今月と来月

第51回

2022.07.31更新

7月も今日で最終日。明日から8月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。


代表 三島邦弘の今月と来月

mishima.jpgこどもとおとなのサマースクールを開講して3年目(今年は、「こどもとおとなの夏の放課後」と命名)。極上の面白さに触れ、「ああ、学びとはまずは自分自身が自分ごととしてつかみにいくことだなぁ」としみじみ思いました。大人はつい、子どもたちに学んでほしい、と思うあまり、自分が学ぶことを棚に上げがち。私もそういうところが多々あります。ところが、タルマーリーさん土井善晴先生村上慧さん松村圭一郎さん、4先生のお話は、年齢など関係なく、ぐいぐいと惹き込まれていくものでした。大人も知らない「面白い基本」を学ぶことは、それ自体が喜びでありました。同時に、自分が楽しんで学ぶことは、子どもとの共通の遊びにもなる。自分が理解する過程を共有する、ときには、子どもの方から教えてもらう。そうした学びのやりとりは、遊びそのもの! 8月末のフィードバックの時間も楽しみでなりません。
ご参加しそびれた方も全てアーカイブ見れますので、今からでもご参加されることを心からお勧めします。それほどに、素晴らしい講座ばかりでした。主催者である身でいうのは何んですが、実際に購入して参加した立場で申しますと、これで通しチケット1万円は安すぎます!!(三島邦弘)

今月のこと〈星野、 新居、森、須賀、山田、角、西尾

hosino.jpg『ぽんこさんの暮らしのはてな?』『もえる!いきもののりくつ』発刊、ブックマーケット出店、こどもと大人の夏の放課後と、怒涛の1カ月。著者の方が手作りで送ってくださった「ウマくいく」のお馬をお守りに駆け抜けました。(星野友里)

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arai.jpg阪神百貨店梅田本店で開催された催事で、『みゃーこ湯のトタンくん』をフィーチャーしていただきました。番台に立つトタンくんを見られて感激でした。そんなこんなでほぼ今月いっぱいで産休に入ります。出産は2度目でも全然こわ〜い、がんばります。いち読者として、ミシマガを楽しみにしています。(新居未希)

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mori.jpg7月後半はずっと夏祭り状態! 先週末は浅草のBOOK MARKETで本を売り、今週平日は「こどもとおとなの夏の放課後2022」をオンライン開催。そして来週も「ウクライナ」「政教分離」とイベント祭が続きます駆け抜けます。(岡田森)

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suga.jpg ジュンク堂書店藤沢店さんで、『ぽんこさんの暮らしのはてな?』『もえる! いきものたちのりくつ』の刊行を記念した、大型のフェアを開催中です! 題して「おとなもこどもも自由研究入門フェア」。ウルバノヴィチ香苗さんと中田兼介さんに、合わせて読むと楽しめて、そして好奇心や探究心を深められる書籍を選書していただきました。(須賀紘也)

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yamada.jpg 「こどもとおとなの夏の放課後2022」村上慧さんの「家をつくる、その前の『アイデア』の練習」は京都オフィスからお届けしました! ホワイトボートがいっぱいに埋まるほど参加者の方からたくさん「アイデア」をいただき、凝り固まった頭がほどけていくような講座となりました!(本編アーカイブ&フィードバック会参加チケット販売中です!) (山田真生)  

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sumi.jpg 7月の最終週は、夏の連続講座「こどもとおとなの夏の放課後2022」をみんなで駆け抜けました。最高におもしろく刺激的な学びの日々でした~。
写真は、オリジナルTシャツを着て決めるハセガワとスミです。うしろのヤマダは、配信本番直前の追い込みでパソコンに張り付いてがんばっていました。(角智春)

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nishio.jpg出版社がお客さんに手売りするイベント、BOOK MARKET2022に参加しました。お客さんと会話しながら、本を選ぶというのは想像以上に面白く、売り手と買い手の循環にダイレクトに参加する、喜びのようなものを感じました。(西尾晃一)

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来月のこと〈長谷川、 池畑、田渕、 岡田、野崎、 佐藤、大堀

hasegawa.jpg 来月の3日(水)から、京都のレティシア書房さんで、「みゃーこ湯のトタンくんとネコたち展」が始まります。昨年末の刊行以来、各地の本屋さんで開催してきた『みゃーこ湯のトタンくん』原画展ですが、今回は著者のスケラッコさんが日々描いているネコのクロッキーを展示するなど、これまで以上にネコたちに焦点を当てた内容になる予定です。私もはじめて見るものがたくさんで、いまから楽しみ!会場近くには、以前ミシマ社フェアでお世話になった銭湯「玉の湯」もありますので、ぜひあわせて行ってみてください。ちなみに本書の担当編集で、ミシマ社の元気印・みっきーさん(アライ)が、来月から産休に入ります。もし「最近ミシマ社、覇気がないな・・・」と感じたら、それはみっきーさんがお休みしてるからです。(長谷川実央)

ikehata.jpg ただいま下北沢の本屋B&Bさんで、前田エマさん『動物になる日』刊行記念のフェアを開催中です。そしてなんとB&Bさんでは8月6日(土)に前田エマさんと武田砂鉄さんのトークイベント開催も決定! 題して、「人生は、当事者になれないことばかり!?」。前田さんがBTSに次いで会いたい憧れの方という武田さんとの対談。いったいどんなお話になるのか、楽しみです! そしてそしてうれしいことにフェアも好評につき8月11日まで会期延長が決まりました。ぜひお立ち寄りください。(池畑索季)

