第116回
『ええかげん論』、いよいよ明日発売です!!
2022.10.14更新
こんにちは。ミシマガ編集部です。
土井善晴さんと中島岳志さんの『ええかげん論』が、いよいよ明日10月15日に、リアル書店先行発売となります!(一般発売日は10/21)
本日のミシマガでは、本書誕生の背景や、特典情報、読みどころをたっぷりご紹介します!
大人気対談はどう生まれた?
料理研究家の土井先生と、政治学者の中島先生。それぞれ「家庭料理」と「学問」の世界で活躍される異色のお二人が出会ったのは、コロナ禍がはじまった直後の2020年春でした。
コロナの影響で、地球や社会の急激な変化について考えざるをえなくなった時期、私たちは、「家で料理を作って食べる」という営みにもこれまで以上に向き合うことになりました。そんななかでお二人が行ったオンライン対談は大反響を呼び、『料理と利他』という本が誕生しました。
料理は、自分ひとりで完結するものでも、ただ「おいしいものを食べる」行為だけで終わるものでもない。「自然-作る人-食べる人」という「関係」を結ぶものが料理であり、そこにはおのずと「利他」がはたらきます。
家庭料理、民藝、地球環境、直観、微生物、旬、ケとハレ、器、親鸞や空海・・・など、縦横無尽に広がっていく対話を、ライブ感そのままに紙上再現したのがこの本です。
そして! このたび誕生した『ええかげん論』は、そんな『料理と利他』の「深化版」といえる一冊です。
私を救うキーワードは、「ええかげん」!
本書は、2022年2月~6月のあいだに行われた3回の対談をもとにしています。
今回、両先生が語り合ったのは、「ええかげん」について。
コロナ、政治、気候問題といった不安。それだけではなく、家族、仕事とお金、人と人の関係、日々の食事・・・など、生活は正解のない事柄であふれています。
そのなかで、私とあなたを救ういい塩梅・バランスってなんだろう? ヒントを日常のなかに探っていきます。
土井先生、中島先生から、発刊によせて、メッセージをいただきました!
【土井先生より】
【中島先生より】
刊行記念イベントを開催します!
本書の刊行を記念して、12月2日(金)19時から、土井先生と中島先生のオンラインイベントを開催します!
その名も・・・「ええかげんクッキングー」。
料理をしながらゆっくりと、暮らしや、これからの時代や、地球のことまでを考える。新しいスタイルの対話型お料理教室?! 料理の実演を通じて、生きるうえで「グ~」な「ええかげん」を探ります!
そして、『ええかげん論』初版のご購入者は、本イベントへご招待します!!
『ええかげん論』初版の帯についているQRコードから、無料招待チケットにお申し込みください(初版限定の特典となっております)。
▼チケット単独のご購入はこちらから
サイン本も販売します!
下記店舗にて、両先生のサイン入りの本をお買い求めいただけます。
(※サイン本には限りがございます。また、店頭には15日から並び、お取り置き、代引き発送はございませんので、ご了承くださいませ。)
【北海道】紀伊國屋書店 札幌本店
【宮城】くまざわ書店 エスパル仙台店
【東京】紀伊國屋書店 新宿本店
【東京】ジュンク堂書店 池袋本店
【千葉】丸善 津田沼店
【愛知】三省堂書店 名古屋本店
【京都】丸善 京都本店
【大阪】紀伊國屋書店 梅田本店
【広島】広島 蔦屋書店
【福岡】丸善 博多店
ミシマ社メンバーイチオシの「ええフレーズ」をご紹介!
最後に、ミシマ社メンバー3人が、個人的に大好きな本書の読みどころをご紹介します!
*営業チーム・タブチ
なんか今日は出だしから、ええ感じに、大阪の言葉が出てきます。なんでやろ。ここは素直になって書かなあかんと思てるからかもしれません。(p2より、土井先生の言葉)
本書の第一の読みどころは、土井先生による「はじめに」です。まるでオーディオブックのように、土井先生の声が目の前に立ち上がってきます。一筆書きのように流れる、読むだけで元気になる「はじめに」を、ぜひお楽しみください!
*編集チーム・スミ
(インドで出会った)ドライバーの彼がしゃべれる日本語は「こんにちは」とかじゃなくて、「シンジロ(信じろ)ミー」だけなんです。絶対、信じられへんのですけど。何かあると、「シンジロミー」。でも彼といるのが私は、すごく楽しかったんですよ。(P69より、土井先生の言葉)
本書には両先生の対談に加えて、土井先生のインド一人旅を綴ったコラムも収録されています!
土井先生×インド・・・?
予想外の組合せですが、衝撃の面白さ。人間味あふれる現地の空気感が心を揉みほぐしてくれます。「ええかげん」の核心は、インドにもあり。かもしれません。
*営業チーム・モリ
さっき、土井先生がフキノトウ、まさに大地や太陽からの恵み、そして季節の恵みですよね、それを揚げて器に盛られたときに、その器と我々が一体のものとなって、何かを受け取っているという感じがしたんですよね。(p29より、中島先生の言葉)
本書には土井先生の「お料理パート」が盛りだくさん。それを受けての中島先生のコメントも必読です。土井先生のお料理に宿る「自然」や「♡」、そして「利他」を解き明かす論の流れにワクワクします!
『ええかげん論』は、明日発売です。どうぞお楽しみに!!