第13回
焼津だ! マグロだ!! ミシマ社だ!!! 焼津合宿2019レポート
2019.07.07更新
こんにちは。自由が丘の新人スガです。
先月の16日から17日、ミシマ社は合宿を行いました。
会社で合宿ってあんまり聞きませんよね。部活じゃあるまいし。新人の私は、それこそ部活の合宿みたいに、急に一発芸を求められたりしたらたまったものじゃないので、事前に「合宿って何するんですか?」と先輩社員たちに調査を実施しました。
すると、「おととしは山奥で滝行をした」だの、「去年は夜中にみんなで妖怪音頭を踊った」だの、おもしろそうといえばおもしろそうなのかもしれませんが、はっきり言って意味不明の答えばかり。
今回の合宿はどうなってしまったのか!? レポートをお送りします!!
ひとことで言えば、ひたすらミーティングをしました。というとまともな感じがしますが、そのミーティングが変なミーティングで・・・。
舞台は焼津 漁港と小泉八雲の町
今回の合宿は、静岡県焼津市で行われました。駿河湾に面する焼津市は、横に長い静岡県のやや西寄りに位置します。ちなみに仕掛け屋・ハセガワの出身地でもあります。
なんと言っても日本有数の漁港、焼津漁港が有名です。カツオの水揚げ量は日本一。魚の王様、マグロも名物です。
カジキマグロとあいさつをかわすタブチ
あと、文豪・小泉八雲が夏になるたび訪ねた町でもあるそうで、駅前に小泉八雲像があったり、市内に小泉八雲記念館があったりします。気に入っていたんでしょうね。
焼津駅前には足湯もあります
ミシマ社は静岡県と浅からぬご縁を結ばせていただいております。なにしろ第1回ミシマ社合宿は三島市でスタートしました(詳しくは代表ミシマ著『計画と無計画のあいだ』(河出文庫)をお読みください)。したがって今回の合宿は原点回帰とも言えます。今年はミシマ社「干支2周目元年」ですし。
今回、ミシマ社サポーターの清水さんにお声をかけていただき、清水さんが営まれているお宿「湊のやど 汀家(みぎわや)」さんにお邪魔しました。お食事、温泉と最高のお宿でした!
清水さんありがとうございました!!
清水さんにインタビュー
ーー いつもサポーターさんとしてお世話になっている上に、お宿にまで泊めていただいてありがとうございました。何を食べてもおいしかったです。その中でも焼津でオススメのお魚はなんでしょうか?
清水さん 焼津はやっぱりマグロですね。そのほかにも、アジとかサバとか。焼津はなんでも獲れます。カツオも有名です。今年ですと春の初ガツオは終わりましたが、夏が終わると今度は秋の戻りガツオの季節になります。
ーー よだれが出てきちゃいそうです。清水さんのお宿の玄関に、本棚が置いてあるのが印象的でした。本をお宿を構成する一部にしていらっしゃるのが素敵だなと思いました。
清水さん お部屋で読んで楽しんでもらったりしています。どんな本を置いているのかで、汀家がどんな宿なのか伝わればいいなと思っているので、たしかに汀家を構成する一部ですね。
今年11月に、10周年を迎えるので、それに合わせて選書をぜひミシマ社に!
ーー おお、ぜひぜひ! 清水さん、ありがとうございました!!
ドキュメント「なりきりミーティング」
焼津駅で集合したミシマ社一同は、早速汀家さんに向かって出発。到着すると同時に、ミーティング開始です。
会議室として貸し出していただいた部屋に入るなり、ミシマが「コレ、名前書いて〜」と言いながら、白い短冊を配り始めました。同時に、ミシマ以外のメンバー全員、頭の上にハテナマークが浮かびました。
なんでいまさら名札つけなきゃいけないんだろ? まさかウチの社長は社員の名前を忘れた?
