第69回
フェア「2024年のいま読みたい、利他の本」のご案内
2024.02.07更新
今月22日に、『RITA MAGAZINE テクノロジーに利他はあるのか?』が発刊となります。
その詳細は、後日また特集記事としてご案内したく思っているのですが、本日は、本書の発刊を記念して、全国の本屋さんで展開頂く予定のフェア「2024年のいま読みたい、利他の本」をご紹介いたします。
自然災害の心が痛むニュースで一年が始まり、いつ誰が困りごとを抱えることになるかわからない、いま。そんなときに、「社会的な役割」をはずして、人間としてどう振る舞うのか、を考えるための道具が「利他」という概念だと、伊藤亜紗さんは書かれています(『RITA MAGAZINE』まえがき)。
ミシマ社では、数年前から、何冊かの利他にまつわる書籍を発刊してきました。今回のフェアでは、「利他」に興味はあるけれど、どこから入っていいわからないという方々に向けて、最新刊を含めた5冊をまとめて、それぞれの紹介ポップと合わせて展開いただきます。ぜひその場で手に取って、ピンとくる一冊を選んでいただけたらと思います。
フェアは、下記の書店にて、2月16日(金)よりスタート予定です!
(開催店舗は、随時増えていく予定です!)
三省堂書店 札幌店
あゆみBOOKS 仙台一番町店
紀伊國屋書店 新宿本店
くまざわ書店 武蔵小金井北口店
丸善 多摩センター店
オリオン書房 ノルテ店
パルコブックセンター調布店
東京大学生協 駒場書籍部
くまざわ書店 松戸店
文苑堂書店 福田本店
ジュンク堂書店 名古屋栄店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
ジュンク堂書店 大阪本店
丸善 京都本店
大垣書店 京都本店
紀伊國屋書店 川西店
ジュンク堂書店 明石店
ジュンク堂書店 三宮駅前店
大垣書店 神戸ハーバーランドumie店
丸善 博多店
蔦屋書店 熊本三年坂店
また、直接フェア展開店に行くのは難しい、というみなさま、下記に各書籍の紹介文を載せますので、ご興味がある本は、お近くの書店でぜひご注文くださいませ!
利他の入門はこの本。
「利他」につきまとう独特の「うさん臭さ」を正面からとらえながら、利他の本質にある「思いがけなさ」を論じた、利他入門にしてベストセラー。
読者の声:「利他」は他の人への善なる施しと思っていました。読んで感動と衝撃で頭の中が「ガ~ン」です。
「一汁一菜」から考える利他。
「一汁一菜でよい」という考えの背後には、利他につながるコスモロジーと哲学がある・・・圧倒的支持を受けたオンライン対談を完全再現。
読者の声:料理とは自分を取り巻く環境と地続きなのだと改めてはっとしました。「利他」、この言葉が輝いて見えます。
料理と仏教と利他のおはなし。
「ええかげん」とは、「正しい答え」を学ぶのではなく、自分で考えて自分で決めること。料理と仏教、そして保守の考え方をヒントに、利他的な生き方を探る対話。
読者の声:私は未だに心身が"ええかげん"に出来ていないですが、この一言に触れて、いくらかほっとする思いがしました。
お年寄りに学ぶ利他
時間や空間の感覚が共有されないゆえに、ぼけを抱えるお年寄りたちとの日々に巻き起こる「老人性アメイジング」の数々。そこは、利他の学びの宝庫だった。美学者と「宅老所よりあい」代表、圧巻の往復書簡。
読者の声:伊藤さん、村瀬さんの視点を貸してもらいながら、死ぬことも含めた「分からないこと」を受け止め「分かること」を整理できて、心打たれています。
利他の可能性のスクラップブック
『RITA MAGAZIN テクノロジーに利他はあるのか?』未来の人類研究センター
何かをコントロールするのではなく、人間や自然の可能性を引き出すようなテクノロジーが、いま、求められている。これからの時代の利他の萌芽を集めた、最新の対話の数々。
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『RITA MAGAZINE』は、2月16日(金)に全国のリアル書店で販売開始となります。どうぞお楽しみに!