tabuchi.jpg来月は、小田嶋隆さんの『小田嶋隆さんのコラムの向こう側』と那須耕介先生の『つたなさの方へ』が発刊。2冊とも遺稿集になります。
 両先生とも僕が新人のころにご挨拶した際、あたたかい言葉をかけてくださり、いまでもそのやりとりやお声が鮮明に思い出されます。大切に届けていきたいです。(田渕洋二郎)

okada.jpg8月17日(水)、長野県松本市にある栞日さんで「いしいしんじ 書こうとしない「かく」教室 松本編@栞日」が開催されます! 今回のイベントは「こども編」(14:00〜14:45)と「おとな編」(19:00〜20:30)の2つに分かれています。先日のBOOK MARKETのお客さんの中に「松本の栞日さんは素敵すぎて浸れる」というお話をしてくださった方もいました。思わず「わかります!!」と前のめりに同意していました。ぜひこの機会に松本に、そして栞日さんの素敵空間に足を運んでみませんか?(岡田千聖)

nozaki.jpgいま、いしいしんじさんと、ある「教科書」をつくっています。まだこれから形になっていく、という段階ですが、完成を想像するだけではやくお見せしたい、という気持ちが膨れ上がり、踏み入れたことのないところにすーっと入っていく入口のような、これまで見たこともない教科書が出来上がる予感がしています(予感というか、いま実際に作りながら、こんなの見たことない!と何度も思っています)。8/17(水)松本にて、お披露目です。リアルとオンラインのハイブリッド開催による、いしいさんの特別教室。ぜひお越しください。(野崎敬乃)

satou.jpg来週火曜のMSLive!では内田樹さんと釈徹宗さんによる「今こそ、政教分離を考える」を緊急開催します。今月に起きた衝撃的な事件やニュースの連続で、私も心のざわざわが治まらない人のひとりです。「マロン彦の小冒険」でマロン彦も言っていますが、身近な人と世の中のことについてあれこれ話したり他者の視点を借りて見つめ直すことで、気持ちが楽になることも大いにあると思います。いろいろなニュースに疲れてしまった人にこそ、今回の内田先生と釈先生のお話を聞いて世の中への不安な気持ちに栄養をおくっていただきたいです。(佐藤美月)

ohbori.jpg記憶に残る怒涛の一カ月だった気がしますが、どうやって生活してたのか記憶がないようなひと月でもありました。8月はずっと探している素敵な風鈴に出会って涼を感じながら、美味しいそうめんをちゅるちゅると、あわよくば京都オフィスで流しそうめんをしたいです。良い夏にします!(大堀星莉)


運営メンバー紹介(カッコ内は似顔絵を描いた人)

mishima.jpg三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴12年。(絵:ヤマダ)

hosino.jpg星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください(絵:モリ)。

hasegawa.jpg長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。(絵:アライ)

arai.jpg新居未希 デジタル事業現場監督(京都オフィス)。通称「ミッキー」。ミシマ社の新卒第一号。ドーナツ好き。2018年に出産し、子育てに奮闘しながらいろいろ手探りで仕事中。(絵:ノザキ)

ikehata.jpg池畑索季 営業チーム現場監督(自由が丘オフィス)。関東・東北・九州エリア担当。元山岳部その1。苔と土を愛するネイチャーボーイ。(絵:ホシノ)

tabuchi.jpg田渕洋二郎 営業チーム現場監督(京都オフィス)。関西・北海道・沖縄・岡山エリア担当。社内で一番(いい意味で)軽い男。歌が好きで、急に歌い出す悪癖がある。足が速い。(絵:スミ)

okada.jpg岡田千聖 自由が丘オフィスで事務まわりを担当。ミシマ社の元祖オカダ(のちに入社した夫・岡田森は通称モリ)。元バレーボール部員で、そのためか熱血な一面があるといううわさも。(絵:イケハタ)

nozaki.jpg野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。(絵:ミシマ)

mori.jpg岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・東海・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。(絵:サトウ)

suga.jpg須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。(絵:オカダ)

satou.jpg佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。(絵:スガ)

yamada.jpg山田真生 営業チーム(京都オフィス)。2020年入社の新卒。関西・愛知・山陰・北陸エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?(絵:タブチ)

sumi.jpg角智春 編集チーム(京都オフィス)。『すみちゃんのメヒコ日記』著者。元山岳部その3。実家のビーグル犬と歌(歌謡曲など)を愛する。好きなドライフルーツはいちじく。(絵:ハセガワ)

nishio.jpg西尾晃一 今年4月より入社の新卒メンバー。同時に発足した新チーム「新人チーム」に所属(自由が丘オフィス)。元サッカー部で、往年のセンターバック魂を発揮して日々いろいろと体当たり中。目標はコーヒーを好む大人になること。(絵:オオボリ)

ohbori.jpg大堀星莉 今年4月より入社の新卒メンバーで、「新人チーム」所属。「人間以外の動物が苦手」という衝撃の発言があったが、カメがいる京都オフィス配属になり成長に期待。大学までダンス部で活動していたヒップホップダンサー。タコライスが好き。(絵:ニシオ)

*紹介文はスガが書きました。

ミシマガ編集部
(みしまがへんしゅうぶ)

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