46歳で父になった社会学者

第30回

『46歳で父になった社会学者』感想続々&刊行記念イベントのお知らせ

2021.04.11更新

 こんにちは。ミシマガ編集部です。

 3月に刊行した『46歳で父になった社会学者』、もうすぐ発売から1カ月を迎えようとしています。連日この本へ寄せられる感想がとにかく熱く、育児経験の有無や性別、年齢を問わずたくさんのお声をいただいています。本日はその一部をご紹介します。

 また、4/16(金)には、著者の工藤保則さんと、文化人類学社の松村圭一郎さんによるトークイベントも予定しておりますので、ぜひご参加ください。詳細は、記事の後半でご案内いたします。

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書店員さんからの感想

子どもとの日常を丁寧に綴っていて、著者が大学の先生であるということと、46歳になって親になったこともあるかとは思うけど、このようにゆっくり子育てが皆できたら日本の未来も少しは明るくなるのではとか、いろいろと思いを巡らせました。
ーー菅原幸子さん(教文館ナルニア国)

子育てはタイヘンだ。二人の子をみている。
我が子を他人とはおもわないが、他者であることを忘れちゃいけない。他者の未来に責任を持つには、それなりの覚悟が必要かもしれない。などと悶々としたりするときもあるけど、この本のおかげで、いましばらくはこの流れに身をまかせて、たゆたっていこう、と肩の荷がおりた。親の影響で子が育つ、なんておこがましい。その子をとりまくあらゆるもの、日常、そして社会によって形ができていく。親はその環境のピースにすぎない。そんな些細な存在だからこそ、子の近くにいられるあいだは、目一杯愛でていたいものだ、とつよくおもった。
ーー花本武さん(今野書店)

女性の家事・育児に対する世の中のプレッシャーに憤ることが多々ありますが、こんな男性もいるんだと嬉しくなりました。
それぞれの家庭によって状況や事情は違うので、みんなが工藤家のような家庭になればいいという事ではないですが、育児真っ只中の人もそうでない人も、この本を読んで育児・家事に対する心の持ちようをそれぞれ参考にし、改めることができたら、もっと優しい世の中になるのではないかなぁと思いました。
ーー猪股宏美さん(東京旭屋書店 新越谷店)

人と得手不得手を補い合う。
フラットな姿勢でトライ&エラーを繰り返す。
子どもに対しても一人の人間として接する。
育児エッセイですが、誰にとっても多くの気づきがある一冊だと思います。
ーー簑島ほなみさん(蔦屋書店海老名市立中央図書館)

読者の方からの感想

与えられた状況を悲観することなく、労わりを多分に含んだ持ち前の優しさを隠し味に妻や子とのコミュニケーションを延長し親や社会と自分の関係を再構築していく様はまるでドラマのようだ。妻、子ども、関わる人々とコミュニケーションを欠かさず試しては修正していくという、いわば子どもと一緒に成長していく親の姿は他人事ながら楽しい、そして羨ましい
ーーにこだてさん(50代男性)

社会学者の子育てエッセイ、だけではなく、所々にある専門書からの引用は論文のようでもあり、情景が思い浮かぶ詳細な描写は小説のようでもあり、不思議でお得な本でした。そして私は自分の経験と重ねて胸がいっぱいになり、涙が溢れて文字が見えなくなる本でもありました。
ーーエミリーさん(40代女性)

これはすごい。
読み終わった次の日、隣の市に住むご懐妊中の娘に本の内容を熱く語ってしまいました。
具体的な育児本として役にたちそうな内容がいっぱいあります。それと同時に「こどもとの遊び」の重要性、「親子感の距離」など子育てが煮詰まって来たと思う時に読んだらきっと気持ちが晴れる章も。我が家では『育育児典』『赤ちゃんのいる暮らし』とともにこの『46歳で父になった社会学者』を三大育児本として育児に役立てたいと思います。
ーー海老原まきさん(50代女性)

実子のいない私たち夫妻は今、養子を迎える準備をしています。子育ての経験がない自分たちが養父養母になれるのか、とても不安に思っています。著書を読み、そうか、誰もがはじめは子育ての経験なんて持っていないんだ。と、当たり前のことに、すごく納得がいきました。悲喜こもごも、一人で生活しているだけでは、夫婦で暮らしているだけでも、感じ得ることができない感情があったことがよくわかります。日常こそが愛おしい。そう思えました。
ーー原沢香司さん(40代男性)

20数年前に子どもが産まれたときのことを思い出しました。徳島のおじいちゃんとのエピソードが素敵で、その章を読むだけでも(子育てしてよかった)ということが感じられました。素手で子育てに立ち向かう工藤さんが、折々の書籍に触れることで、子育ての形が見えてくるのも素敵でした。読んで、ほっこりする本でした。
ーー山田壮一さん(50代男性)

子育てする日常で遭遇する「事件」は個人的なものでも、それは閉じたものではなくて、子どもを育てる人同士がもっと深いところで担いあえるものなのだと感じました。今のありがたさに目を向けて、日常を新鮮な気持ちで捉え直すことができました。子育て真っただ中の今に出会えてよかった本です。
ーー初田和美さん(30代女性)

子どももいない、結婚もしていない、そんな自分のような人にでも是非手にとってもらいたい一冊。かつて自分も何もできないケアされなければ生きていけない存在だったことを思いだし、自らもありふれた平凡な生活の積み重ねの中で驚き発見しながら成長して今に至った存在なのだと気づく。子育て指南書とは一線を画す、かつて子どもだった大人たちに、これから大人になる子どもたちと歩むことを伝えてくれる一冊でした。
ーー正満良さん(男性)

刊行記念イベントを行います!

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『46歳で父になった社会学者』の刊行を記念して、著者・工藤保則さんと、松村圭一郎さん(3児の父)との対談をおこないます。

松村さんは、長年エチオピアの農村などでフィールドワークをつづける文化人類学者。著書『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)は、分断されがちな市場、国家、社会をつなぎなおし、「わたし」にできることで社会は変えていけるということを描いたロングセラーです。工藤さんは、『うしろめたさの人類学』に書かれていることを、いちばんちいさなところで実践されている方とも言えます。

観察と記録を専門とするお二人が、親と子どもの関わり、男性と育児、高齢化、現代の家族のことなど、よりよい未来をつくるためのはなしを語らいます。

◼️開催日時
4/16(金) 20:00~ 21:00(60分・休憩なし)
※イベント翌日に、ライブチケット購入者全員にアーカイブ動画をお送りします。

◼️出演
工藤保則(龍谷大学社会学部教授)
松村圭一郎(岡山大学文学部准教授)

◼️詳細・お申し込み
こちらをご覧ください。(ミシマ社の本屋さんショップページにとびます)

工藤 保則

工藤 保則
(くどう・やすのり)

1967年、徳島県生まれ。龍谷大学教授。専門は文化社会学。著書に『中高生の社会化とネットワーク』(ミネルヴァ書房)、『カワイイ社会・学』(第25回橋本峰雄賞。関西学院大学出版会)、共編著に『無印都市の社会学』(法律文化社)、『<オトコの育児>の社会学』(ミネルヴァ書房)、『基礎ゼミ 社会学』(世界思想社)などがある。好きなものは、落語、散歩、リクオ(シンガーソングライター)、「0655」(テレビ番組)。現在、7歳の息子と2歳の娘の子育てまっただ中。

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