今月と来月

第64回

2023.08.31更新

8月も今日で最終日。明日から9月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。


代表 三島邦弘の今月と来月

mishima.jpg あまりの酷暑に大好きだったはずのあいつ(つまり太陽)を憎みそうなくらい暑さにやられた今月。ちょうどひと月前の7月末日、この日閉店となるちくさ正文館でぐうぜん手にとったのが、カズオ・イシグロ『クララとお日さま』でした。地球温暖化をもたらす強烈な太陽光、オゾン層が破壊され直接その威力に地球全体がさらされるようになり、つい、太陽そのものに怒りを向けそうになる。けれども、ほんとうにそうか? という問いを『クララ』は投げかけます。思いがけず、大きな間違いをするところでした。憎むべきは太陽じゃなかった。そんな気づきを炎暑にやられつつ書籍から得たひと月でした。この気づきを来月に活かしていきたいです。活かし方は未定ですが。(三島邦弘)

今月のこと〈森、野崎、佐藤、西尾

mori.jpg 暑すぎる夏、サポーターさんが送ってくださったスイカを、ハセガワがフルーツポンチにしてくれました。皆様のご厚意でなんとか生きています。(岡田森)

IMG_1332.jpg

nozaki.jpg 野の畑みやた農園のみやたさんが周防大島から送ってくださったきゅうりを、ハセガワが「みえないりゅう」にしてくれました。(野崎敬乃)

unnamed (1).jpg

satou.jpg  暑すぎた夏ももうすぐ終わりを感じるこのごろ。旅先で撮った写真の中で一番夏休みっぽい写真です。(佐藤美月)

unnamed.jpg

nishio.jpg 数年ぶりに営業担当の沖縄に行ってきました。遠方ということもあり電話でのやりとりが多かったので、直接、書店員さんとお会いし、顔と顔が繋がることができたことは、何よりもうれしいひと時でした!(西尾晃一)

IMG_0751.jpg

来月のこと星野、長谷川、須賀、山田、角

hosino.jpg 月9、栗の季節に、『マロン彦の小冒険』が発刊となります。佐藤ジュンコさんの、ミシマ社から5年ぶりにして3冊目のコミックエッセイです。2018年420233まで、今から振り返れば激動だった日々、毎ミシマガジンでの連載の原稿が届くたび、マロン彦に励まされたり、逆にマロン彦を励ましたくなったりしたことが思い出されます。栗ようかんなどと一緒に、秋の休日におすすめです。(星野友里)

hasegawa.jpg ミシマ社は期末なので、バタバタしたり、ワクワクしたり、きっとみんなで忙しい毎日を過ごしているだろうと思います。今いろんな計画が進んでいるのですが、そのひとつが第2回サポーターミーティングです。次に出る『ちゃぶ台12』(ミシマ社の雑誌)に掲載する藤原辰史さんの公開インタビューを、ミシマ社サポーターさんの前で行います。同じ会社で働いているといえども、編集チームの本作りそのものの現場を見ることってあんまりないので、私もいち読者としてとても楽しみですし、それをひと足お先にサポーターさんと体験できるのも、うれしいです。ちょっと宣伝ぽくなっちゃいますが、サポーターさんになったらこのイベント参加できるので、もしご興味ありましたらこちらのページをのぞいてみてください。(長谷川実央)

suga.jpg  来月14日(木)はDSKC(「土井善晴と食を考えるクラス」)第2期の最終回!そしてリアル会場で開催!!今回は横浜市(東横線妙蓮寺駅近くの「古民家HUG」さん)で開催です。土井先生のお話に、毎回毎回料理をこえて、美や快適さを見つける目やこれからの自分の生き方、人類と地球のこれからなどスケールの大きなものを受け取ってきたDSKC、どんなラストを迎えるのか今から楽しみです。(須賀紘也)

