今月と来月

第29回

2020.08.30更新

 8月も明日で最終日。火曜日から9月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。

***

代表 三島邦弘の今月と来月

1_三島.png 暑い8月でした。みなさま、いかがお過ごしでしたでしょうか。残暑がまだまだつづきそうです。どうか、くれぐれもご自愛くださいませ。
 酷暑やコロナで例年以上に室内で過ごすことが、私も多かったように思います。こういうとき、本のありがたさをひしひしと感じました。いい 本を静かに読む。これに勝る幸せはあろうか、と。そして、自分たちの仕事が、そうした本をつくり届けることである。そのことのありがたさにも思いを寄せざるをえませんでした。
 自分たちの仕事をしっかりといいものにしていくこと。そのためにも、9月1日から、新たに次のような体制を敷くことになりました。

 私(三島、両オフィス代表)、星野友里(自由が丘オフィス)、長谷川実央(京都オフィス)の3人がリーダーとして経営責任者に。
 書店様と取り引き窓口を務める営業チームの責任者には、池畑索季(自由が丘オフィス)、新居未希(京都オフィス)が就きます。社内的には、この二人を「現場監督」と呼びます。
 また、MSLive! をはじめ、電子書籍、オーディオブックなど、デジタル事業の現場監督を、岡田森(自由が丘オフィス)、田渕洋二郎(京都オフィス)が務めます。
 この体制で、本年10月から15年目に入るミシマ社の出版事業を盛り上げ、信頼あるものにしてまいりたく存じます。
 ひきつづき、応援並びにお力添え賜りましたら、幸甚の至りです。
 何卒よろしくお願い申し上げます。(三島邦弘)


ここからは、ミシマ社メンバーよりお届けします。

今月のこと〈長谷川、 池畑、 田渕、 野崎、佐藤

hasegawa.jpg 自社Tシャツを作る出版社、うプリント作業にまで手を出しました。サマースクール2020記念Tシャツ販売中でーす!(長谷川実央)

IMG_3993.JPG

ikehata.jpg サマースクール、最高でした! 先生方や子どもたちに刺激を受けて、オフになっていた感覚センサーがスイッチオンに!(池畑索季)

ikehata_8.jpg

tabuchi.jpg

なんといっても「こどもとおとなのサマースクール2020」。忘れられない夏になりました。写真はtupera tuperaさん「へんてこおばけ工作」でのみんなのビリビリゾンビ集合写真です。(田渕洋二郎) ___________________________________________1.png

nozaki.jpg バッキー井上さんのコラム集『残念こそ俺のご馳走。』の制作に全力を注ぎ、サマースクールに全力で参加した8でした。光嶋裕介さんの「家をつくろう」の講座でつくった、植物園の温室に住めたらいいな〜いう家の模型です。(野崎敬乃)

unnamed.jpg

satou.jpg 中田兼介先生のサマースクール「教えて、いきもの博士!」の課題発表で、見事ないきものの写真を発表してくれた子どもたちに触発されて、私も自由が丘オフィスの庭で見つけたショウリョウバッタの親子をパチリ。親子はじっして何枚も撮らせてくれました。(佐藤美月)

satou.jpg

来月のこと〈星野、 新居、 岡田、 森、須賀、山田 〉

hoshino.jpgは内田樹先生の書き下ろし新刊『日本習合論』が発売になります。私が人文書をもっも没頭して読んでいたのは学生の頃なのですが、今回内田先生のゲラを読みながら、あの頃に興奮して味わっていた、圧倒的な教養を元手に手探りで思索を深めていく、その足跡を追うように読書する喜びが、蘇ってきました。今の世の中の状況に対するモヤモヤに対しても、小手先ではない、自力で考えるための視座をもらえる一冊、ぜひお手にっていただけたら思います。(星野友里)

arai.jpg ミシマ社は9が期末です。いうこで14年目もあ1カ。14年間会社をつづけるってすごいこやなぁなんだか改めて感じます。
個人的には、今月会社PCが新しくなったので、はそのバージョンアップした機能を活かし、なんかミシマ社にできるこ増えてる! 思ってもらえるような9にしたい密かに企んでいます。できるこが増えるって楽しいですね。やったるで9! 待ってろ9!(新居未希)