みんながだいたい名前を書き終えると、今度は「はいじゃあ半分に折って、この中に入れて〜」とビニール袋を差し出して、短冊を集めはじめました。ここでみんな「あっ、コレ名札じゃなくてクジだ」、というところまではピンときます。
クジを引くタチ
しかし、そのクジどうするんだ・・・。考えられるのは、引き当てた人とペアになって打ち合わせでもすることだが・・・。
コンビニ袋からクジを引くと、「ワタナベ」と書いてありました。「そうか、営業リーダーのワタナベさんとペアか。これはシゴキにあうかもな」などと考えていると、怪しげなマジシャン系催眠術師のような説明口調が聞こえてきました。ミシマの声でした。
「じゃあその紙を胸に貼ったら、目をつぶって。はい、ポン。あれぇっ、そこに名前が書いてある人と自分が入れ替わってるぅ!」
ここで、なんとなく事態が掴めてきて、慌ててみんな誰に入れ替わっているのかを確認します。あっ、ミシマさんがイケハタさんになった。ワタナベさんはタブチさんか。あっ、ホシノさんはスガ役じゃん。
タブチになったワタナベ
それぞれの所属チームにわかれての打ち合わせをしました。この打ち合わせの恐ろしいところは、上下関係が入れ替わることでした。私スガのリアルは新人社員であるのに、営業・イケハタ役のミシマ、同じく営業・モリ役のノザキが敬語で話しかけてきます。私は営業リーダーとして、タメ口でチームをしきります(しきれてなかったけど)。
しかし、かなり勉強になりました。ミシマ社は全員全チームで運営しているので、普段所属しているチーム以外の業務も把握していなければなりません。実際先輩メンバーたちは他チームがどういう段取りで仕事をしているのか把握しているから、他のメンバーになりきることができていました。自分の視野の狭さを痛感しました。
また、営業チームの立場から、自分が所属する編集チーム兼仕掛け屋チームの仕事を見直すことで、お互いのチームがよりよく連携するために、何ができるのかがわかってきました。
このミーティング、複数チームで構成されている会社にはかなりおすすめです。
ミシマはその場の思いつきだったと申しておりますが・・・
プレゼン関ヶ原
なりきりミーティングのあとは、東軍・自由が丘オフィスと西軍・京都オフィスのメンバーが、それぞれの企画力と表現力を競い合う「プレゼン関ヶ原」も行われました。
こちらに関してはあんまり書くことがないです。あまりにも単純だからです。下の写真などを見ていただいて、こんな感じだったんだと思っていただければと思います。簡単です。
1.握手して
2.プレゼンして
3.相手のプレゼンが心に響いたら倒れる
4.ひたすら倒れる
結果:引き分け
「これからミシマ社は、何を目指して活動していくべきか」、そんな根元の部分の話し合いができたのは、合宿ならではでした。普段のミーティングでは、身に迫る業務の相談や共有で時間をつかいきってしまいます・・・
まもなくちいさいミシマ社がスタートするというタイミングで、このような話し合いができたことは、今後のミシマ社にとってかなり有意義であったと思います。
私自身、入社3ヵ月でその場に立ち会うことができたおかげで、これからどういうことを大切にしながら働いていけばいいのか、確認することができました。
これからのミシマ社、ご期待ください!!
焼津の海 撮影者:イケハタ
*「社長と新人」最新号のテーマも焼津合宿です。まだお聞きになられてない方はぜひどうぞ!
編集部からのお知らせ
2019年度ミシマ社サポーター、募集中です。
ミシマ社では、日々の出版活動を応援してくださるサポーターを募集しております。2013年に「サポーター制度」が始まって以来、サポーターのみなさまといろんな活動をご一緒してきました。「サポーター制度」についての考え方は、下記をご一読いただけますと幸いです。
また、サポーター制度の具体的な活動について知りたい方は、こちらをご覧ください。
現在、2019年度のサポーターを募集しております。サポーター期間は2019年4月1日〜2020年3月31日です。ミシマ社メンバー一同、これからもっとおもしろいことを、サポーターのみなさまとご一緒できたらうれしく思います。お力添えをいただけましたら幸いです。
2019年度ミシマ社サポーター概要
募集期間:2019年1月3日より
サポーター期間:2019年4月1日~2020年3月31日
※ どの月にご入会いただいても、次年度の更新時期はみなさま来年の4月で統一です。ご了解くださいませ。その年の特典は、さかのぼって、全てお贈りいたします。
2019年度のサポーター特典
以下の特典を毎月、1年間お届けいたします(中身は月によって変わります)
* ミシマ社サポーター新聞(1カ月のミシマ社の活動を、メンバーが手書きで紹介する新聞)
* 紙版ミシマガジン(年2回発行・・・の予定です!)
