ミシマ社の本屋さん通信

第17回

ミシマ社の本屋さん、3月15日(日)に営業します!

2020.03.08更新

 こんにちは。「ミシマ社の本屋さん」店長の渡辺です。

 新型コロナウイルスで自粛の空気が際限なく広がるなか、先月2月の営業日にご来店いただいた皆様に感謝申し上げます。ひとりも来なかったらどうしようかと思っていたのですが、むしろ盛況でした。嬉しかったです。親子でご来店の方も多く、売場は明るい雰囲気に満ちていて、気持ちが元気になりました。ありがとうございました。

 3月も、営業します。今月は、3月15日(日)の12時から17時まで、オープンいたします。

 手を洗っていただけるようにしたり、売場をよく換気したりと、対策を取りながら進めますので、体調に余裕がある方はぜひと思っております。(季節の変わり目でもあり、体調が優れない方は、どうかご無理のないようにお願いいたします。以下にご紹介する新刊は、ウェブストア「ミシマ社の本屋さんSHOP」でもご予約が可能なのでぜひご利用ください。)

 ということで、ご来店前に「知っているといいかもしれない」こと、今月もスタートです。

『パルプ・ノンフィクション』を先行販売! 著者がその場で手売り&サインします。

 皆さん、『パルプ・ノンフィクション』という名の書籍が、3月18日ころから全国書店で発売されること、ご存知でしょうか?

 河出書房新社さんから刊行されます。著者は、三島邦弘。そうです。ミシマ社代表のミシマです。このたび、3冊目の単著をまさに「一冊入魂」で書き上げました。その様子は、近くで見ていて、マグマが溢れんばかりでした。ところで、副題が「出版社つぶれるかもしれない日記」となっていますよ。え? つぶれるかもしれない? その内容が気になる方はぜひ、本書をご一読ください。

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『パルプ・ノンフィクション』三島邦弘(河出書房新社)

 今回、河出書房新社さんのご厚意により、本書を先行販売させていただけることになりました。著者自ら「手売り」いたします。その場でサインもお入れできます。既刊『計画と無計画のあいだ』と、『失われた感覚を求めて』も在庫ありますのであわせてぜひ。

(ご来店が叶わない場合は、ネット通販「ミシマ社の本屋さんSHOP」でも「サイン本」を予約受付中なのでご利用くださいませ。)

3月の新刊も先行販売! ミシマ社刊『小田嶋隆のコラムの切り口』と、ちいさいミシマ社刊『最初の晩餐』の2点です。

 さて、先行販売は、河出さんの『パルプ・ノンフィクション』だけではありません。ミシマ社編集チームも「一冊入魂」で取り組んできた本が今月は2点完成しました。「20日発売」の前に印刷所から本が届くこのタイミングで、ご希望の方には先行販売いたします。

 まず1点目は、「ミシマ社」からリリース。『小田嶋隆のコラムの切り口』です。

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 『小田嶋隆のコラム道』と『上を向いてアルコール』でおなじみ、小田嶋隆さんの最新刊。小田嶋さんのコラムといえば、その切り口、その切れ味。本書にはその魅力がたっぷり詰まっています。

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 稀代の名手が放つコラムを40本収録。それが7つの切り口に仕分けされています。たとえば、ブログやSNS、「note」といったウェブ媒体でコラム記事を執筆する機会がある方などは、本書が示す「オダジマ視点」はかなり参考になるのではないでしょうか。ぜひご堪能ください。

(ネット通販「ミシマ社の本屋さんSHOP」では予約時のみ「送料無料」でご注文受付中です。遠方の方はぜひ。)

 2点目は、『最初の晩餐』です。「ちいさいミシマ社」レーベルからの刊行となります。

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 本書は、2019年11月に、染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏らをキャストに迎えて公開され、高崎映画祭で最多受賞した映画「最初の晩餐」を、常盤司郎監督が自ら小説化した一冊です。

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 ↑こちらが映画のパンフレットとチラシ。私、京都の「出町座」で見てきました。俳優陣の演技、すごかった。監督が描きたかったであろう印象的なシーンがいくつも脳裏に思い出せます。終盤にかけて、私の涙袋から透明な流体がぽろりと勝手にこぼれてきたことは内緒です。

 常盤監督、この映画を世に出すまで構想7年とのこと。パンフレットによれば、主演の染谷将太さんは、台本を読んで「今まで感じたことのない感動を覚え」たそうです。そして撮影に入る3年半も前に誰よりも早く出演に手を挙げてくれたと監督のインタビューに書かれていました。まさに、渾身の物語、渾身の映画です。だからノベライズにあたっては、常盤監督自らが筆を執る必要がありました。

 本書、ちいさいミシマ社で初の小説となります。社として初の小説を編集したのは、自由が丘オフィスのホシノです。きっと、ホシノにとっても渾身の一冊だろうと思います。なぜなら、めっちゃがんばって作っている様子が京都にも伝わってきたので。

 ですから、映画を観てからでも、観る前でも、この小説は、それ自体に価値があるものだと思ってます。渾身の思いが詰まった一冊の本を、どうか、買っていただけませんか。

(ネット通販「ミシマ社の本屋さんSHOP」では予約時のみ「送料無料」で、常盤監督の「サイン本」をご予約受付中。3月下旬の発送となります。)

「御書印プロジェクト」に参加しています!

 なんか語ってしまったので、さいごにひとつだけ。本が好き、そして、本屋が好き! な方に朗報です。

 2020年3月1日にスタートした人と書店を結ぶ「御書印(ごしょいん)」プロジェクトに、当店も参加しております!

御書印プロジェクト」とはなにか? 簡単に言うと、「御朱印めぐり」の書店版です。いま、第一次参加店の全国46店舗を訪ね、申し出ると、各店オリジナルの個性あふれる「御書印」を受けることができます。(御書印代は200円です。)

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(試作で書いた一枚です。こんな感じで、各店のオリジナル印に来店日と添え書きの一文が入ります。)

 事務局の方によると、全国の書店に参加を募っていて、6月には100書店以上になるそう。こんな遊び心のある取り組みに「月イチ不定期営業」という変則スタイルの当店も混ぜていただけて、大変ありがたい限りです。

 いまなら専用の「御書印帳」を先着100名の方に無料進呈中です。

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 御書印めぐり、はじめませんか? ご希望の方はぜひスタッフにお声かけくださいませ。

※参加書店などのくわしい情報は、「御書印プロジェクト」公式note公式Twitterをご確認ください。

「ミシマ社の本屋さん」Instagramやってます。

 まだあまり投稿できていないInstagram。営業日当日に、新着本の紹介や売場の様子などを順次アップ予定なので、ご来店前にフォローをしていただけると嬉しいです!

「ミシマ社の本屋さん」Instagram

「ミシマ社の本屋さん」3月の営業日について

3月の営業日は、3月15日(日)です。営業時間は12時~17時です。
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ミシマ社の本屋さん(京都オフィス併設)
〒602-0861
京都市上京区新烏丸頭町164-3
TEL:075-746-3438
http://www.mishimasha.com/kyoto/
https://twitter.com/mishimashabooks

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 ということで、3月15日(日)、皆さまのご来店、お待ちしております!

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