ミシマ社の本屋さん通信

第1回

産地直送!手売りブックス

2018.05.19更新

 こんにちは。京都オフィスのワタナベです。ミシマ社の本屋さんの店長をしています。

 え? ミシマ社の本屋さんってなに? という方に向けてご説明しますと、ここは、出版社であるミシマ社が運営している本屋さんです。京都オフィスの1階を売場に、毎週金曜と月イチ土曜にオープンしています。営業時間は、13時から19時まで。売っている本は、ミシマ社刊行の書籍だけでなく、他社本もあります。メンバーが「この出版社の本は売りたい!」と思ったところに直接交渉して仕入れているので、ここにある本はすべて、心を込めておススメするものばかりです。ちなみに売場は畳の部屋で、「和む」と評判。ぜひゆっくりしていってください。メンバーが交替で店番をしながら、皆さまのご来店をお待ちしています。

 というわけで、「作る(編集)」、「届ける(営業)」だけでなく、「手渡しで売る」ことも小規模ながらこの手で行なうミシマ社。そんな私たちが、この5月に刊行した新シリーズが、「手売りブックス」です。そこに込めた想いは、代表ミシマによる「ミシマ社の話」をお読みいただくとして、ここでは、ミシマ社の本屋さんでは、「手売りブックス」をどうやって売っているかについて、ご紹介いたします。

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 仕掛け屋チームのハセガワに協力してもらい、「産地直送」をテーマにディスプレイしてみました。

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 「どうやって読者のもとへ届けるか?」を考えて、「手売りシール」を作っていきます。

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 「手売りシール」の説明がこれ。1冊1冊、お店独自にカスタマイズできるという面白さ。

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 中身がおなじ本でも、「手売りシール」の内容や貼る場所が変わると、違った見え方がします。

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 ことばだけでなく、絵を描いたり切り絵を貼ったり、スタンプを押したり・・・。「手売りシール」で、手売りの可能性は限りなく広がります。

 以上、「手売りブックス」の手売り事例のご紹介でした。

 いままでにない試みなので、作った私たちもまだまだ試行錯誤中。ぜひ売場で実物を見ていただき、もしよかったら、「手売りシール」のアイデア、教えてください。お客さんと一緒に書いても面白いかも!

 ミシマ社の本屋さんの営業日については、ホームページか、Twitterをご覧くださいませ。メンバー一同、皆さまのご来店、お待ちしています。

編集部からのお知らせ

ミシマ社の本屋さん 5月の営業日

19日(土)、20日(日)、25日(金)
※今月の土曜営業日は19日(土)です。20日(日)も営業します。

OPEN:13:00 CLOSE:19:00

ミシマ社の本屋さん

益田ミリ『今日の人生』かもがわ おさんぽ展は、5月20日(日)までです!

ミシマガジンでの連載をまとめた人気コミックエッセイ『今日の人生』の発刊1周年を記念して、発行元であるミシマ社(ミシマ社の本屋さん)と、ご近所の誠光社、UNITE、モリカゲシャツの計4店のお店で、展覧会を同時開催しています。各会場ごとに、本、漫画、言葉、写真とテーマを分け、それぞれの形で作品の世界観を表現します。春の京都をお散歩しながら巡る、楽しい展覧会です。まもなく会期終了です。お見逃しなく!

・開催時期:2018年4月20日(金)~5月20日(日)
・場所:ミシマ社の本屋さん、誠光社、UNITE、モリカゲシャツ(開店時間、お休みは各会場により異なります)

詳しくはこちら

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