*『ちゃぶ台』をはじめとした、今年度の新刊6冊ほど(何が届くかはお楽しみに!)
* ミシマ社で作ったグッズや冊子
* サポーターさん限定イベントのご案内
* ミシマ社主催イベントの割引
・・・などを予定しております!(※特典の内容は変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。)
お申し込み方法
新規でサポーターのお申し込みをご希望の方は、下記項目を、お電話、FAX、メール等にてご連絡くださいませ。
クレジット決済をご利用の場合には、こちらから直接お手続きいただくことも可能です。
- お名前(フリガナ):
- 性別、ご年齢:
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- FAX番号:
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- サポーター種類:ミシマ社サポーター(3万円+税)or ミシマ社ウルトラサポーター(10万円+税、こちらは法人・個人問わず、年間10名様限定です)
- お振込み方法:郵便振替(こちらから払込用紙をお送りします)または クレジット決済 どちらかお選びください。
- クレジット希望の有無と掲載名:
※ウェブ版ミシマガジンの「編集後記」や紙版ミシマガジンの「奥付」に、ご希望されるサポーターの方々のクレジットを入れさせていただきます。掲載をご希望される場合には、
・お名前をそのまま記載
または
・掲載用のハンドルネーム
のいずれかをお知らせください。
FAXご送付先:075-746-3439
E-mail:hatena@mishimasha.com
(件名「ミシマガサポーター申込み」にてお願いいたします)
TEL:075-746-3438
「ちいさいミシマ社」スタートします!
「ちいさいミシマ社」は2019年7月20日にスタートします。ちいさいミシマ社の第一弾は『ランベルマイユコーヒー店』と『仲野教授のそろそろ大阪の話をしよう』の2冊です。それぞれご予約受付中です!!
(※2019年度のミシマ社サポーターには、特典としてこちら2冊をお贈りいたします!)【7/18 イベント】ホホホ座とミシマ社の反省会 山下賢二×三島邦弘トークイベント
6月21日刊行の新刊『ホホホ座の反省文』と、7月20日創刊の新レーベル「ちいさいミシマ社」のW刊行記念トークイベント。個人店主、フリーランスの方、小さな会社で働く方々はもちろん、すべての働き「続ける」人、必見のイベントです!
同じ京都で小商いを営むふたりによる公開「反省会」。仕事を、商売を続けていくということについて、いま感じていること、考えていることはもちろんのこと、不安なこと、ここだけの悩み、あんなことこんなこと、まで赤裸々に語りあいます!
◾️日時:7月18日(木)開演19:00
◾️場所:代官山 蔦屋書店
◾️出演:山下賢二(ホホホ座)、三島邦弘(ミシマ社)
「BOOK MARKET 2019」(浅草・台東館)にミシマ社も参加します
毎年恒例となりましたBOOK MARKETに、今年も参加します(今年で10年目の参加です!)。今年は46社もの出版社が集まります。小規模ながらおもしろい本をつくっている出版社も多く出展し、眺めるだけでも楽しめます。
ミシマ社からは、自由が丘オフィスのメンバーが参加します。読者のみなさまにお会いできる日を心待ちにしております!!
第11回 BOOK MARKET 2019
日時:2019年7月20日(土) ~ 21日(日) 10:00~17:00
場所:〒111-0033 東京都台東区花川戸2-6-5
台東館 7階北側会場(最寄駅は浅草駅です)
*入場無料