だけどほんとうは、
だからほんとうは、
と書き出しても
ほんとうのことは書けないのかもしれない

わたしは何が言いたいんだろう

眠っているときのわたしは
寝息をたてているのか
いびきをかいているのかも知らない

日常は瑣末なことに彩られている
退屈から抜け出そうとして進んだ先で
退屈のぬかるみにはまっている

しかしなぜこのような世界の捉え方を
しているのだろう
ぬかるみなんて表現をする必要はどこから？

問いを出したら答えを探してしまう
解決しないまま、そのままで、
いられない不自由さ
求める気持ちがきっとすごく強い

待ち遠しいという感情が好きだということに気がついた
会うことを望む、来ることを待つ、
あの感覚が胸にある状態は
なんとも喜ばしい

好きなバンドのライブに行くまで
好きな著者の本が発売となる日
生活の時間が違い、なかなか会えない友人との待ち合わせ
目の前のあの緑の葉が色づいていくこと

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