okada.jpg 来913日(日)に、森田真生さんの「ブックトークLive!」が開催されます。今回より「数学ブックトーク」から「ブックトークLive!」名前が変わりました。「数学」だけにどまらない、森田さんの様々な思いや言葉があふれるトークライブです。子育て中の方も、お家にいながら森田さんのトークが聞くこができます。私も日曜の午後、息子おやつを食べながら、流れるようなトークに耳を傾けています。気になっていた方はぜひ、この機会にご参加ください!(岡田千聖)

mori.png 私が内田先生に心の中で勝手に弟子入りしたのは2011年119日、京大で開催された講演会、満員の大教室の最後尾ど真ん中で立ち見した約2時間の"最終講義"、質疑応答で必死で手を挙げて些細な質問をして、返ってきたのは「師を見つけなさい」いう一言。「内田先生についていきます」叫ぼうか思ったけど言えなかったけど心のなかでは叫んでいたあの日からもうすぐ10年、先生の本をこの手で届ける機が巡ってきました。9/19発売『日本習合論』。傑作です。(岡田森)

suga.jpg 来月もMSLive!が盛りだくさんです! 7日(月)の夜7時からは、ミシマ社から出る最初の小説作品となった、『最初の晩餐』を書かれた常盤司郎さんと、ブックディレクターの幅允孝さんと常盤司郎さんの対談 「初めて小説を書くということ」が開催です。小説を書こうと前々から思っていたけど、なかなか書くきっかけがなかった方は、ぜひ自分の最初の小説を考えるきっかえとしていただければと思います。「密成和尚の土曜講話ーーサタデー・ミッセイーー」の第2回が、26日(土)に開催です。昨日の第1回では、密成さんが般若心経を唱えたり、画面越しに一緒に瞑想をしたりと、本当にお寺にいるような時間になりました。9月は毎日瞑想を続けたいと思います。(須賀紘也)

yamada.jpg6、7月にMSLive!で開催した木村俊介さんの連続講座「取材入門」を9月にも開催することとなりました! 6,7月の際には、長年の取材によって培われてきた「確かな言葉」をお聞かせいただき、落ち着かない世相の中、安らぎを感じる時間となっていました。その時とは状況も少し変わった今、どんなお話を聞かせてくださるのか、とても楽しみにしています。(山田真生)


運営メンバー紹介

mishima.jpg三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴11年。

hoshino.jpg星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください(byスガ)。

hasegawa.jpg長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。

arai.jpg新居未希 営業チーム現場監督(京都オフィス)。通称「ミッキー」。ミシマ社の新卒第一号。ドーナツ好き。2018年に出産し、子育てに奮闘しながらいろいろ手探りで仕事中。

ikehata.jpg池畑索季 営業チーム現場監督(自由が丘オフィス)。関東・東北・九州エリア担当。元山岳部その1。苔と土を愛するネイチャーボーイ。

tabuchi.jpg田渕洋二郎 営業チーム・デジタル事業現場監督(京都オフィス)。関西・北海道・四国・山陰エリア担当。社内で一番(いい意味で)軽い男。歌が好きで、急に歌い出す悪癖がある。足が速い。

okada.jpg岡田千聖 自由が丘オフィスで事務まわりを担当。ミシマ社の元祖オカダ(のちに入社した夫・岡田森は通称モリ)。元バレーボール部員で、そのためか熱血な一面があるといううわさも。

nozaki.jpg野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。

mori.png岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。

suga.jpg須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・東北・北陸・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。

satou.jpg佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。

yamada.jpg山田真生 今年4月より入社の新卒(自由が丘オフィス)。営業チーム。関西エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?

*紹介文はスガが書きました。

ミシマガ編集部
(みしまがへんしゅうぶ)

編集部からのお知らせ

2020年度ミシマ社サポーターのご案内

【サポーター期間】2020年4月1日~2021年3月31日

*サポーターさんの募集は毎年その年の1月~3月に行っております。募集期間以降も受け付けておりますが、次年度の更新時期はみなさま来年の4月で統一です。途中入会のサポーターさんには、その年度の特典は、さかのぼって全てお贈りいたします。


