第56回
2022.12.31更新
12月も今日で最終日。明日から1月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。
代表 三島邦弘の今月と来月
本年も誠にありがとうございました。今年は、ミシマ社より15点、ちいさいミシマ社から3点の新刊が出ました。あまり計画を立てないまま会社を運営をしてきて、気づけば毎月1点超のペースで、充実の新刊が出るようになりました。点数を増やそうと思ったことはなく、ただ、「おもしろい」をベストのタイミングで形にする、同時に、自分たちが食べていけるだけの点数を出していかないといけない、という二つの「現実」のあいだで汗水流してきた結果です。それは、『ちゃぶ台10』の取材で周防大島の農家・宮田さんにうかがったお話ーー「土の声」を聴きながら畑に合うお野菜を育てていると、収穫量は高くはならず、開墾を毎年くり返すしかなかったーーとも重なり、とても大きな励みとなったのでした。来年も自然の恵みに守られますように。そう切に祈りつつ、新年を迎えます。来る年もよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎えくださいませ。(2022年12月31日)(三島邦弘)
今月のこと〈長谷川、 池畑、田渕、 岡田、野崎、 佐藤、大堀 〉
大阪にある「本」のお店スタントンさんに、益田ミリさんの展示の設営に行ってきました。来月18日まで開催しています。
本年もミシマガをお読みいただき、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。(長谷川実央)
娘の保育園のクリスマス会。泣き出す下の子を連れて建物の屋上に登ったら、富士山が見えました。来年は良い一年になりそうです。今年もミシマガジンを訪ねてくださりありがとうございました。(池畑索季)
いしいひとひくんの少年野球の最終試合を見に行きました。円陣をする様子に胸が熱くなりました。 (田渕洋二郎)
退勤後、営業・モリから写真つきメッセージが。「この人が突然階段からおちてきたんだけど、オカダさん本人は無事でしょうか?」よくこけるオカダを模した彼女は、また何かの身代わりになってくれたのでしょうか。本人は無事でした。(岡田千聖)
京都オフィスのもっさりと茂った紅葉です。道に枝葉が大きくせり出し、前を走るトラックの車体上部をかならず撫で、あたりの住宅街に落ち葉をふりそそいでいた木。こんなにも大きく成長していることをあまり気に留めないまま、この一年、突っ走っていた気がします。来年も駆け抜けるぞー。今年もありがとうございました!(野崎敬乃)
ミシマ社カレンダー2023ができました! 仕掛け屋・ハセガワによる、ミシマンと一緒に季節の移ろいを楽しめる手書きデザインです。来年もどうぞよろしくお願します!(佐藤美月)
12/6に念願の「一冊!リトルプレス」がリリースしました!ZINEやリトルプレスを作っても、目に届く範囲が限られてしまっていた今までから、一冊!取引所をつかう書店さんすべての方へ届けることができます! 新たなひらかれた出会いによってもっと本屋さんも本をつくる人も面白くなる、無限大の可能性を秘めています!(これからもっともっと面白くなる予定)ぜひのぞいてみてください。(大堀星莉)
来月のこと〈星野、 森、須賀、山田、角、西尾〉
年初1月、『小さき者たちの』(松村圭一郎著)が発刊になります。2018年4月~2020年4月に、このミシマガに「小さき者たちの生活誌」として連載されていたものの書籍化ですが、連載終了後に本格化した新型コロナ下の世界、戦争が始まってしまった世界に重ね合わせて読むと、また違った角度の切実さを伴って響いてきます。装丁は『うしろめたさの人類学』と『くらしのアナキズム』に続き、尾原史和さん。写真では伝わり切らない味わい、ぜひ店頭で手に取って触っていただきたいです。(星野友里)
大掃除で、MSLive!のスタジオとして使っていた部屋を改造して「第二会議室」と勝手に再命名しました。MSLive!をやらなくなった、わけではなく、技術チームの機動力が上がってどの部屋からでも配信できるようになったので、固定のスタジオ部屋がいらなくなったのです! 来年も激動の年になりそうですが、どんどん変化しながら進みたいと思います。(岡田森)
12月からスタートした大阪・「本」のお店スタントンさんでの「益田ミリ『東京あたふた族』エッセイのことば展」は、1月も18日(水)まで開催します!
