ミシマ社サポーター名鑑

第4回

経営学の研究者・神吉さん

2021.08.31更新

2013年4月にはじまった、「ミシマ社サポーター」制度。以来、サポーターのみなさまに支えられて、これまでの活動をおこなってきました。サポーターさんからは毎月お葉書やメールをいただいたり、イベントに来てくださったり、オンラインで茶話会をしたり・・・いつもそのあたたかな関わりと励ましに、力をいただいています。

サポーターさんは全国にいらっしゃり、住まいも職業もそれぞれまったく異なります。やりとりをしていると、とっても面白い方がたくさん。それをミシマ社メンバーだけが知っているのはすごくもったいない。そんな思いから、ミシマ社サポーターのみなさまにご自身の活動やお仕事などを紹介していただく本コーナー「ミシマ社サポーター名鑑」が生まれました。サポータさーん同士の繋がりが生まれると嬉しいなという気持ちも抱いています。

今回ご登場いただくサポーターさんは、もともとご縁も深く、ミシマ社をいろんな面で(発刊物の面でも!)応援してくださっている、この方です。


 こんにちは。神吉直人です。苗字は「かんき」と読みます。兵庫県姫路市出身(隣の加古川市にある神吉町が出自だそうです。行ったことないけど)。仕事は、大阪府茨木市にある追手門学院大学で、経営組織論や組織行動論など、経営学の研究と講義をしています。大学名の「追手」、「おって」と読まれたかもしれませんが、「おうて」です。「おうてもん」学院大学。関西でも「おってもん」と思われていたり、さらには西宮の大手前大学と混同されたりもします(なので‟学院"も飛ばされがち)。最近では「おうてもん」もしくは「追大(おいだい)」という呼称を浸透させる動きが学内にあります。みなさま、覚えていただけましたか?

さて、文春野球コラムで阪神タイガース担当の三島監督。ではなく、いつもはみっきーと呼ばせてもらっている新居さんのご指名で、サポーターズ名鑑、栄えある4番バッターとなりました。4番といえば、かつては大黒柱でしたが、「2番最強」説に伴ってつなぎの4番も増えてきた昨今の流行にのり、きちんとつないでいきたいと思います(2番の一本ゲタ大使館さん、とっても個性的でしたね)。

いきなり野球メタファーではじめましたが、中学の時は野球部でした。京都で大学院生だった頃には、ミシマ社でもおなじみ、バッキー・イノウエさん率いる草野球チーム・エディーズでもプレイしました。実際に率いていたのは、イノウエさんのコラムに「パリーグの男」として登場するエディー片山監督でしたが。

イノウエさんとのご縁は、大学院修士課程だった2002年に、京阪神エルマガジン社の『Meets Regional』誌で常勤の編集アルバイトをさせてもらったことにあります(大学院から逐電するように飛び出したので、随分周囲に心配、ご迷惑をおかけしました)。その頃のことは、江弘毅さんの『ミーツへの道-「街的雑誌」の時代』(本の雑誌社、 2010年)に書かれていて、ちょこっと登場しています。

2002年の『Meets Regional』には、これまたミシマ社では超おなじみの内田樹先生が「街場の現代思想」を連載されていました。このご縁で、大学院に戻って博士課程に進んだタイミングに、神戸女学院大学の大学院聴講生となりました。そこに、当時NTT出版にお勤めだった三島さんが通っていて、たしか『街場のアメリカ論』が生まれたんだと思います。今では、三島さんと僕は、内田先生の凱風館で合気道の稽古をしています。三島さんを応援したい気持ちはもちろん、経営学者の端くれとしてミシマ社の経営にも関心があったので、必然的にサポーターになりました。サポーター番号が25なんですが、サッカーでいつもつけている23番じゃなかったこと(ちょっと遅れたこと)を、今でも時々悔しく思っています。

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2014年、イタリア合気会の周年行事でローマに行きました(海外旅行,懐かしいですね)。
三島さんとの合気道写真はこれしかありませんでした(笑)。内田先生、スターこと光嶋アーキテクトも。

いきなりサッカーに転じました。僕は、75年生まれの三島さんをお兄ちゃんと仰ぐ78年生まれなのですが、小学生の時にJリーグが始まり、中学ではサッカーをしたいと思っていました。だけど、中学にはサッカー部がなく、やむなく野球を選んだのでした(おかげで、エディーズでそこそこ活躍できました)。高校ではベンチどころか応援席を温め続けましたが、ボールを蹴って走ることは性に合っていて、今でも細々とフットサルを続けています。

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ラグビー日本代表のキャップ経験もある平尾剛さん(超足が速く、負けず嫌いな75年生兄さん)と対峙する著者。
多分この後振り切られてます。左はミシマ社・みっきーの突破。平尾さんと遜色なし。

フットサルはいろんなところでやっているのですが、同じく内田先生ご縁の仲間で、夕書房から『彼岸の図書館』を出している青木真兵・海青子夫妻らと立ち上げたチームがあります。メンバーの多くが勝敗をかけた闘争心をぶつけられるのが苦手なので、対外試合は一切なし。それなのに合宿をしたり、気合の編集で選手名鑑を作ったりしたこともあるけったいなチームです。ここへの寄稿に声をかけてくれたみっきーや、一冊!取引所のワタナベさん、仕掛け屋・ハセガワさんといったミシマ社の面々も時々参加してくれています。参加者募集してますので、どうにかしてご連絡ください(実は最近活動できてないんですが)。

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「オムラヂの革命児」こと青木くんによる、素人集団としては軌跡的にフォトジェニックなシュートシーン。
キーパーはアタック25優勝経験者です。フットサル会場は阪急稲野駅すぐのつかしん屋上。

最後に仕事のお話を。みっきーこと新居さんの編集で、2017年に.ミシマ社とインプレスのレーベル「しごとのわ」から、『小さな会社でぼくは育つ』を出版させていただきました。研究過程で読んだ文献やゼミ生とのやり取りから得た仕事のtipsみたいなことを書いています。手に取っていただけると嬉しいです。

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文中でご紹介した本。右上はフットサルチームの選手名鑑で非売品。
左下は、イノウエさんの自費出版?百練文庫のもの。
「代理店やしな」と言われて10冊くらい買い(買わされ)ました。

現在は、proactive behavior(進取的行動)を主な研究テーマにしています。環境に能動的に働きかけ、それを変えていくことに関する行動で、「従業員が自分自身や環境に影響を及ぼすために行う先見的行動」と定義されるものです。この観点から、業界の風雲児と呼ばれる三島さんや、みんなのミシマガジンで「めひこ日記」を書いていた新人のスミさんに注目しています。

また、神戸大学の江夏幾多郎先生ら6人のチームで、COVID-19が就労者に与えた影響について、2020年に大規模なアンケート調査を行いました。その結果をまとめたものを、年内にミネルヴァ書房から出版します(仮題『コロナショックと就労』)。統計分析がメインで、5,000円以上するごりごりの専門書です。「ぜひ、お手元に」とは言いにくいので、お近くの図書館にリクエストしていただけると幸いです。

随分長くなってしまいました。ミシマ社サポーターの「わ」がますます広がって、みなさまとちゃぶ台を囲める日を楽しみにしています。

ミシマ社+ミシマ社サポーター
(みしましゃ+みしましゃさぽーたー)

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