サポーターの種類と特典

ミシマ社サポーター【サポーター費:30,000円+税】

毎月ミシマ社から贈り物が届きます。以下の特典を少しずつ分けて、一年間お届けします。

【ミシマ社からの贈り物】

* ミシマ社サポーター新聞(1カ月のミシマ社の活動を、メンバーが手書きで紹介する新聞)
* 紙版ミシマガジン(非売品の雑誌。年2回発行・・・の予定です!)
*『ちゃぶ台』をはじめとした、2020年度のミシマ社新刊4〜5冊(何が届くかはお楽しみに!)
* ミシマ社手帳などのオリジナルグッズ
* サポーターさん限定イベントのご案内
* ミシマ社主催イベントの割引

・・・などを予定しております!(※特典の内容は変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。)

ウルトラサポーター【サポーター費:100,000円+税】 

※ウルトラサポーターは、法人・個人問わず、年間30名様限定です。

【ミシマ社からの贈り物】

上記のミシマ社サポーター特典に加え、

*2020年度刊行のミシマ社と「ちいさいミシマ社」レーベルの新刊すべて
*代表ミシマの新刊『パルプ・ノンフィクションー出版社つぶれるかもしれない日記』(河出書房新社より2020年3月刊行予定)
MSlive!、税込み3000円以下のイベントへ、月1回無料ご招待
*ウルトラサポーターさん交流会(お食事会)
*「ミシマ社をどうするか会議」へのご招待

(※特典の内容は変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。)


お申し込み方法

 サポーター費のお支払いの方法によって、お申し込み方法が変わります。以下よりお選びください。

ミシマ社のウェブショップからクレジット決済をご希望の場合

下の緑色のボタンから直接お手続きをお願いいたします。

クレジット決済はこちら

郵便振替をご希望の場合

下記項目とともにメール、お電話、ファックスのいずれかにてミシマ社京都オフィスまでご連絡ください。後日こちらから払込用紙をお送りいたします。

  1. お名前(フリガナ):
  2. 性別、ご年齢:
  3. ご住所:
  4. 電話番号:
  5. FAX番号:
  6. メールアドレス:
  7. サポーター種類:ミシマ社サポーター or ミシマ社ウルトラサポーター
  8. クレジット名掲載希望の有無:有 or 無
  9. ご希望の場合の掲載名:

※紙版ミシマガジンの奥付ページに、サポーターの方々のクレジットを入れています。掲載ご希望の場合は、

 ・お名前をそのまま記載
 または
 ・掲載用のハンドルネーム

 のいずれかをお知らせください。

E-mail:supporters@mishimasha.com
(件名「2020サポーター申込み」にてお願いいたします)

FAXご送付先:075-746-3439
TEL:075-746-3438

おすすめの記事

編集部が厳選した、今オススメの記事をご紹介!!

  • 斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある

    斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある"声"のはなし」前編

    ミシマガ編集部

    ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞により、ますます世界的注目を集める韓国文学。その味わい方について、第一線の翻訳者である斎藤真理子さんに教えていただくインタビューをお届けします! キーワードは「声=ソリ」。韓国語と声のおもしろいつながりとは? 私たちが誰かの声を「聞こえない」「うるさい」と思うとき何が起きている? 韓国文学をこれから読みはじめる方も、愛読している方も、ぜひどうぞ。

  • 絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」

    絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」

    筒井大介・ミシマガ編集部

    2024年11月18日、イラストレーターの三好愛さんによる初の絵本『ゆめがきました』をミシマ社より刊行しました。編集は、筒井大介さん、装丁は大島依提亜さんに担当いただきました。恒例となりつつある、絵本編集者の筒井さんによる、「本気レビュー」をお届けいたします。

  • 36年の会社員経験から、今、思うこと

    36年の会社員経験から、今、思うこと

    川島蓉子

    本日より、川島蓉子さんによる新連載がスタートします。大きな会社に、会社員として、36年勤めた川島さん。軽やかに面白い仕事を続けて来られたように見えますが、人間関係、女性であること、ノルマ、家庭との両立、などなど、私たちの多くがぶつかる「会社の壁」を、たくさんくぐり抜けて来られたのでした。少しおっちょこちょいな川島先輩から、悩める会社員のみなさんへ、ヒントを綴っていただきます。

