今月のミシマ社

第40回

ミシマ社の本屋さん「ハレトケ市」に出店しました!

2022.05.17更新

こんにちは、営業チームのヤマダです。先日、京都市北区にある今宮神社の境内で開催された「ハレトケ市」に、ミシマ社の本屋さんが出店しました!

コロナ禍以前は月に1回京都オフィスを開放し、「ミシマ社の本屋さん」としてミシマ社の本(そのときは他社さんの書籍も)を販売していましたが、やむなく休業していました。2年以上ぶりに直接読者の方に本を届けることができる機会となった今回のイベントは、とてもとても楽しく、終了後メンバーはみな晴れやかな顔をしていました。本日のミシマガでは、そんな「ハレトケ市」の模様をお届けします!

ちゃぶ台を囲んだ「共有地」

ハレトケ市の会場は、春日太一さんの『時代劇聖地巡礼』にも登場する今宮神社さんの境内。雲一つない青空に、春らしい温かな風がふくイベント日和な天候の中、京都市北区の紫野地区のお店を中心に、さまざまなお店のブースが並びました。

ハレトケ市は「地域・自然にやさしい環境や食品ロスなどに配慮した循環型マーケット」をコンセプトにかかげ、飲料はリユースできる瓶を使用したり、お客さんにはエコバックの使用をお願いしたりと、無駄なごみを出すことなく、地球環境に配慮しつつ楽しめるイベントとなっていました。

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ミシマ社の本屋さんブースは、ふたつのテントのうちひとつで書籍の販売をし、もうひとつは、誰もが立ち入ることができて誰のものでもない「共有地」としてちゃぶ台を置いて開放しました。

そこでは、一足先にお読みいただけるようにしていた『ちゃぶ台9』の編集段階のゲラを食い入るように読んでくださっている方のとなりでちびっこたちが『パパパネル』を顔にはめて遊んでいるなど、独特の空間ができあがっていました。

最初は緊張もあり、恐る恐る前を通った方を呼び込んだり、本を見てくださっている方に話しかけたりしていたのですが、隣で代表のミシマが率先して大きな声を出して呼び込みをしていたことにも触発され、徐々に呼び込みの声も大きくなり、お客さんとの会話もできるように。

「ミシマ社のことは認識していなかったけど『料理と利他』は読みました!」とおっしゃってくださる方や、「この本も、この本も、この本も読んでますよ。おもしろそうだなって手に取るとミシマ社だった、ってことがよくあります。」なんて嬉しすぎる言葉をかけてくださる方も。

私は普段営業をしているので、本の紹介には慣れている・・・はずなのですが、普段から仕事として本に接している書店員の方を相手に紹介をするのと、幅広いお客さんを相手に「今この本を読んでみたい!」と思ってもらえるように紹介するのとは似ているようで異なる、ということを感じました。その分「おもしろそう」と言っていただけたり、実際に購入くださったときの喜びははかりしれません。

編集チームのノザキは「お孫さんが集まるときに渡すプレゼントを探している」という方とお話をしていました。その後いったんは帰られたのですが、わざわざまた来てくださり、ノザキがイチオシしていた『パパパネル』を買ってくださる、なんて嬉しい場面も!

いしいしんじさんご来場! 『書こうとしない「かく」教室』先行販売!

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さらに午後からは、発刊を間近にひかえた『書こうとしない「かく」教室』の著者、いしいしんじさんがご来場! 会場限定での先行販売とサイン会を開催いただきました。サインだけでなく「何の絵描きましょかー?」と、お一人お一人の好みのイラストまで描いてくださり、一生の宝物になるような素敵な一冊ができあがっていく様を目の当たりにしました。

書こうとしない「かく」教室』は、タイトルに「教室」とあるように、学校で一日授業を受けているような構成になっている一冊です。午前の部では、いしいさんが東京、三崎、松本、京都とさまざまな土地で暮らす中でどのように小説を書いてきたのか、まさに「小説よりも奇なり」と言える作家人生が描かれています。身近な方の生と死の上に、いしいさんの小説が存在しているということが伝わってきます。「給食」がわりのごはん日記を挟んで午後の部では、ことばを書くことの楽しさを、実際に手を動かしながら学べます。小手先のテクニックでない、本質的なことばのもつ力を教えたくださるいしいさんの文章にふれ、凝り固まった頭のなかが溶けていくような感覚を覚えました。

現在は全国の書店さんでご購入いただけます。ぜひお近くの書店さんで手に取ってみてください!

IMG_6677.jpg書こうとしない「かく」教室』と『きんじよ

さらに、いしいさんはハレトケ市の会場へ、本書にも登場する愛用の蓄音機を連れて来てくださっていたんです!

蓄音機に針を落とすと・・・まるで今ここにアーティストがいて演奏しているような、蓄音機ならではの迫力ある生々しい音があたりに響きました。流しているのは往年のロックやジャズなど。それらの音楽とともに青春時代を過ごした世代の方々から、初めて蓄音機を見るようなちびっこたちまで、みなさん足を止めて聞き入っていました。

▼いしいさんのサインや蓄音機を流している様子は、読売テレビのニュース番組が密着しており、その公式動画をYouTubeで視聴できます! (ハレトケ市の模様は2:39ごろから)

***

いかがでしたでしょうか。会場の空気感が少しでも伝わっていれば嬉しく思います。

普段私たちが「おもしろい!」と自信をもって出版している本たちが、確かに読者のみなさまに届いており、そしてみなさまも私たちと同じ熱量で、もしくはもっと高い熱量でそのおもしろさを感じてくださっている。全国からお寄せいただく感想はがきや、サポーターさんからのお手紙などを通じて普段から感じてはいたのですが、それを直接お話しするなかで実感できるかけがえのない時間でした。

オフィスを開放してのミシマ社の本屋さんのオープンは当分は未定ですが、今回のハレトケ市のようなイベント出店は機会をいただければしていく予定です! というか、もうすでに次回の出店が楽しみでなりません。それまでにあの本もこの本も読み返して、もっとみなさんに魅力を力説できるようになりたい・・・! どこかのイベント会場でみなさまとお会いできることを楽しみにしております!

ミシマガ編集部

ミシマガ編集部
(みしましゃへんしゅうぶ)

 

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