第158回
『スポーツ3.0』 ついに発刊します!
2023.09.08更新
こんにちは。出版チームのスミです。
いよいよ明日、平尾剛さんの『スポーツ3.0』がリアル書店先行発売を迎えます!
そして、本日19時から、発刊直前のオンライントークイベントを開催いたします!!
甲子園で盛り上がった夏が去り、バスケW杯では日本代表が大躍進、明後日からはラグビーW杯がはじまります。また、もうすぐ秋の運動会という学生さんも多いでしょう。スポーツの話題は、私たちの身の回りにあふれています。
でも、私たちがスポーツを考えたり、語ったりするときの「ことば」は、今のままで大丈夫でしょうか?
プレーするときも、応援するときも、「勝利」を求め過ぎしまう。部活動の指導が暴言であふれている。わが子の試合を観る保護者が、熱くなりすぎてしまう。学校の体育で、クラスメイトの目にさらされるのが恥ずかしくてたまらない。コロナ下でオリンピックが強行されてしまった。こんなに暑いのに、甲子園をやっていて大丈夫? ・・・などなど、スポーツについて、なにかモヤモヤした思いや経験があり、心から楽しむことができない! という方は少なくないと思います。
健やかで楽しいはずのスポーツが、なにかおかしい。
平尾さんは、元トップアスリートであり研究者であるという立場から警鐘を鳴らし、ことばを鍛え、発信しつづけてきました。
『スポーツ3.0』は、「する」「観る」「教える」「語る」「考える」、すべてにおいて、そんな私たちの感覚をアップデートする一冊です。
「3.0」ってなに?
平尾さんは、これからのスポーツには「3.0=根性と科学の融合」が必要といいます。
本日のイベントでは、その「3.0とはなにか?」についてたっぷり語ります。
平尾さんからメッセージが届きました!
<平尾剛さんメッセージ>
9月8日(金)19時から、イベント「スポーツの『3.0』な楽しみ方 〜仕事も社会もスポーツも『3.0』の思考で!〜」を開催します。
では、「3.0」とはなにか? というと、「あいだを考える」、あるいは「程度を考える」ということかなと思っています。
スポーツにおいては、「根性と科学の融合」。両方大事だけども、そのあいだや程度を考えること。
これは仕事や社会においても言えることで、たとえば、社会では、「理想と現実のあいだ」をしっかり考える。仕事では、「厳しさと心地よさのあいだ」を考える、みたいなことが大事なのではないでしょうか。
マニュアル化してしまったひとつのやり方で押し通すというよりも、そんなふうに「あいだ」を考えるという習慣が、今、なかなか持ちにくくなっているんじゃないか。そんなことについても、イベントではお話しします。
そして、9月9日から開幕するラグビーワールドカップについてもお話しします。
「日本代表が勝てるか?」とか「メンバーはどんな人?」といったことは、すでにたくさん取り上げられていますので、それとはちょっと別の話をしたいんです。
ラグビーワールドカップ自体の観方、楽しみ方をお伝えできればと思います。
たとえば、観客席は、じつは敵味方が分かれていない。それに、プレーヤーは試合が終わったら、けっこうみんな仲良く握手したり、ハグしたり、ジャージ交換したりしています。それが「ノーサイド」なんですね。レフリーに対する敬意っていうものも、まだまだ保たれている。くわしくは当日お話ししますね。
そういうところも見てみると、勝敗以外のところで、ラグビーそのものを楽しめると思います。
みなさまのご参加をお待ちしています!