第68回
後藤正文×平尾剛 「それでもパスをつづける理由」開催します!
2024.01.24更新
こんにちは。ミシマガ編集部のスミです。
昨年2023年9月に発刊した、平尾剛さん著『スポーツ3.0』。
健やかで楽しいはずのスポーツが、なにかおかしい。スポーツを語ることばを、もっと豊かに、ふくよかにするためには?
元トップアスリートとしてこの問いに向き合いつづけてきた平尾さんが、これからのスポーツの向かう道を探り、「3.0」=根性論と科学の融合、という新しい論を展開する一冊です。
おかげさまで、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞それぞれでの紹介、著者のNHKラジオに出演するなど、メディアで大きく取り上げられています。
また、発売直後から、読者の方々からこんな反響が!
スポーツを見るのは好きだったのに、メディアの報道を見るともやもや。
この本で平尾さんがたくさんたくさんことばにして下さいました!!
心強い思いです。
「はじめに」で、東京五輪以降、スポーツが何か違うものになった、と書かれていたのに心惹かれ、一気に読了しました。
平尾さんの勇気に敬意を表します。
スポーツに限らず、私たちがアップデートすべき考えを広く知ることができる本でした。
特に「パスの目的は、場の好転」という文章には、スポーツをみるおもしろさを再確認させられたし、これって、言葉のパス、仕事のパス、指導のパス・・・どんな場でも生きることだと思いました。
根性だけではだめ、かといって、科学・データだけでもだめ。(元アスリートとして)自分が経験したことを批判的に検証して、次につなげる使命感に触れました。
そんな本書に関わるビッグイベントが、まもなく開催されます!
後藤正文×平尾剛 「それでもパスをつづける理由」
なんと、ミュージシャンの後藤正文さんと、平尾剛さんが対談します!
リアル会場とオンライン配信のハイブリッド開催です。
後藤正文×平尾剛
「それでもパスをつづける理由――音楽、スポーツ、あらゆる世界で「3.0」になるために」
日時:1月31日(水)18時半~(20時終了予定)
会場:ナレッジキャピタルカンファレンスルーム タワーC Room C3+C4
グランフロント大阪北館(タワーC)8階
(紀伊國屋書店梅田本店)
☆オンライン配信もあります。
後藤正文さんは、2023年10月、朝日新聞で6年以上連載するコラムをまとめた書籍『朝からロック』を上梓。ASIAN KUNG-FU GENERATIONやGotchとして音楽活動を展開しながら、政治や社会問題に向き合い発信しつづけてきました。
ミシマ社からは、『何度でもオールライトと歌え』『凍った脳みそ』を上梓されています。
そして、平尾剛さんは、元アスリートとして唯一、東京五輪反対を招致直後から表明し、スポーツが政治や商業主義に利用されることを厳しく批判してきました。
「ミュージシャンは音楽だけやっていろ」
「アスリートはスポーツだけやっていろ」
こうした声にさらされることの少なくない二人は、なぜ、それでも発言をつづけるのか?
今の時代の問題に対し、自ら身を投じて闘い、言葉を発しつづけてきた同年代の二人。ついに初めて、リアルでの公開対談が実現します。
平尾さんは、『スポーツ3.0』のなかで、「パスは投げ手ではなく、受け手こそが鍵になる」と述べていますが、次世代に言葉や文化をつなげ、受けとってもらうには、どうすればいいのでしょうか?
▲平尾さんが語る、あらゆることに活かせる「パス」のポイントとは?
本イベントでは、スポーツ界、音楽界、それぞれの問題もふまえながら、よりよい社会に向かっていくための「次世代へのパス」について語り合います。
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リアル会場、オンラインともに、まだ残席ございます。
時代が一歩先に進むかもしれない一夜。みなさまのご参加をお待ちしております!