ミリさんのことばとイラストの魅力がこれでもかと詰まっている展示です。展示を観たお客さんが「銭湯帰りみたいにほぐれた様子で出て来られ」ると、店主の田中さんもおっしゃっていました。(山田真生)
すごく個人的な話で恐縮ですが、来月は引っ越しを行う予定です。予定もなにも現住居の契約を解約しているので引っ越すほかないのですが、新居がまったく決まっておらず来月の今頃どうなっているのやら・・・。また、来月末にはとっておきのイベントが入る予定です。4年目に突入する「MSLive!」ですが、いまだかつてない今までの枠組みを越えるイベントになりそうで楽しみです。(須賀紘也)
1月は、ロビン・ロイドさんと中川学さんによる詩画集『幸せに長生きするための今週のメニュー』も発刊になります。ノートのような中綴じ製本と暖かい色をふんだんに使った装丁、あまりに素敵にマッチした詩と絵、英語と日本語の両方で言葉を味わえること・・・などなど、これまでに出会ったことのない、いろんな感覚の刺激される一冊になりました。ちいさな本ですが、時間をかけて、いろんな季節や状況のなかで読んでいただくのにぴったりです。ぜひ、幸せで豊かな1年のお供にしていただけたらうれしいです!(角智春)
来月は松村圭一郎さんの新刊『小さき者たちの』が発売されます。刊行イベント第一弾は、本屋Title(東京・荻窪)さんにて開催予定です。「小さな声」「声なき声」に耳を澄まし選書をしてこられた店主、辻山良雄さんが『小さき者たちの』をどう解釈されるのか。そして松村先生はどんな応答をするのか。今からとても楽しみです。(西尾晃一)
運営メンバー紹介(カッコ内は似顔絵を描いた人)
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴12年。(絵:ヤマダ)
星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください(絵:モリ)。
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。(絵:アライ)
池畑索季 営業チーム現場監督(自由が丘オフィス)。関東・東北・九州エリア担当。元山岳部その1。苔と土を愛するネイチャーボーイ。(絵:ホシノ)
田渕洋二郎 営業チーム現場監督(京都オフィス)。関西・北海道・沖縄・岡山エリア担当。社内で一番(いい意味で)軽い男。歌が好きで、急に歌い出す悪癖がある。足が速い。(絵:スミ)
岡田千聖 自由が丘オフィスで事務まわりを担当。ミシマ社の元祖オカダ(のちに入社した夫・岡田森は通称モリ)。元バレーボール部員で、そのためか熱血な一面があるといううわさも。(絵:イケハタ)
野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。(絵:ミシマ)
岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・東海・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。(絵:サトウ)
須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。(絵:オカダ)
佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。(絵:スガ)
山田真生 営業チーム(京都オフィス)。2020年入社の新卒。関西・愛知・山陰・北陸エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?(絵:タブチ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。『すみちゃんのメヒコ日記』著者。元山岳部その3。実家のビーグル犬と歌(歌謡曲など)を愛する。好きなドライフルーツはいちじく。(絵:ハセガワ)
西尾晃一 今年4月より入社の新卒メンバー。同時に発足した新チーム「新人チーム」に所属(自由が丘オフィス)。元サッカー部で、往年のセンターバック魂を発揮して日々いろいろと体当たり中。目標はコーヒーを好む大人になること。(絵:オオボリ)
大堀星莉 今年4月より入社の新卒メンバーで、「新人チーム」所属。「人間以外の動物が苦手」という衝撃の発言があったが、カメがいる京都オフィス配属になり成長に期待。大学までダンス部で活動していたヒップホップダンサー。タコライスが好き。(絵:ニシオ)
*紹介文はスガが書きました。