三人の自己紹介をさせていただきますのでよろしくお願いします!」
ミシマ社○○オフィス○○です。嫌いな食べ物は○○。理由は○〇です。趣味は○○です。オリジナル一つ。このお祭りの楽しみなこととか意気込みを一言。
ス「はい。では、僕たちのことも知っていただけた頃かと思いますので、なぜ僕たちがウィー東城店の店内放送でしゃべっているのかを長谷川さん説明お願いします!」
ハ「え!めっちゃ無茶ぶり!(笑)えーっと・・・
この度我々ミシマ社とウィー東城店とでちゃぶ台祭りを開催することが決定いたしました!ウィー東城店×ミシマ社ちゃぶ台まつりは5/27からスタートいたします!5/27はウィー東城店のスタッフさんの誕生日でしてね、まあまつりの始まりなんて駄洒落っぽく考えまして・・・そんなことはおいておいてですね、クライマックスの6/28は我らが須賀の誕生日!なんですがそれでもなくて、めっちゃすごい企画を考えてまして!それもたくさん!それを告知したい!なので5/1よりこちらウィー東城店の店内放送を乗っ取りまして(笑)様々な6/28までの企画を皆様にお伝えしていこうと思います!」
ノ「題して!『ウィー東城店×ミシマ社店内放送ジャック!告知放送!』です!」
ス「この放送が流れている頃はすでに企画が一つ始まっていますね!」
ハ「そうです!『ウィー東城店への道~ミシマンがウィー東城店へたどりつくまで~』ですね!」
ス「こちらはウィー東城店でお買い物をされたお客様に丸シールをお渡しさせていただきまして道をつないでいく企画となっています!」
ハ「道の色は全部で三色!大体は赤色なんですが、子供達には白いシールを渡して絵を描いてもらうシステム!」
ノ「それめっちゃ可愛い道になりますね!」
ス「そして、なんと!ミシマ社本をご購入の際には金色なんです!」
ノ「わあ!見るのが楽しみですね!」
ス「こんな感じで楽しいくてワクワク盛りだくさんのイベントになるので!お楽しみに!」
ノ「こちらの放送は毎週木曜日に新しく告知内容が変わります!」
ス「ほかにもミシマ社のホームページ。ウィー東城店のX(旧ツイッター)とインスタでお知らせしていきます!」
全「第一回店内放送ジャック!
担当は須賀!長谷川!野崎!でした!」
「それではまた聞いてくださいねーじゃんけん○○!」
全「「「ばいばーい!」」」
終わり
4/27(土)
告知企画「ウィー東城店への道」がスタート。ハセガワさんが、ミシマ社ゆかりの地とミシマ社自由が丘オフィス〜ウィー東城店までの道のりが描かれたA3×9枚の巨大な日本地図を制作し、ウィーさんのレジ近くで貼り出されてます。ウィーさんで本が売れるたびに、その地図上の道にシールが1枚貼られ、ミシマンが一歩一歩進みます。およそ1000枚でミシマンが到着になるようですが、いつ頃つくものなのか想像もつかない。ちなみにミシマ社の本が売れるとシールは金色になります。
(つづく)
クイズの答え
①京都と自由が丘②化粧品・酒・靴下・かつおぶし・そのほかいろいろ③「W」がピンク、「e」が紺④ほなび⑤9号と13号⑥『街場の中国論』⑦パン屋⑧18歳⑨26歳⑩生活者