電子書籍第31弾、山口ミルコさんの著作をリリース!
2023.01.09更新
こんにちは。ミシマ社電子書籍制作チームです。
電子書籍第31弾は、山口ミルコさんの著作2作品をリリースです!
毛のない生活
敏腕編集者、会社大好き、そんな著者が思いもよらぬ退社。その一カ月後、ガンを宣告され、突然闘病生活が始まる。
「まさか自分が坊主になろうとは。起きてマクラが髪の毛だらけで真っ黒だったあの朝のことは、生涯忘れないだろう」
何も「ない」日々のなかで見えてきた「これから」の生き方。毎日を真摯に生きる全ての現代人に捧げる渾身のエッセイ。
冒頭で、会社に辞表を出して無職になった後、ガンの宣告を受けた山口ミルコさん。
ガンの闘病記でありながら、読んでいるうちにミルコさんの明るさに包まれていくような一冊です。入院中の出来事から退院後の様子まで赤裸々に綴られています。
帯文では、いろんな方に言葉をいただいています。本の良さを引き出してくれる一文です。
人生最大の苦難を、明日への道しるべに変えた女性。
それがミルコさんだ。
――小川洋子さんこれを読んで、
「山口ミルコ」という生き方を
応援しないでいられる人はいないと思う。
――谷村志穂さん
似合わない服
会社をやめ、浪費をやめ、肉食をやめ、社交をやめ、
東京を離れ、坊主になり、がんを克服した。
...でも、何かがずっと、おかしかった。これは、行き場のない私に行き場を与えるための、グルグルを綴った手記である。
20年勤めた会社を退社直後に乳がんの宣告を受け、闘病を終えた著者は思索の旅に出ます。
『毛のない生活』から5年後、ガンを克服したミルコさんが「結局私にとって『ガン』ってなんだったんだろう?」と考えながら綴った一冊。
あとがきに、編集担当・ホシノとミルコさんとのやり取りが書かれているのですが、ホシノが「ミルコさんが書いているのは、身体のショックがまず先に起こって、それにあとから心から追いついていく過程の物語」とミルコさんと話しています。
なぜタイトルが『似合わない服』なのかは、きっとご一読いただければわかるはず!
これからも、電子書籍、ライブ配信、アーカイブ動画、そしてもちろん紙の本。
さまざまな形で「おもしろい!」をお届けします。
お好みの方法で楽しんでいただければ幸いです。