月刊ちゃぶ台

第5回

「おお!すおうおおしま」レポート

2019.05.04更新

tabuchi.jpg昨日の新人スガからバトンタッチしまして、本日は、営業タブチが周防大島2日目に開催された、「おお! すおうおおしま」のイベントについてレポートいたします!

 まず、そもそもの話として、イベントにあまり出演することは多くない、寄藤文平さんが、なぜ周防大島へ?? それは昨年末のこと・・・文平さんがオフィスの大掃除も終わって、帰ろうとしているところに、ミシマ社からのお歳暮が。送り元には「周防大島」の文字、そして中身はどうやら野菜らしい。それを開けようとしたところ、土がどひゃあ、と、きれいにしたばかりの机の上一面に広がって、「それがとってもよかったから」とのことで、周防大島行きを決意されたのでした。

「おお! すおうおおしま」ってなに?

 そんなご縁で迎えた4月28日(日)。森田真生さんによる「偶然の宴」に続き、第2部「おお! すおうおおしま」のスタートです。とはいうものの、「おお! すおうおおしま」だけでは、なんのこっちゃわかりません。

イベントの告知文では、代表の三島が下記のコメントを寄せていました。

周防大島を「一枚」の紙に!
島の人たちがつくったガイドマップ、をいっしょにつくりませんか?
島の人だけが知っている「これが周防大島だ!」という発見からちょっとしたトリビア情報まで(たとえば「◯◯さん家の犬は、にゃーんと鳴くぞ」とか)。
「ふくしままっぷ」や「BE KOBE」など「八つ折り」を手がけた寄藤文平さんが、イラストからデザインまですべてを担当!編集はもちろんミシマ社がおこないます。
「楽しい」「おもしろい」で島と島外がつながる! そんなイベントになること間違いありません。

 ふむふむ。詳しいことはよくわからないけど、なんだか楽しそう! ということが伝わったのか、会場には島内・島外からたくさんの方がいらしてくださいました。

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 ちなみに、このマップを作る直接のきっかけは、周防大島と本州をつなぐ大島大橋に、外国船のタンカーが突っ込み、島が断水したことです。このときに島の方々が感じたことや、学んだ教訓を次の世代や周りの人にも伝えられないか。と思い、「ふくしままっぷ」や「BE KOBE」などでも、災害時に感じた生の声を伝えつつ、その土地の魅力を、A1サイズの紙1枚にデザインするお仕事もされてきた、寄藤文平さんをゲストにお迎えすることになりました。

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 この日を迎えるにあたって、「周防大島の「おお!」なところ〜場所編〜」、「周防大島の「おお!」なところ〜人・もの・こと〜編」、「断水時に体験したこと」という3点について、事前に島内の方々にアンケートをとりました。中村明珍さんの尽力もあり、周防大島の地元の小学校や中学校の生徒たちも協力をしてくださっていて、アンケートは数百枚に。「おお! の場所」では、「大島大橋」や「五条の千本桜」など定番のところから、「農協の前の高速で変わる信号」など、マニアックな答えも。また「人」では、「吉田さんのバッティングがすごい」など楽しい回答が盛りだくさんでした。

圧巻!! 寄藤文平さんのライブキャラクター描き!

 そのアンケートをふまえながら、いざ、「おお! すおうおおしま」のスタートです! まず、文平さんが「ふくしままっぷ」の説明をしたあと、このまっぷの表紙にも登場する「赤べこ」のような、メインとなるものの周防大島版を決めよう、ということになりました。

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 5名前後のチームになって、周防大島の名所、名物、名産などを出し合い、周防大島の顔となるようなキャラクターを考えます。そして、その後チームで1つベストなアイデアを決めて発表するのですが、まずトップバッターのアイデアがこちら。

チームA  「わたしたちのチームは大島大橋をメインにしたキャラクターがいいかな、と思ったんですけど、茶粥(お茶で炊いたお粥。周防大島の名物料理)もいれたくて。それで、茶釜に茶粥が入っていて、その茶釜が実はバックになっている、っていうキャラを考えました!」

文平さん「??? んー、ちょっと整理させてください(笑)。」

 と、困惑しながらも要素をひとつずつ書き出し、それをキャラクターにしていく文平さん。そして出来上がったのが、こちらのキャラクターです。

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 まさかの橋を擬人化。そして、肩掛けの茶釜バックが見事にキャラになりました。その名も「大橋くん」。

 最初のチームからいきなり合わせ技のキャラだったせいか、「頭がスナメリで、体がいのししで〜」など、何かと何かをくっつけるのが当たり前に。そして、文平さんがその要望をあまりにもあざやかにキャラ化していくので、続くチームの情報量がどんどんエスカレートしていきます。

チーム B 「周防大島は、けっこう耕作放棄地が多くて、そこを移住してきた若い元気な兄ちゃんたちが耕しているのがけっこうよくて。なので、その若い人たちが軽トラを運転していて、隣には島のおじいちゃんおばあちゃんも一緒に乗っていて、その荷台にはみかんとタケノコとイノシシが乗っているキャラを考えました。」

文平 「んー。ちょっと待って(笑)。」

とすかさず突っ込みいれつつも、全てを受け止める文平さん

「耕作放棄地ね。じゃあ、名前は、コーサクホー吉で」

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 文平さんがキャラにするのは、こういった、目に見えてイメージしやすいものだけではありません。

「周防大島の方言で、語尾に『〜のんた』とつけることがあってね。「明日は雨じゃのんた」みたいな。それは、「〜だよ、ねえ、あなた」のようなニュアンスなんだけどね」と語るのは島に住むご年配のおじいさん。この非常に抽象度の高いお題からも、キャラを生み出します。その名も「のんた」。

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 他にも、周防大島の地図をのものを金魚に見立てたキャラまで登場し、気づいたら15体のキャラがホワイトボードの上にひしめいていました。

「のんた」、「トランク上人」「ヒジキとイリコ」、「サツマン」、「たろ」、「大橋くん」、「イノメリ」、「タッチー」、「コーサクホー吉」「香具師(ヤッシー)」「タンカー」「みかんくん」「ヒジクン」「金魚」「子連れいのしし」・・・!!

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 そして、なんと、このキャラクターを全てこの「おお! すおうおおしまマップ」に登場させてくださると、文平さんがおっしゃるのです! これをきいて、会場のテンションがまた一段上がりました。

 このような感じで、島内、島外の人々が、渾然一体となり、うまれたさまざまなアイデアが、10月ごろをめどに、1枚の紙に凝縮します! 「編集:ミシマ社、イラスト・デザイン:寄藤文平、アイデア:周防大島の人々」でつくる「おお! すおうおおしま」マップ。周防大島のお店さんはもちろん、書店さんでも販売していただけるような「ためになっておもしろい、そして持っておきたくなる」マップをめざしてがんばります! 詳細が決まりしだいお伝えいたしますので、どうぞお楽しみに!

ミシマガ編集部
(みしまがへんしゅうぶ)

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ラジオ形式での新連載「社長と新人」が始まりました。第1回は「ミシマ社の新人、須賀です」「花粉症はつらいよね」「おお! すおうおおしま」の3本立てです。リクエストやご感想など、お待ちしております。

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