yamada.jpg 現在大阪の「本」のお店スタントンさんで開催中のミロコマチコさん『みえないりゅう』原画展は9/10(日)までの開催です。そして9/30(土)からは名古屋のON READINGさんに場所を移して開催します! 原画の前に立つと、まるでその世界のなかに自分もいるような気分になりました。ぜひ皆様もご体感ください!(山田真生)

sumi.jpg 来月の新刊のひとつは、平尾剛さんの『スポーツ3.0』。つい数日前、待ちに待った見本がオフィスに届いたのですが、チョ~~~かっこいい! です!! 白く輝くカバー。タイトルは箔押し加工。表1(正面)の帯コピーは、たった一文。制作過程で何度も、データや色校正を見てきたはずですが、「本」としての現物を見てはじめて、ゾクッときました。9/8(金)には、発刊イベントにて、「スポーツ3.0って何?」をたっぷりお伝えいたします! 熱い夜になること、間違いありません。(角智春)


運営メンバー紹介(カッコ内は似顔絵を描いた人)

mishima.jpg三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴12年。

hosino.jpg星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください。

hasegawa.jpg長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。

nozaki.jpg野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。

mori.jpg岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・東海・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。

suga.jpg須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。

satou.jpg佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。

yamada.jpg山田真生 営業チーム(京都オフィス)。2020年入社の新卒。関西・愛知・山陰・北陸エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?

sumi.jpg角智春 編集チーム(京都オフィス)。『すみちゃんのメヒコ日記』著者。元山岳部その3。実家のビーグル犬と歌(歌謡曲など)を愛する。好きなドライフルーツはいちじく。

nishio.jpg西尾晃一 営業チーム(自由が丘オフィス)。2022年入社の新卒。関東・九州エリア担当。元サッカー部で、往年のセンターバック魂を発揮して日々いろいろと体当たり中。目標はコーヒーを好む大人になること。

*紹介文はスガが書きました。

ミシマガ編集部
(みしまがへんしゅうぶ)

おすすめの記事

編集部が厳選した、今オススメの記事をご紹介!!

  • 斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある

    斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある"声"のはなし」前編

    ミシマガ編集部

    ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞により、ますます世界的注目を集める韓国文学。その味わい方について、第一線の翻訳者である斎藤真理子さんに教えていただくインタビューをお届けします! キーワードは「声=ソリ」。韓国語と声のおもしろいつながりとは? 私たちが誰かの声を「聞こえない」「うるさい」と思うとき何が起きている? 韓国文学をこれから読みはじめる方も、愛読している方も、ぜひどうぞ。

  • 絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」

    絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」

    筒井大介・ミシマガ編集部

    2024年11月18日、イラストレーターの三好愛さんによる初の絵本『ゆめがきました』をミシマ社より刊行しました。編集は、筒井大介さん、装丁は大島依提亜さんに担当いただきました。恒例となりつつある、絵本編集者の筒井さんによる、「本気レビュー」をお届けいたします。

  • 36年の会社員経験から、今、思うこと

    36年の会社員経験から、今、思うこと

    川島蓉子

    本日より、川島蓉子さんによる新連載がスタートします。大きな会社に、会社員として、36年勤めた川島さん。軽やかに面白い仕事を続けて来られたように見えますが、人間関係、女性であること、ノルマ、家庭との両立、などなど、私たちの多くがぶつかる「会社の壁」を、たくさんくぐり抜けて来られたのでした。少しおっちょこちょいな川島先輩から、悩める会社員のみなさんへ、ヒントを綴っていただきます。

  • 「地獄の木」とメガネの妖怪爺

    「地獄の木」とメガネの妖怪爺

    後藤正文

    本日から、後藤正文さんの「凍った脳みそ リターンズ」がスタートします!「コールド・ブレイン・スタジオ」という自身の音楽スタジオづくりを描いたエッセイ『凍った脳みそ』から、6年。後藤さんは今、「共有地」としての新しいスタジオづくりに取り組みはじめました。その模様を、ゴッチのあの文体で綴る、新作連載がここにはじまります。