  • 「地獄の木」とメガネの妖怪爺

    「地獄の木」とメガネの妖怪爺

    後藤正文

    本日から、後藤正文さんの「凍った脳みそ リターンズ」がスタートします!「コールド・ブレイン・スタジオ」という自身の音楽スタジオづくりを描いたエッセイ『凍った脳みそ』から、6年。後藤さんは今、「共有地」としての新しいスタジオづくりに取り組みはじめました。その模様を、ゴッチのあの文体で綴る、新作連載がここにはじまります。

この記事のバックナンバー

11月30日
第79回 ミシマガ編集部
10月31日
第78回 ミシマガ編集部
09月30日
第77回 ミシマガ編集部
08月31日
第76回 ミシマガ編集部
07月31日
第75回 ミシマガ編集部
06月30日
第74回 ミシマガ編集部
05月31日
第73回 ミシマガ編集部
04月30日
第72回 ミシマガ編集部
03月31日
第71回 ミシマガ編集部
02月29日
第70回 ミシマガ編集部
01月31日
第69回 ミシマガ編集部
12月31日
第68回 ミシマガ編集部
11月30日
第67回 ミシマガ編集部
10月31日
第66回 ミシマガ編集部
09月30日
第65回 ミシマガ編集部
08月31日
第64回 ミシマガ編集部
07月31日
第63回 ミシマガ編集部
06月29日
第62回 ミシマガ編集部
05月31日
第61回 ミシマガ編集部
04月30日
第60回 ミシマガ編集部
03月31日
第59回 ミシマガ編集部
02月28日
第58回 ミシマガ編集部
01月31日
第57回 ミシマガ編集部
12月31日
第56回 ミシマガ編集部
11月30日
第55回 ミシマガ編集部
10月31日
第54回 ミシマガ編集部
09月30日
第53回 ミシマガ編集部
08月31日
第52回 ミシマガ編集部
07月31日
第51回 ミシマガ編集部
06月30日
第50回 ミシマガ編集部
05月31日
第49回 ミシマガ編集部
04月30日
第48回 ミシマガ編集部
03月31日
第47回 ミシマガ編集部
02月28日
第46回 ミシマガ編集部
01月31日
第45回 ミシマガ編集部
12月31日
第44回 ミシマガ編集部
11月30日
第43回 ミシマガ編集部
10月31日
第42回 ミシマガ編集部
09月30日
第41回 ミシマガ編集部
08月31日
第41回 ミシマガ編集部
07月31日
第40回 ミシマガ編集部
06月30日
第39回 ミシマガ編集部
05月31日
第38回 ミシマガ編集部
04月30日
第37回 ミシマガ編集部
03月31日
第36回 ミシマガ編集部
02月28日
第35回 ミシマガ編集部
01月31日
第34回 ミシマガ編集部
12月31日
第33回 ミシマガ編集部
11月30日
第32回 ミシマガ編集部
10月31日
第31回 ミシマガ編集部
09月30日
第30回 ミシマガ編集部
08月30日
第29回 ミシマガ編集部
07月31日
第28回 ミシマガ編集部
06月30日
第27回 ミシマガ編集部
05月31日
第26回 ミシマガ編集部
04月30日
第25回 ミシマガ編集部
03月31日
第24回 ミシマガ編集部
02月29日
第23回 ミシマガ編集部
01月31日
第22回 ミシマガ編集部
12月31日
第21回 ミシマガ編集部
11月30日
第20回 ミシマガ編集部
10月31日
第19回 ミシマガ編集部
09月30日
第18回 ミシマガ編集部
08月31日
第17回 ミシマガ編集部
07月31日
第16回 ミシマガ編集部
06月30日
第15回 ミシマガ編集部
05月31日
第14回 ミシマガ編集部
04月30日
第13回 ミシマガ編集部
03月31日
第12回 ミシマガ編集部
02月28日
第11回 ミシマガ編集部
01月31日
第10回 ミシマガ編集部
12月31日
第9回 ミシマガ編集部
11月30日
第8回 ミシマガ編集部
10月31日
第7回 ミシマガ編集部
09月30日
第6回 ミシマガ編集部
08月31日
第5回 ミシマガ編集部
07月31日
第4回 ミシマガ編集部
06月30日
第3回 ミシマガ編集部
05月31日
第2回 ミシマガ編集部
04月30日
第1回 ミシマガ編集部
ページトップへ