この記事のバックナンバー

11月30日
第79回 ミシマガ編集部
10月31日
第78回 ミシマガ編集部
09月30日
第77回 ミシマガ編集部
08月31日
第76回 ミシマガ編集部
07月31日
第75回 ミシマガ編集部
06月30日
第74回 ミシマガ編集部
05月31日
第73回 ミシマガ編集部
04月30日
第72回 ミシマガ編集部
03月31日
第71回 ミシマガ編集部
02月29日
第70回 ミシマガ編集部
01月31日
第69回 ミシマガ編集部
12月31日
第68回 ミシマガ編集部
11月30日
第67回 ミシマガ編集部
10月31日
第66回 ミシマガ編集部
09月30日
第65回 ミシマガ編集部
08月31日
第64回 ミシマガ編集部
07月31日
第63回 ミシマガ編集部
06月29日
第62回 ミシマガ編集部
05月31日
第61回 ミシマガ編集部
04月30日
第60回 ミシマガ編集部
03月31日
第59回 ミシマガ編集部
02月28日
第58回 ミシマガ編集部
01月31日
第57回 ミシマガ編集部
12月31日
第56回 ミシマガ編集部
11月30日
第55回 ミシマガ編集部
10月31日
第54回 ミシマガ編集部
09月30日
第53回 ミシマガ編集部
08月31日
第52回 ミシマガ編集部
07月31日
第51回 ミシマガ編集部
06月30日
第50回 ミシマガ編集部
05月31日
第49回 ミシマガ編集部
04月30日
第48回 ミシマガ編集部
03月31日
第47回 ミシマガ編集部
02月28日
第46回 ミシマガ編集部
01月31日
第45回 ミシマガ編集部
12月31日
第44回 ミシマガ編集部
11月30日
第43回 ミシマガ編集部
10月31日
第42回 ミシマガ編集部
09月30日
第41回 ミシマガ編集部
08月31日
第41回 ミシマガ編集部
07月31日
第40回 ミシマガ編集部
06月30日
第39回 ミシマガ編集部
05月31日
第38回 ミシマガ編集部
04月30日
第37回 ミシマガ編集部
03月31日
第36回 ミシマガ編集部
02月28日
第35回 ミシマガ編集部
01月31日
第34回 ミシマガ編集部
12月31日
第33回 ミシマガ編集部
11月30日
第32回 ミシマガ編集部
10月31日
第31回 ミシマガ編集部
09月30日
第30回 ミシマガ編集部
08月30日
第29回 ミシマガ編集部
07月31日
第28回 ミシマガ編集部
06月30日
第27回 ミシマガ編集部
05月31日
第26回 ミシマガ編集部
04月30日
第25回 ミシマガ編集部
03月31日
第24回 ミシマガ編集部
02月29日
第23回 ミシマガ編集部
01月31日
第22回 ミシマガ編集部
12月31日
第21回 ミシマガ編集部
11月30日
第20回 ミシマガ編集部
10月31日
第19回 ミシマガ編集部
09月30日
第18回 ミシマガ編集部
08月31日
第17回 ミシマガ編集部
07月31日
第16回 ミシマガ編集部
06月30日
第15回 ミシマガ編集部
05月31日
第14回 ミシマガ編集部
04月30日
第13回 ミシマガ編集部
03月31日
第12回 ミシマガ編集部
02月28日
第11回 ミシマガ編集部
01月31日
第10回 ミシマガ編集部
12月31日
第9回 ミシマガ編集部
11月30日
第8回 ミシマガ編集部
10月31日
第7回 ミシマガ編集部
09月30日
第6回 ミシマガ編集部
08月31日
第5回 ミシマガ編集部
07月31日
第4回 ミシマガ編集部
06月30日
第3回 ミシマガ編集部
05月31日
第2回 ミシマガ編集部
04月30日
第1回 ミシマガ編集部
ページトップへ